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安全対策ヨシッ!美しいフォームヨシッ!スキンダイビングをするときに意識すること

今ではシーズンになれば海へ訪れスキンダイビングを楽しむ筆者ですが、数年前まで海が怖くて海に入るなんてとても考えられなかったです。

しかし、旅行先で浮き輪やフローティングベスト付きでシュノーケリングを体験することになり、同行者がびっくりするぐらい安全対策を施した装備でシュノーケリングをしました。浮き輪があるので安心して楽しめたのを皮切りに、防水カメラを買い水中の写真を撮影するようになり、もっと綺麗な写真を撮影したくてスキンダイビングを始めたのがきっかけで現在に至ります。

海が怖かったのは、子供の頃に溺れたからです。海水浴をしていて急に深くなりパニックになったのが、溺れた原因です。今でも海は怖い存在として、どんなに楽しくても無理はしないようにしています。

今回は、スキンダイビングをするときに意識して欲しいこと大事なルールをご紹介します。

海は美しいですが恐ろしくもあるということも知りましょう

海難事故

スキンダイビングは、 足の届く場所でのマリンスポーツではありません 。深さが 10M以上 ある場所でもスキンダイビングをします。シュノーケリングのように 浮力のあるベストを着用しません し、スキューバダイビングのように酸素を補給する器具もありません。

沖に流されるようなトラブルがあった場合は、バディが助けを呼びに行き自分で対処します。海では、様々な トラブルが起こると予測した行動 が必要になります。トラブルの対処方法や予防策を立てて、安全にスキンダイビングを楽しみましょう。

多くの海難事故は、 知識不足 体調不良 などで起こります。海に関する知識を学び自分の体調管理などをしっかりして、バディと一緒にスキンダイビングを楽しめばトラブルを予防できます。また、スキンダイビングのツアーなどはインストラクターが同行しますので、1人で参加しても安心して楽しめるでしょう。

自然を相手に楽しむマリンスポーツなので、 海難事故に遭わないような行動 を心がけてください。

危険な生物

海には、たくさんの生き物がいるのでそれを観察するのが楽しみという人も多いでしょう。眺めるだけなら心配はあまりないのですが、無邪気についてくる熱帯魚や海の生き物に触れたくなる人もいます。

しかし、海の生き物の中には、 毒を持った生き物 鋭い歯を持つ生き物 も多く生息しています。ほんの一例ですが、ゴンズイ・オニダルマオコゼ・クラゲ・ガンガゼ・ウツボ・アカエイ・ヒョウモンダコ・オニヒトデ・ウミヘビなどは見つけても近づかないように気をつけましょう。

また、危険な生物と聞いてすぐに浮かぶのがサメでしょう。日本各地に生息している危険な サメ は、ホオジロザメ・イタチザメ・オオメジロザメです。ハンマーヘッドシャークなども生息していますが、近づいたり刺激しなければ心配ないと言われています。サメを避けるためには、 流血したまま海に入らない・キラキラしたアクセサリーを身に着けない・サメの出没情報を調べる・サメを見つけたら慌てず海から出る・サメに近づかない のが基本です。サメに襲われたら、 鼻を攻撃 したり電池があれば撃退できるなどと言われていたりしますが、対処しないように避けるのが 一番安全な対策 です。

海に行く前に、必ずサメの出現情報をチェックして行きましょう。

環境を守るためにできること

海にゴミを捨てない

ビーチや堤防などに、ゴミが大量に落ちているのを見かけた人も多いのではないでしょうか?海の外だけでなく、海面や水中にもゴミが落ちているのを見かけるときがあります。BBQや海水浴などでゴミを捨てていく人や釣りの絡まった糸をそのまま放置していく人もいて、ボランティアの人がいくら清掃してもキリがありません。

落ちている誰かが捨てたゴミを拾ってくださいとまでは言いませんが、自分の出したゴミは必ず 所定の場所に捨てる 持って帰る ようにしましょう。

ゴミを食べてしまい死んでしまう生き物がたくさんいますし、 いつまでも綺麗な海で泳ぐため にもゴミを出さないように少しづつ心がけてみましょう。

むやみに海の生き物に触れない

これは、 自分の身を守るため にも必要なルールです。ウミガメやマンタなどと一緒に泳げるツアーなどがありますが、近づきすぎないような距離を保って泳ぎます。

至近距離で観察しようと、 追いかけるのも厳禁 です。

また、サンゴ礁は少し触れただけで死んでしまうデリケートな生き物です。ロングフィンは長さがあるので、サンゴ礁で潜る場合は フィンとサンゴが触れないよう に注意が必要です。

生態系を守って海の生き物を保護しながら、スキンダイビングを楽しみましょう。私たちが美しい海の世界を堪能できるのは、そういったルールがあるからです。この景色を後世に残すために、 忘れてはいけないルール です。

