【能登半島の名湯】日本有数の名旅館が立ち並ぶ和倉温泉♪ おすすめ宿5選&スポット8選<石川>
日本には全国各地に温泉があり、それぞれの特色を活かして人気になった温泉地があります。
今回は日本海の絶景と名旅館が建ち並ぶ「和倉温泉」を紹介いたします。
和倉温泉は日本一と呼ばれる名旅館を始め、温泉にグルメにと魅力的な旅館や観光スポットがたくさんあります。
是非、参考にしていただき、日ごろの疲れを癒しに訪れてみてください。
和倉温泉の基本情報
和倉温泉の概要
和倉温泉は 石川県七尾市 にある温泉地で、 能登半島のほぼ中央 に位置しています。
温泉は七尾湾の海辺に広がっており、風光明媚な 弱アルカリ性の高温泉 です。温泉の歴史は古く、 開湯1200年 になります。しかし 一度は枯れてしまった温泉 でした。その後に 海の中で再び湧き出し 、近世になって 加賀藩主前田氏によって整備 され、今の温泉地となっています。
「和倉」という地名は元々「湧浦(わくうら)」という名前 でしたが、 書き間違えられやすいことから「和倉」と改められた ものです。
和倉温泉は日本一と言われる旅館をはじめとする高級旅館が海岸沿いに数多く立ち並んでおり、全国からあこがれの温泉地として多くの観光客が訪れています。
和倉温泉の効能
和倉温泉の 泉質は無色透明なナトリウム・カルシウム塩化物泉 で、 源泉の温度は80度 と高めです。海中から湧いた温泉なので、 舐めてみると塩辛い です。
温泉の効能は 切り傷や皮膚病、筋肉痛、関節痛、うちみ、切り傷 などに効能があり、塩分が強いことから 保湿・美肌にも効果 があります。湯上りは体がぽかぽかになり、お肌はすべすべになります。
温泉は 飲用すること もでき、2倍に薄めて飲用すれば、 胃腸病や貧血症に効能がある とされています。
和倉温泉までのアクセス方法
車で行く場合
和倉温泉までは北陸自動車道から出ている「 能越自動車道 」または「 のと里山海道 」で行くことができます。東京方面からは「能越自動車道」、大阪・金沢方面からは「のと里山海道」で行くと便利です。
いずれからも「 七尾IC ]または「 和倉IC 」を下りて向かうことができます。
電車で行く場合
和倉温泉には JR七尾線 が通っています。最寄り駅は「 和倉温泉駅 」なのですが、駅から旅館まではかなり距離があり、徒歩だと25分ほどかかります。行く際は、送迎などを頼んでおくと便利ですので確認しておいた方が良いです。
また金沢駅からは特急「 能登かがり火 」が出ています。こちらの特急で金沢から約1時間で行くことができます。
和倉温泉おすすめのお宿
加賀屋
和倉温泉を代表する旅館といえば「加賀屋」と言っても過言ではありません。
「加賀屋」は「プロが選ぶ日本の旅館100選」において、36年第一位に選ばれた、名実ともに日本一の老舗名旅館 であり、和倉温泉のシンボル的存在でもあります。
旅館のスケールや新鮮な海の幸の料理はもちろんですが、加賀屋が日本一の名旅館と呼ばれる由縁は「 おもてなし 」にあります。
客室1部屋ごとに客室係が付いていて、きめ細やかなサービスを行っています。また帰りの際にも出口から客室係がずらっと並び、車が見えなくなるまで手を振ってお見送りをしてくれます。
夜には連日ショーが行われており、専属の歌劇団である「雪月花歌劇団」や日舞、タップダンスのショーなど飽きることがありません。
このような一つ一つのサービスが感動し、宿泊したお客様を感動させています。
まさにかゆいところまで手が届くサービスが日本一の加賀屋を支えています。
あえの風
「あえの風」は 加賀屋の姉妹館 であり、七尾湾に面する高級温泉旅館です。
「あえの風」とは日本海沿岸で、沖から吹く夏のそよ風であり、その名の通りそよ風のような心地よい時間を過ごせる空間になっています。
姉妹館の加賀屋とはまた違った趣で、館内は 和の空間の中にリゾート感覚を味わえる造り になっています。客室は全126室あり、全室オーシャンビュー。
お食事会場の中央にはステージが設置されていて、食事をしながら迫力満点の「御陣乗太鼓」や無形文化財の「七尾まだら」や加賀屋でも見ることのできる「雪月花歌劇団」のショーなどを楽しむことができます。
日本の宿のと楽
「日本の宿のと楽」は 七尾湾の海岸沿いに面する老舗の大型旅館 です。
全室オーシャンビューで七尾湾を一望することができる客室が100室以上あり、露天風呂付の客室やジャグジーが備わったテラス付き客室、その他コネクティングルームやツインルームなどあり、 和だけでなくリゾート気分も味わうことができます。
七尾湾を望むことができる露天風呂、地元能登の名産をふんだんに使用した懐石料理、豪華50品を取り揃えたバイキングなど贅沢な気分を味あわせてくれる旅館です。
多田屋
多田屋は和倉温泉街から少し離れて場所にある オリエンタルなムードが漂うお宿 です。
創業は明治18年と老舗の旅館ですが、 七尾湾の静寂な景色に身をゆだねてほしいという一心 から、昭和48年に和倉の中心地から 海岸沿いの現在の場所に移りました。
