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【フランス】まるで夢の中のよう!パリでムーラン・ルージュの魅力4つ

ムーラン・ルージュはパリ北部にある世界的に有名なキャバレーです。

故エリザベス女王、など各国の国賓、多くのセレブやスターたちも華麗なショーを楽しんだムーラン・ルージュ。2001年の映画『ムーラン・ルージュ』でその知名度は不動のものになりました。そんな世界的有名なキャバレー。今回は、魅惑のムーラン・ルージュをご紹介します。

ムーラン・ルージュの魅力

ムーラン・ルージュは 創業130年以上の老舗キャバレー です。ムーランは「風車」、ルージュは「赤い」でその名の通り、屋根の上には大きな赤い風車がついています。パリの北部の繁華街エリアにあり独特の存在感、オーラを放っています。そんな、100年以上も前にできた老舗キャバレー、ムーランルージュがなぜ今なお人々を魅了し続けるのか、その魅力に迫ってみましょう。

ゴージャスな館内

館内に入ると、「ルージュ」とその名の通り、 真っ赤な世界 。壁も照明も何もかも真っ赤なのです。真っ赤な世界に入ることは日常ではそんなにないことなので、この時点でもう、まるで夢の中にいるような気分になります。

そして、タキシード姿の正装のスタッフが案内してくれてテーブルに着きます。その流れがまた特別感を増してくれます。この雰囲気は、日本ではなかなか味わえません。なんという非日常、「映画の中にいるみたいな」とはまさにこのことです。もちろんドレスコードもあって、ビーチサンダルやショートパンツ、デニムなどカジュアルな服装では入ることができません。皆ドレスやジャケットを着ておしゃれをしているのでそれもまた会場の雰囲気を盛り上げています。本当に海外セレブの世界に迷い込んだかのような気分になりますよ。

開演前は音楽に合わせて皆で踊ることができます。海外だし、知っている人もいないので雰囲気に酔いしれて思いっきりはじけてしまいましょう。

ゴージャス!華麗!大興奮のショー!

そして始まるのはなんといっても豪華で華麗なショー! タイムスリップしたかのような衣装 や、踊り子さん達が並んで踊る名物の「 フレンチカンカン 」は一見の価値ありです。ダンサーはそれぞれ鍛え上げられた、技術の高い方ばかり。ムーラン・ルージュで踊るのが夢だった、という方も多く、舞台上にいる踊り子さん達はどの方も輝いています。そのパワーにこちらまで元気が出てこずにはいられません。踊り子さんは、男女ともにいらっしゃいます。

踊り子さんはもちろんのこと、セットや舞台の装飾品も素晴らしいです。その昔、まだ今ほどエンターテインメントがなかった時代にも先進的な演出、セット、音楽に観客は熱狂していたようですが、その様子は今も変わりません。ここまで壮大なセット、ゴージャスな装飾品に豪華な衣装のステージを近くで見れる機会はそう多くはありません。

流れる曲も名曲が多く、また時代もしっかりと反映させた演出、演目にはさすが、という感じです。この曲使ってくれるんだ!と嬉しくなるような選曲も。演者にとっても特別なステージで、あのエディット・ピアフやエルビス・プレスリー、フランク・シナトラも出演したのだとか。ショーは2時間構成。全く退屈せず、あっという間の2時間です。

日常にはない極上の「特別」な時間

筆者は夜に一人で行ったのですが、周囲は年上の、ご夫婦や仲間同士で来ている人が多かったです。日本人の観光客もツアーなどで来ていました。大人なショーで、ドレスコードもありということで、ちょっと 粋な大人のお楽しみ感 があり、それがたまらなく楽しいのです。筆者は一人でしたが、隣の席と距離感がかなり近いので、イギリスから来ていたご夫婦と話したり、アメリカ人のカップルと仲良くなったり、日本人のご夫婦が困っていたのでお手伝いをしたりして、そういった、大人同士の交流もとても楽しかったです。

そういえば、スタッフが色々話しかけてくれて、周りの日本人のご夫婦や他のお客さんも交えて皆で楽しくおしゃべりしていたら、「この後飲みに行かない?それか、明日の午前中一緒に観光しよう!」と提案され、丁重にお断りしましたが、それもまた楽しい体験の一つでした。昔は社交場としても利用されていたそうですが、それは今も同じだなと感じました。旅先での地元の人との交流は楽しいですよね。

食事もできる

ショーはもちろん、食事もできるのがムーラン・ルージュのいいところ。チケットは数種類ありますが、筆者は ディナーショー でコース料理付きのものを選びました。シャンパンのみがつくドリンクショーチケットもあります。安くはないですが、特別な時間のことを思えば全く高くはありません。せっかく来たのなら、是非しっかりと楽しんでほしいなと思います。

楽しむための注意点も

楽しい夢のようなムーラン・ルージュ。しかし注意点もいくつかあります。せっかくの楽しい思い出が、残念なことにならないように、事前に調べて抑えるポイントを確認しておきましょう。

帰り道にご注意!

遅い時間のディナーショーだと、帰りはもう深夜です。ムーランルージュの周辺は治安はあまりよくありません。パリは、観光地は特にスリも多いので、 一人行動は避けましょう 。日本人は気が弱く穏やか、そしてお金を持っていると見られがちなので気を付けるに越したことはありません。筆者は個人ツアーで送迎プランを申し込んでいたので、帰りもホテルまで車で送ってもらい安心でした。

余談ですが、筆者はセーヌ川沿いを一人で歩いていて、あまりに警戒していたので自分で奥底に入れすぎた財布を盗られたと勘違いし、大騒ぎをしたことがあります。全く迷惑な話です。その時たくさんのパリジャン、パリジェンヌが助けてくれました。勘違いなのに…。スリも多くて気を付けなければなりませんが、その反面、パリの人々はとても優しい人が多い印象を持っています。

ショーの撮影はNG

大興奮のショー、思わず撮影して人に見せたくなりますが ショーの最中の撮影は禁止 されています。ショー中は現実を忘れて、スマホや記録も忘れて、どっぷり幻想的な世界に浸りましょう。肉眼で見て、その空気を感じて、五感で楽しめる、せっかくの生で楽しめる機会を記録に使うのはもったいないです。

チケットは事前購入を

現地での当日券も、インターネットで購入もできますが、当日券はフランス語での対応になり、またせっかくそのつもりにしていたのに売り切れ、なんてことになるとショックです。事前に インターネットで購入 しておけば安心です。日本公式サイトで簡単に予約ができます。チケット料金は数種類ありますが、オードブル・メイン・デザートとシャンパンのディナーショーのチケットがおすすめです。

ドレスコードあり

ムーランルージュはドレスコードがあり、服装によっては入館NGになってしまいます。筆者はせっかくなので、ここぞとばかりに日本では着ないようなドレスを着てばっちり決めていきました。しかし周囲のお客さんはそこまでばっちりでもなく、女性は ワンピースやスカート 、男性は ジャケット、ネクタイ、スーツ を着用していれば大丈夫な雰囲気です。ハーフパンツやデニム、スニーカー、Tシャツ、リュックなどカジュアルすぎる格好はNGです。

忘れられないパリの思い出に

花の都パリ、買い物や街歩きを楽しんだら、もう一つ極上の思い出として華麗なショーを見てみてはいかがですか?幻想的で特別な空間での時間が忘れられない思い出になること間違いなしです。

出典・参考

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