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【第一弾】四国遍路シリーズ徳島編・雰囲気だけ味わえるカンタン巡礼おすすめセレクト

お遍路で有名な「四国巡礼」は4県で88ヶ所あります。昨年亡くなった瀬戸内寂聴さんやRCサクセションの忌野清志郎さんなど有名人も熱心に取り組んだ巡礼ですが、本格的に取り組むには日数がかかることもしばしば。

この記事では、独自にセレクトしたおすすめスポットを紹介していきます。

早速遍路スタート!阿波の国から

1番札所~霊山寺~

四国のお遍路は 阿波踊りで有名 な阿波の国、徳島からはじまります。そのスタートが鳴門市にある霊山寺。巡礼者はここで白衣や菅笠、金剛杖などのアイテムを揃えることが多いのですが、なくてもお遍路はできます。数珠だけは持っていたいですがその他は強いて言うと、『仏前勤行次第』という、般若心経が含まれた薄い経本が売られていますので、あると良いです。

納経・御朱印などは各寺院で受付になりますが、したい方はここで納札や朱印帳、納経帳などを調達しましょう。

参拝方法はフルコースなら鐘楼で鐘を打ちまず本堂で献灯、献香をし、納札を納め、お賽銭を納め、礼拝し、お経(真言、各読経、写経等で)を奉納、これを大師堂でも繰り返すため、 30分以上 かかります。そこまで時間がかけられない場合は お経の一部を省略 するなど調整します。

この霊山寺の本堂の屋根は瓦のように見えますがチタンと言う金属で、本瓦葺きの形になっています。

霊山寺

  • 住所:徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
  • 電話:088-689-1111
  • 駐車場:普通100台他

23番札所~薬王寺~

海部郡日和佐町にある薬王寺。阿波の国徳島では最後の札所で、いちばん南です。海に近い山の中腹にあり、 厄除けの寺 として信仰を集め、厄年の数だけ石段をのぼる坂之上の塔からは、日和佐の美しい町並みと港の光景が見下ろせます。

日和佐の海岸は うみがめの産卵所 になっているのが有名です。毎年5月~8月にかけてアカウミガメが上陸して産卵するとのこと。 うみがめ博物館 もあって、実際に泳ぐカメを見ながら、カメの進化の過程などの展示も見ることができます。

すぐ近くにある道の駅にも寄ってください。駐車場が広く、足湯もあり、地元の野菜がたくさん売られています。

薬王寺

  • 住所:徳島県海部郡美波町奥河内寺前285-1

日和佐うみがめ博物館カレッタ

  • 住所:徳島県海部郡美波町日和佐浦370-4

道の駅日和佐

  • 住所:徳島県海部郡美波町奥河内字寺前493-6
  • 電話:0884-77-2121

周辺に広がるおすすめ寄り道スポット

川島橋

吉野川にかかる、いわゆる沈下橋です。半世紀以上前に出来た、全長285メートルの潜水橋。欄干もなにもなく、洪水に備え橋桁もありません。10番札所切幡寺と11番札所藤井寺の間にあり、白衣に杖を付いた お遍路巡礼者が歩く姿 を見かけます。徳島にはこのような沈下橋がいくつかあります。

川島潜水橋

  • 住所:徳島県吉野川市川島町川島

高知への海岸道

23番札所の薬王寺から、次の土佐の国高知県、24番札所最御崎寺まではおよそ 80キロの道のり 。電車では、その中間あたりの県境までしかつながっていません。車の場合、徳島の牟岐のあたりから先は ずっと海岸線沿い を走ることになります。 左に海、右に山々 という絶景が続きます。

JR牟岐線

ピックアップお遍路

阿波の国徳島での札所のなかには、きつい坂道や飛び地、ロープウェイ必須などいわゆる難ルートもあります。ぜひ寄ってみたいところはいくつでもありますが、今回 難ルートは避けて 紹介しました。

参拝方法についても、どこまでやらないといけないといった明確な「決まりごと」はありませんので、ようするに 心がけ次第 といったところです。個人的には各 ご本尊様の真言と大師堂での称名 『南無大師遍照金剛』、そして本堂か大師堂どちらかで読経の 『般若心経』の1度全文 読み上げ、くらいでいいのでは、と考えます。その場合1カ寺約10分~15分ほどです。

やってみよっか?

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