館内はステンドグラスをあしらったダイニングルーム、大正ロマンを基調とした貴賓室、ヨーロッパテイストを取り入れた和空間の露天風呂付客室、数寄屋造りの純和風客室などがあり、全室オーシャンビューとなっています。
また多田屋にはプライベートの桟橋があり、海中を眺めることができるほか、釣りも楽しむことができますよ。
白鷺の湯能登海舟
「白鷺の湯能登海舟」は 2021年3月に新しくオープンした北陸初の共立リゾート系列のホテル です。
客室は天然温泉の露天風呂付となっていて、客室露天風呂温ほかに二種類の大浴場と檜・石・陶器の三種類ある貸切露天風呂に入ることもできます。
客室や料理は加賀五彩の伝統食を取り入れており、きらびやかで華やかな空間になっています。お食事は能登の里山里海で獲れた新鮮な幸をふんだんに使用した和会席料理です。
浴衣も色とりどりのおしゃれな浴衣を選ぶことができ、お気に入りの一着で楽しい一夜を過ごすことができます。
和倉温泉街の散策スポット
和倉温泉総湯
和倉温泉外の中心に建つ、 源泉100%の日帰り温泉施設 です。ここの魅力は何といっても 入浴料金が大人460円、小人130円というリーズナブルな料金 で和倉の湯を楽しむことができることです。
施設内には大浴場の他、小浴場、立ち湯、露天風呂、サウナ、水風呂があり温泉を満喫することができます。
総湯前広場には足湯や温泉玉子づくりが楽しめる場所もあります。日帰りで遊びに来た際には是非立ち寄っていきたいスポットです。
湯元の広場
和倉温泉の開湯伝説にちなんだ シラサギのブロンズ像が置かれた広場 で、 和倉温泉の源泉が湧き出ています。
和倉温泉は全国でも珍しい「海の温泉」で飲泉もできるので、塩味の温泉を味わってみてください。
源泉が湧き出ている所で温泉玉子を作ることができます。出来上がった卵はほんのり塩味がするので是非試してみてください。
湯っ足りパーク
七尾湾の海岸沿いにある公園 で、パーク内にある「妻恋舟の湯」は、 無料で足湯 が楽しめます。
眼前には七尾湾の海が広がり、 右手には能登島大橋、左手にはツインブリッジのとを望むことができる絶景スポット です。
足湯にゆっくり浸かってリラックスしながら、絶景を楽しむことができる人気スポットです。
青林寺
和倉温泉街から少し離れたところに建つ曹洞宗の寺院です。後の大正天皇である東宮殿下が和倉行啓の際に休憩所として建てられた 御便殿(ごべんでん)が移築保存 されており、 国登録有形文化財に登録 されています。
また本堂では写経や座禅が体験できるプログラムもあります。
また 境内から見る庭の風景はSNS映えすると最近では人気のスポット にもなっています。
和倉温泉七福神福々めぐり
和倉温泉の温泉街には七つの名所に幸せを呼ぶ「七福神の石像」があります。
和倉温泉の各旅館に置いてある散策マップの裏面には「七福神福々めぐり」の用紙が付いているので、その用紙を持って 七福神巡りを散策することができます。
和倉温泉街はそこまで広くはないので、 1時間ほどあればすべて回ることができる ので、温泉街を散策しながら七福神めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ルミュゼドゥアッシュ辻口啓美美術館
世界的に活躍するパティシエで、 七尾市出身の辻口博啓さんが手掛けた美術館 です。
館内には辻口氏による砂糖の芸術作品を展示してあったり、オリジナルスイーツを提供するカフェ、ケーキや焼き菓子を販売している「パティスリーブティック」の3施設で構成されています。
和倉限定のスイーツもあるので、スイーツ大好きな方は是非立ち寄りたいスポットです。
なまこや
和倉温泉のある 七尾湾は、古くからなまこ漁が盛んな地域 で、味も他の地域と比べても優れています。その理由は、日本海の冷たい海水でなまこの身を引き締めてくれるからです。
なまこやは 能登の代表的な珍味であるなまこをメインに扱う販売店 です。
なまこ、くちこ、このわたなど能登産のなまこを加工した商品をお土産にしてみてはいかがでしょうか。
道の駅 能登食祭市場
能登半島のお土産 を買うなら、是非立ち寄りたい道の駅です。
能登の新鮮な魚介類を取り扱う「 能登生鮮市場 」、能登各地の伝統的な味を体感できる「 里山里海小路 」、能登の名産品、伝統工芸品を取り揃えた「 里乃蔵 」、大人気の 浜焼きコーナー や能登の旬の味覚を味わえる「 能登グルメ館 」もあり、お買物やグルメを楽しむことができます。
日本海の絶景温泉で疲れを癒そう
和倉温泉は海に面した名旅館が建ち並ぶ、日本でも屈指の温泉地です。
どこの旅館でも露天風呂に入れば七尾湾の海の絶景を眺めることができ、温泉に浸かりながらのんびり過ごすことができます。また、日帰りで遊びに行っても日帰り温泉や足湯などで温泉を満喫しながら、見どころもたくさんあるので飽きることがありません。
今年は和倉の絶景温泉で日ごろの疲れを癒しに行ってみてください。
やってみよっか?