海外の日本食ってどんな感じ?人気のメニューやユニークな寿司ロールのレシピを紹介! image

海外の日本食ってどんな感じ?人気のメニューやユニークな寿司ロールのレシピを紹介!

日本食は、海外でも人気があります!

でも、海外の日本食レストランには時々、日本にはないようなメニューがあることもあります。そこで今回は、海外の日本食レストランやユニークな寿司ロールについて紹介します!

日本食レストランのタイプ

筆者が住んでいるアメリカにも、たくさんの日本食レストランがあります。日本食レストランと言っても、それぞれのお店によってコンセプトが異なります。ここでは、私が住んでいるエリアのお店を例として紹介します。

Teppanyaki/Hibachi(鉄板焼き/火鉢)

Teppanyaki(鉄板焼き)は鉄板の上で焼く料理で、日本ではステーキやお好み焼きといった料理があります。アメリカでは、この「Teppanyaki」という言葉以外に、「Hibachi」という言葉もよく聞きます。日本人の感覚からすると、「鉄板焼き」という言葉はあっても「火鉢焼き」という言葉は無いので、少し違和感があるかもしれませんね。

「火鉢焼き」の代わりに、「七輪焼き」という言葉はあります。少し余談になりますが、「火鉢」と「七輪」は、それぞれ違うものです。「火鉢」は昔、日本では室内で暖房器具として使われていたもので、お餅を焼いたりお湯を沸かしたりする時に使われました。「七輪」は室外で使う調理器具で、焼き魚や煮炊きをする時に使われていました。

このような違いがあるので、日本人にとって「火鉢焼き」より「七輪焼き」と聞いた方がしっくりくるのは、普通のことです。

アメリカでは、火鉢は「Hibachi」と英語の単語にもなっていて、「Teppanyaki」と同じように使われています。これは1960年代頃から、アメリカではTeppanyaki/Hibachiスタイルの日本食レストランが増え始めたためです。その代表的なレストランの1つが、「Benihana(紅花)」です。「Benihana」は、アメリカでとても人気があります。理由は、シェフがお客さんの前で調理しながら、色々なパフォーマンスを見せてくれるからです。現在は、メニューに寿司や天ぷらもあります。

Sushi restaurant(寿司レストラン)

一般的な日本食レストランに多いのは、お寿司をメインにしたお店です。アメリカ人がお寿司を食べるようになったのは、1970~1980年代頃からです。当時のアメリカ人には、生魚を食べる習慣はありませんでした。徐々に、日本を題材にした映画や日本映画がアメリカでも見られるようになり、日本への関心が高まっていきました。

ちなみにアメリカ人に限らず、多くの外国人が今でも生魚を食べることに抵抗を感じています。私が今まで出会った外国人の半分ぐらいはお寿司や刺身等が好きだと言っていましたが、残りの半分ぐらいは天ぷら、焼きそば、照り焼き(Teriyaki)等を好きな料理として挙げていました。

Conveyor belt sushi(回転寿司)

以前は日本人や日系人が多く住むハワイ州、カリフォルニア州、ニューヨーク州に多かった回転寿司のお店ですが、最近は日本人が少ない州にも増えてきています。フロリダ州ではここ数年間に、「くら寿司」が2軒オープンしています。近いうちに、更に増える予定です。

Asian Bistro/Bar(アジアン ビストロ/バー)

日本食レストランというより、地元の人達向けに日本食をアレンジした料理を提供するお店です。最近の傾向として、ラーメンも人気があります。特にアジア系の人達に人気なのが、豚骨ラーメンです。私が住んでいるエリアにラーメンの専門店はありませんが、他の町には数軒オープンしました。

寿司シェフやレストランの経営者は日本人が多い?

日本人が少ないエリアでは、日本人以外のアジア人が自分の国の料理と一緒にお寿司を提供していることがよくあります。そのため、寿司シェフが非日本人であることは結構あります。

日本人が経営している日本食レストランの場合、店の名前からして少し違います。これは私が判断する基準の1つですが、非日本人が経営するお店は、「Ichiban(1番)」、「Sake(酒)」、「Bento(弁当)」、「Oishii(おいしい)」といった日本人が日常的に使う言葉や、日本の有名な地名や名前をそのまま店名にしていることが多いです。逆に、日本人が経営しているお店は少しアレンジしていたり、自分の名前をそのまま店名にしていることもあります。

海外で日本食は高い!

日本食レストランは、アメリカに限らず海外で食べると高いです。国によって、支払いの際に食べた料金+チップ代を払わないといけません。私の住んでいるエリアでは、日本食レストランでランチや安い料理を食べても、1人20ドルぐらいはします。お店や州によっては、それ以上かかる場合もあるので、日本食=高級食と思っている人達がとても多いです。

外国人が好む寿司ロール

私はアメリカに長い間住んでいるので、今はどんな寿司ロールを見ても驚かなくなり、普通に食べたり家で作ったりします。でも、渡米当初は、見ることにも食べることにも抵抗がありました。ここでは、アメリカで人気の寿司ロールを紹介するので、みなさんもぜひ作ってみてください。

カリフォルニアロール(California Roll)

アメリカで、最も定番の寿司ロールと言ってもいいと思います。「カリフォルニアロール」は、主にカニカマかカニ、アボカド、マヨネーズ、白ゴマ、海苔を酢飯と一緒に巻いたものです。とびこ(とびっこ)が入っているところも多いです。カリフォルニアで生まれた寿司ロールのため、このように呼ばれているそうです。

JBロール(JB Roll)/フィラデルフィアロール(Philadelphia Roll)

私の住んでいるエリアの日本食レストランのメニューには、「JBロール」があります。でも、他のお店や州に行くと、「サーモン&クリームチーズロール」や「フィラデルフィアロール」と呼んだりもします。JBロールは、生サーモン、クリームチーズ、青ねぎ、酢飯を海苔で巻いたものです。JBは、「ジャパニーズベーグル(Japanese Bagel)」の略です。

お店によってそれぞれバリエーションがあり、生サーモンの代わりにスモークサーモン、きゅうり、アボカド、カニカマが入っているところもあります。

*このビデオでは、英語でサーモンとクリームチーズの寿司ロールを紹介しています。

日本食ブームはまだまだ続きそう

海外での日本食ブームは、まだまだこれからも続きそうです。みなさんも海外へ行った際には、ぜひ現地の日本食レストランへ足を運んでみてください。新たな発見がある!?かもしれません。

出典・参考

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