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海外旅行へ行こう!おすすめの日系LCC4選と特徴&注意点を徹底解説

2012年、Peachが日本初のLCCとして就航してから、様々なLCCが後に続いています。国内の会社はもちろん、外資系の航空会社も多くあります。高いイメージだった飛行機の旅を、ぐっと身近にしてくれたLCC。日本国内の移動はもちろん、海外への移動もとても気軽にできるようになりました。

そんなLCCですが、就航地や特色はその会社によっても様々です。今回は元CAの筆者が、日本のLCCの会社の特色と海外の就航地にフォーカスしてご紹介します。

LCC利用時の注意点についても記載しているので、ぜひお得な旅の参考にしてみてください。

日本語も通じて安心!国内系LCC航空会社4社

海外旅行に慣れていなくても、英語に自信がなくても、言葉の心配なく利用できる日本のLCC。機内のCAさんにおすすめの観光地やレストランなどを聞いてみるのもいいですね。知る人ぞ知る穴場スポットやローカル情報をゲットできるかもしれません。

Peach Aviation

いわずと知れた日本を代表するLCC、Peach。ピンクの機体がとても可愛いです。国際線は ソウル、上海、香港、台北、高雄、バンコク に就航しています。有料の 機内食やドリンクのメニューも種類豊富 で、選ぶのがとても楽しいです。大阪ーバンコク路線では有名店とコラボした軽食メニューも。

筆者がおすすめしたいのは オリジナルグッズ です。コーポレートカラーが効いたピーチグッズはどれも本当に可愛らしく、筆者も思わずキーリングやノートなどのグッズを大人買いしてしまった経験があります。セールや割引も頻繁に行われているので、見逃さないようチェックしてみてください。

Jetstar Japan

オーストラリアのLCC、Jetstarの日本法人で 中国、台湾、フィリピン に就航しています。Peachと並んで日本を代表するLCCで、国内線も就航地が多く大人気。Peachの可愛らしい雰囲気とは違い、少し大人っぽい雰囲気もまたいいですね。

機内の食事は、軽食や飲み物であれば機内で追加購入可能ですが、 メインの機内食は事前予約が必要 です。また、軽食やドリンクに関しても事前に運賃を購入する際、オプションでバウチャーを追加しておけば機内で買うよりも少しお得になります。このあたりも確認して、よりお得に機内での時間を楽しんでください。事前予約の機内食は 大手航空会社にも負けない美味しさ なので、国際線に乗る時はぜひ一度試してみてください。

SPRING JAPAN

中国の大手LCCの春秋航空と共同出資で作られた日本航空の子会社のLCCです。CAさんの明るいグリーンの制服がとても印象的で、成田空港をベースに国内線は数か所、 中国をメインに就航 しています。

中国は日本からはとても近く、そして歴史の長い国です。春秋航空でなら、 日本国内旅行のような運賃で上海やハルビン にも行けるので、試してみても損はありません。ディズニーランドが好きな方なら 上海のディスニーランド もおすすめです。パスポートさえあれば少し足を伸ばして気軽にお隣の国へ、ができるのがLCCの魅力ですね。

ZIPAIR

LCCで海外へと聞くと、アジアのイメージが強いですよね。ここまでご紹介したのもアジアの国ばかりでしたが、ZIPAIRは違います!就航地はソウル、マニラ、バンコク、シンガポール、そして、ホノルル、サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルス!ZIPAIRはJALグループで成田空港が拠点の 国際線中距離専門のLCC なのです。

座席はスタンダードシートに加えてビジネスクラスのようなフルフラットシートもあります。 フルフラットシート を選択して、ゆったりと旅を楽しむのもいいですね。そして、事前予約制の機内食の種類が驚くほど豊富!国産鰻の鰻丼、霜降り和牛のカレー、ヴィーガンのてりやきバーガーなど素材にもこだわられていて、価格もお手頃。

筆者はZIPAIRにはまだ乗ったことがありませんが、このフルフラットシートと 国産の素材の機内食 に感銘を受け、ぜひ乗ってみたいと思いました。オリジナルのアメニティセットも2,500円で販売されており、その内容はブランケット、耳栓、アイマスク、ネックピロー、スリッパ。フルフラットシートにプラスしてこれさえあればもう気分はビジネスクラスです。

LCC利用時の注意点

LCCとフルサービスの航空会社、両方で乗務していた筆者がお客様を見ていて、また自分自身が利用して思った切実な注意点です。特に気を付けていただきたい内容を記載したので、ぜひLCCで旅をする際の参考にしてください。

荷物

LCCは、一番最低限の運賃では持ち込み手荷物のみで、受託手荷物はなしという場合がほとんどです。しかしこの場合、旅先で荷物が増えて空港で追加の料金を支払うと、事前にオプションを選んでおくより格段に高くなってしまうため、せっかくLCCで安く買ったのに結局料金が跳ね上がってしまうことになります。 手荷物が増える可能性があるなら、受託荷物ありのチケットを 購入しておけば安心です。

また、もし手荷物が増えても時間に余裕があれば、空港で追加料金を支払うよりも コンビニや宅配便サービス で自宅に送ってしまうのがおすすめです。空港で支払う受託荷物料金より安いことが多く、しかも家まで届けてくれるので空港から重い荷物を運ばなくてもよく一石二鳥です。

飲み物、食べ物

LCCは飲み物、食べ物などすべて有料 です。売り切れてしまうこともあり、予備などもあまりなく割高です。小さなペットボトルの水と、小さな軽食は保安検査場を通った後の自動販売機などで買っておくことをおすすめします。また、これはLCCに関わらず飛行機ならどれもそうですが、悪天候で離陸後すぐからずっとシートベルトサインが着いていれば、その間はCAも立ち上がることができません。そして着陸時も天候などによって飛行時間が大幅に延びてしまうこともしばしばあります。水を飲みたくなっても、シートベルトサインが点灯中はどうしようもないので、 飛行機に乗る際は小さなペットボトルの飲み物を1つバッグに入れておくこと をおすすめします。

寒さ対策

大手航空会社であれば、寒い時に手を挙げてCAさんに言えば快くブランケットを持ってきてくれますが、LCCではこの 貸し出し用のブランケットがない ことがほとんどです。機内の空調は快適に過ごせるよう適宜調節されますが、やはり自分で調節できるものを持っていれば安心です。長時間飛行機に乗る際におすすめなのは、ストールや薄手のブランケットです。ブランケットは300円均一のお店などでも売っています。

遅刻厳禁

大手航空会社であれば、遅刻しても次の便に振り替えてくれるような場合でも、 LCCではスッパリと切られてしまう ことも多いです。また保安検査場の締め切り時間も大手航空会社より早いこともあります。せっかく安く運賃を買ったのに、遅刻して乗れなくなったのでは何の意味もありません。LCCは乗り場が通常の場所と違ったり、離れていたりすることもあるので、空港のどこから乗るのか、空港への電車の到着時間などもしっかり調べて計画的に行きましょう。

賢く利用して旅マスターに!

LCCを使いこなせれば、旅の幅はぐっと広がります。今回は日本の航空会社を紹介しましたが、日本に就航している海外のLCCもたくさんあります。日本からLCCで海外へ行き、そこからまた乗り継ぎで別の地へ飛べば、直行便よりも安く、しかも乗り継ぎをするぶん2か所楽しめるといった利点もあります。航空券を安く抑えて、到着地でのホテルや食事をゴージャスにするといった楽しみ方もできますね。年に1回しか行けないと思っていた海外に、3回も4回も行けてしまうかもしれませんよ。LCCを味方につけて、旅マスターになりましょう!

出典・参考

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