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世界に誇る料理「パエリア」から見えてくるスペインの魅力

皆さんはスペインと聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

シーフード・肉・野菜など、新鮮な食材をたっぷり使った地域色豊かな料理の数々、世界遺産の歴史的建造物や旧市街の風景、太陽が降り注ぐビーチ…もちろんそのどれもが正解で、その魅力は一言ではとても伝えきれません。

今回、スペイン政府観光局にご協力いただき、世界中で人気のスペイン名物「パエリア」の記念日「世界パエリアデー」の紹介と、そこから見えてくる本場スペインの魅力を再発見してみたいと思います。

また、旅行に行くのが難しい今、読者の皆さまに少しでもスペイン旅行気分を味わっていただこうとプレゼント企画を用意しております! ぜひ、最後までお楽しみください。

世界遺産・歴史・グルメ・スポーツなど全てのストーリーが詰まった国「スペイン」

国の概要

  • 人口:約4,708万人(2020年1月)(うち約485万人は外国人)
  • 国土面積:50.6万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
  • 首都:マドリード
  • 言語:スペイン語、カタルーニャ語、ガリシア語、バスク語など
  • アクセス:イベリア航空が成田~マドリード間に直行便を週5便運航、所要約14時間(2020年2月)

日本からヨーロッパの主要都市まで飛び、そこからマドリードやバルセロナ行きの飛行機に乗り換えるのも一般的で、乗り継ぎ時間を含め所要15~18時間ほど。

数字で見るスペイン

ユネスコ世界遺産登録:49

スペイン国内には合計49のユネスコ世界遺産が存在し、その数はイタリア、中国、ドイツに次ぎ 世界で4番目の多さ です。

その中でも特に有名なのが、観光スポット 「アントニ・ガウディの作品群」 ではないでしょうか。カラフルで絵本の中から飛び出したような憩いの場 「グエル公園」 、外観・内観ともにまるで生き物のような独創的な世界観が圧巻の「カサ・ミラ」のほか、1882年の建設開始以来、現在も未完成である 「サグラダ・ファミリア」の生誕の門と地下礼拝堂 なども含まれます。そこは、当時の芸術性や感性が現代へと受け継がれ、今もその息吹を肌で感じ取れる特別な場所です。

また、パエリア発祥の地でスペイン第3の都市であるバレンシアには 「ラ・ロンハ」 があります。15世紀後半に建てられたゴシック様式の「絹の商品取引所」は、1996年に世界遺産に登録されました。正面を入ってすぐの大広間は高さ17mにも及ぶ螺旋模様の入った何本もの柱によって支えられ、繊細なレリーフなどで形造られた建物は、まるで 古城を想わせる「歴史の証人」であり、当時のバレンシアの経済力を物語っています。


日照:年間3,000時間

スペインと言えば、 きらめく太陽が降り注ぐ「太陽の国」 としても有名で、その日照時間は約3,000時間と言われています。(東京は約1,890時間/2020年)太陽の国の陽気で人懐っこい人々、グルメ、文化、スポーツなど、その魅力はとどまることを知りません。

沿岸:8,000km

スペインはヨーロッパ大陸の一部でありながら周りを海に囲まれており、その海岸線総距離は約8,000kmにも及びます。 浜辺でゆっくり過ごすもよし、地中海や大西洋、そしてカンタブリア海の新鮮で美味しい魚介類を堪能するもよし、ダイビングやヨットなどアクティビティを楽しむのもよし…スペインの海はどんな旅行者をも迎え入れてくれるのです。

9月20日は世界パエリアデー

「世界パエリアデー」とはどんな日?

「世界パエリアデー」は9月20日、スペインが誇る多くの美食の中でも、最も普遍的で人気のある「パエリア」を世界中に広めることを目的に、2018年に定められた記念日です。

そのレシピや使用する食材を越えて、パエリアを世界的に祝うことを目的とされています。

日本の皆さんの中で「パエリア」と聞いてイメージが全く浮かんでこないという人は少ないかもしれません。

それもそのはず!バレンシア州で産声を上げたこの料理は、今やインターネットだけで年間800万回も検索され、この地球で4番目に注目度の高い世界的料理であることがうかがえます。

世界パエリアデーカップ

今年の「世界パエリアデー」は、最も優れたパエリアシェフを決定する「世界パエリアデーカップ」(主催: 世界パエリアデー運営委員会 )が開催されます。

このイベントでは、本場スペインはもちろん 世界中から参加を希望するシェフの応募動画を募集し、ベスト8に選出されたシェフは9月20日にバレンシアで開催される決勝戦でパエリアの腕を競います。優勝者には、チャンピオンの証としてトロフィーなどが贈呈されます。

「世界パエリアデーカップ」は、今や国際的な料理となったバレンシア州の郷土料理「パエリア」をさらに多くの人に親しんでいただこうという「世界パエリアデー」を象徴するイベントです。 白熱の決勝戦はぜひお見逃しなく。

スペイン料理パエリア発祥の地「バレンシア」

バレンシアってどんなところ?