サザエやアワビなどを密漁しない

県によって対象が変わりますが、基本的に 定着性のある水産物 は勝手に獲ると 密漁 になります。

アワビ・サザエ・イセエビ・ハマグリ・海藻などが対象になっている場合が多く、密漁は 犯罪 として 告訴 されます。ビーチや堤防に看板が立っていますので、どんな水産物が対象かあらかじめ確認しましょう。そういった場所には、 監視員 がいて見張っています。監視員自体が声かけすることはあまりなく、すぐに 警察 が来ます。家族のために少しだけという言い訳は、通用しないでしょう。罰金も年々増えていますので、密漁は止めましょう。せっかくマリンスポーツを楽しんでいたのに、そのようなトラブルがあると台無しなのでサザエやアワビなどは、自分でお金を出して食べましょう。

一人ではスキンダイビングをしない

バディーについて

バディ・システムは、 2人1組になってお互いを見守りながらスキンダイビング をするルールです。

バディから決して離れず、 自分勝手な行動 は控えましょう。バディと自分の命を守るルールなので、 信頼できる人と一緒 にスキンダイビングを楽しんでください。

また、救助の方法やトラブルが起きた場合の 予測行動を話し合う のも大事です。バディがブラックアウトした場合やこむら返りになったときの対処法を話し合っておくと、落ち着いて対処できるでしょう。お互いを信頼して楽しむのが、スキンダイビングです。

また、ツアーに参加した場合はインストラクターの話をよく聞いてスキンダイビングを楽しみましょう。インストラクターは、救助訓練などを受けていますのでトラブルの対処方法を学んでいます。

できるだけ インストラクターの目が届く場所 で、スキンダイビングを楽しんでください。

過信は禁物

ソロキャンプやおひとり様旅行が人気ですが、どんなにスキンダイビングが上達しても1人で泳ぎに行くのはやめましょう。慣れてくると1人でも大丈夫と思いがちですが、 過信は禁物 です。

また、体調のコンディションによっていつもより潜れない日もあります。そういった場合も無理せず、自分の楽しめる範囲でスキンダイビングを楽しみましょう。フリーダイビング競技のように息止めなどを競い合うスポーツではありませんので、 自分とバディのペースを合わせて 、海の光景を眺めたり泳ぎを楽しんだりしてください。

穏やかな気持ちで、ゆったりとスキンダイビングすることが大事です。

美しいフォームを心がける

スキンダイビングの基本の動作

ルールや禁止事項をたくさんご紹介しましたが、スキンダイビングを楽しむために 必要な技術 の話をします。

スキンダイビングの基本動作は、潜るときに ジャックナイフ ・水圧がかかってきたら 耳抜き ・泳ぐときは ドルフィンスイム です。これは、動画サイトなどで綺麗なフォームの人の お手本を何度も見てイメージ するのが上手くなるコツです。バディの泳ぎを見るのも自分のためになりますので、プールや海で練習しましょう。プールと海の浮力は違いますので、プールで簡単に潜れるようになっても海では潜れないこともあります。ウエイトをつける場合も浮力の違いを想定して、ウエイトの重さを決めましょう。

呼吸を整える訓練

スキンダイビングで重要なのは、基本動作と 呼吸 です。

水中で泳ぎながらどれだけ息が続くのかというのも大事ですが、呼吸よりも 力まずに潜って泳ぐ のが呼吸を整えるのに大事な要素です。ジャックナイフをして泳ぐときに、無駄な力を使うと体内の酸素が早くなくなります。 少ない酸素 でたくさん泳げるのが、理想です。呼吸を整えるには、 フォームの調整 ヨガ が役立ちます。

美しいフォームは、力まなくても遠くまで泳げるのが特徴です。

フリーダイビングの選手もよくヨガをして、精神統一をして呼吸を整えています。 水中でヨガ をする選手もいますが、達人の域なのでおすすめはしません。

動画を撮影してみる

美しいフォームを心がけるために、 自分のフォームを客観的 に見てみましょう。防水のウェアラブルカメラで、バディに自分の泳ぎを撮影してもらいましょう。ジャックナイフだけの撮影やドルフィンスイムだけの撮影をして、お互いのフォームについて評価します。自分では綺麗なフォームのつもりでも、動画で見ると全然できてなかったりします。しかし、悪いところが分かれば 意識して直せます ので自分のフォームを知ることは大事です。

初期の頃と比べたりすると上達具合が分かるので、おすすめの練習方法です。

美しいフォームで泳ぐのは、自分の身を守るためにも必要です。フォームが綺麗だと呼吸が整い、トラブルが起きたときに慌てずに対処できるようになるでしょう。フォームの美しさも守るべきルールと同じくらい、スキンダイビングにとって大事な要素と言えます。

スキンダイビングを楽しむために以上のことを意識しましょう

スキンダイビングを楽しむために大事なのは、 不安要素を取り除く ことです。

溺れたことがある人は分かると思いますが、パニックになると焦って普段できることもできなくなります。まずは、 落ち着いて対処 できるように 知識をつける とよいでしょう。海の知識があれば、危険を回避したりパニックを抑えられたりします。

それから美しいフォームを意識して、どんなときもその泳ぎを実践できるように練習するとよいでしょう。そうすることで、スキンダイビングの安全性も向上し気持ちよく泳げるようにもなります。

スキンダイビングを楽しむために、ぜひ実践してみてください。

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