スペイン東部に位置し地中海に面するバレンシア州の州都「バレンシア」。国内第3位の人口を抱える都市で、スペイン経済・文化の重要拠点となっています。

平野と山岳地帯が交互に現れる海岸沿いの風景は地中海特有で、1年を通じて海を楽しめるだけでなく、天候にも恵まれている地域です。

マドリードやバルセロナなどから、飛行機のほか、新幹線や特急列車など様々なアクセス方法が選べる便利な街です。バレンシアと聞いてオレンジを思い浮かべた方もいるかもしれません。まさしくバレンシアはオレンジの一大産地で街路樹もオレンジの木で、パエリアを炊く時はオレンジの木を使うほどです。

スペイン人にとってのパエリア

海や山の幸をたっぷり使ったお米料理「パエリア」。

スペインの代表料理は?と聞かれて思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

何を隠そう、「パエリア」はここバレンシア発祥の郷土料理で、歴史は遡ること15世紀、農民が、身近に手に入る材料を使って簡単な食事を作ろうとしたことがきっかけと言われています。

現在では、パエリアは 「大勢で囲む料理」 の代名詞となり、週末には家族や友人で集まって食卓を囲むことも多いようです。パエリア調理用の窯を所有しているお宅もあり、薪割りや火起こしなどの力仕事を伴うことから、パエリア作りは「お父さんの腕の見せどころ」ということも。

前述の通り、自然や歴史的建造物など多くの魅力を抱えたスペインですが、 バレンシアでは、「パエリアを囲む賑やかな時間」こそが、これ以上ない最大の至福なのかもしれません。

スペイン随一の米どころであるバレンシアではお米料理も豊富で、炊き方一つとっても、深鍋・土鍋・オーブンなど様々な調理法やレシピがあるそうです。パエリアの調理には専用の浅く平らな鍋で調理されることが多く、お米に均一に旨味がなじんで美味しくいただけるそうです。 食べ方は、大きなパエリア鍋から木製スプーンで直接食べる方法が伝統的なスタイルです。

日本では、ムール貝・イカ・タコ・海老など魚介系パエリアが有名ですが、実は、ウサギ肉や鶏肉、カタツムリ、トマトやモロッコインゲンなどの山や畑の幸を使ったパエリアが元祖バレンシア・パエリア。オリーブオイルやサフランをふんだんに使ったアルデンテで香ばしいパエリアはバレンシアが世界に誇るスペイン料理の代表なのです。 野菜やお肉のうまみや魚介の出汁が染み込んだ濃厚な味わいは、日本人の舌に合うこと間違いなしです。

バレンシアっ子にとってパエリアはまさしくソウルフード。本場バレンシアを訪れた際は、地元民おすすめの老舗をぜひ聞いてみてくださいね。

人々の生活に密接に結びつく食文化

日本では「1日3食」が一般的ですが、スペインでは多い人で「1日5食」を食べると言われます。例えば、1日の流れが「パンとコーヒーで朝食→11時になると軽食→14時頃から2〜3時間かけてのランチ→夜は18時頃からバル(チーズ、生ハムなどのタパスやワインを出す店)をはしご→21時30分頃からに自宅やレストランでディナー」となることもあります。

また、 スペインでは食材や食文化を楽しむのはもちろん、「食」を通じた家族や友人とのコミュニケーションがとても重要です。 スペイン人は交流の場としても食事を非常に大切にしていて、「パエリア」は家族や友人みんなで集まってわいわい賑やかに食べる料理なのです。

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何度でも訪れたい魅惑の国「スペイン」

今回、「パエリア」を通じてスペインという国を紐といてみました。スペインを代表する郷土料理「パエリア」は、スペイン人の「食を介して人と過ごす時間」をなによりも大切にする心が現れた、まさしくスペインを体現する料理であることがわかりました。

気軽に海外旅行ができるようになるのはまだ少し先かもしれませんが、近い将来、また自由に海を越えられるようになった時、パエリアをはじめとするスペインの美味しい料理や素晴らしい自然の景色、時空を越えた珠玉の歴史建造物を体感しに、ぜひ訪れてみてください。

そんな日のために スペイン政府観光局HP SNSアカウント をチェックして、あなただけのとっておきのスペイン旅行の予習もいいかもしれません。

あなたの「好き」がきっと見つかることでしょう。


最後までお読みいただきありがとうございました!

パエリアの奥深さやスペインの魅力が少しでも伝われば幸いです。

簡単なアンケートに答えて「日本初の薪火焚きパエリア専門店『El Tragon』のパエリア」が抽選で10名様に当たるチャンス! ぜひ挑戦してみてください。

※プレゼント企画は締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。

●薪火パエリア専門店 EL TRAGON 新橋店●

  • アクセス:日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 徒歩5分/銀座線 虎ノ門駅 徒歩5分/三田線 内幸町駅 徒歩5分/山手線 新橋駅 徒歩8分
  • 住所:東京都港区西新橋2-13-8 広瀬ビル1階

スペイン国際大会で入賞を果たし、日本のパエリア業界を牽引する栗原シェフによるスペイン料理をお楽しみいただけます!

★休業などの最新情報は レストラン公式HP 公式SNS をご確認ください。

★大変人気で予約も取りづらくなっているので、ぜひ こちら もご利用ください。

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