【元添乗員が紹介!】海外で喜ばれる日本のお土産<グルメ編>
海外に行く際、日本のお土産を海外の方に持参する機会も多いのではないでしょうか。
お土産として喜ばれるものもある一方、日本らしさがあって良いと思っても、海外の人受けしないものなどもあり、お土産に対する反応は様々です。
この記事では、世界の国々の方と出会ってきた経験から、お土産におすすめの日本の食べ物を紹介していきたいと思います。
スーパーマーケットで購入できる手軽なお菓子
バラエティーに富んだ日本のお菓子
お土産品として手軽に渡すことができて、万人受けするのはやはり日本のお菓子ではないでしょうか。
日本のお菓子は駄菓子からスナック類、チョコレート系、お酒のつまみになるものなど多岐に渡り、味も種類も様々で、 海外のお菓子と比べると実にバリエーションが豊富 です。海外のスーパーマーケットなどに行っても日本ほどバラエティーに富んだお菓子にはなかなか出会えません。バラエティパックの様な大袋のものから駄菓子のような小分けのお菓子など大きさも様々なので用途によって使い分けができるのも便利です。
また、海外のお菓子はとても甘いものが多いので、日本の甘すぎない、優しい甘さのお菓子も人気です。
日本を代表する味「抹茶」味のお菓子も人気です。飲み物としての抹茶や緑茶は苦みや青々しさが感じられて苦手という方でも、抹茶味のチョコレートなどはおいしいと評判が良いです。
パッケージが凝ったお菓子が人気
日本のお菓子はパッケージが凝ったものが多いのも特徴です。日本にいるとあまり気づきませんが、内パッケージにも細かなデザインが描かれていたり、個包装のものでも、それぞれに絵柄が異なっていたりするものもあり、 海外の方はその細やかさにびっくりされることが多い です。
例えば、パッケージも可愛いコアラのマーチ。珍しい6角形の箱の形と、お菓子のコアラにまで絵柄がプリントが施されているので、特に子供たちに喜ばれます。
きのこの山・たけのこの里も、パカッっと開けることのできる箱に入っていて、中のチョコレートまでもが可愛らしいきのこやたけのこの形をしていることに驚かれます。
ポッキーも海外の多くの人から日本のお菓子として認知されている定番品です。ポキポキっと軽やかに折れる感触が珍しいようで、味のバリエーションも豊富で人気です。
スーパーマーケットで購入できるお菓子はちょっとした土産として渡すのにおすすめ です。
空港でも購入できる定番のお菓子
種類も豊富な空港のお土産
日本の国際空港にはたくさんのお土産が揃っているので、渡航前に空港でお土産を購入することもできます。中には免税でお得に購入できるものもあります。
ポッキーやキットカットなども 空港限定品 のパッケージや味などが出ていることも多いので、空港に立ち寄った際は色々と探してみて下さい。
特に海外の方に人気なのは、 「東京バナナ」やヨックモックの「シガール」など箱詰めされたもの で、見た目も味も好評です。
ヨーロッパの方に持参したお土産の中では東京バナナが特に大人気で、ふわふわとした食感とバナナ味のクリームが新鮮なようで、「まるで甘い雲を食べているようだ」と絶賛されました。
シガールもまた、さくさくとした食感と程よい甘さにバターの風味、そして筒状の形状が珍しいと人気でした。洋菓子だけれども海外では珍しい食感、味のものが人気のようです。
贈り物には箱入り、缶入りのお菓子がおすすめ
海外では贈り物用としてきちんとした紙箱に入っているものや、可愛らしい缶に入っているお菓子が珍しいようです。そして、きれいな 包装紙に包まれたパッケージに好感 を持ってくれる方が多いです。
ピシッと丁寧に包装されているのは海外では珍しく、少し高価なものなどを贈り物として渡す際にとても喜ばれます。
いまいち…海外受けしないお菓子
和菓子
日本らしいものと言えば日本の伝統文化でもある和菓子。
和菓子は見た目にも綺麗で、一口サイズのものも多いのでお土産に選ぶ方も多いと思います。しかし、和菓子の定番 あんこ を使ったお菓子は正直あまり海外受けしません。海外では 豆=食事にでてくる食べ物 、と考えられているため、豆に砂糖を加えて甘くしてあることに抵抗がある方が多いようです。
そして、海外には日本人がびっくりするほど甘いものに溢れているのですが、なぜかあんこの甘さがどうやら「とても甘すぎる!」と感じる様です。羊羹もベタベタとして、その濡れた感じの感触と甘さのため、苦手な人が多いです。どら焼き、大福など和菓子は種類も多いですが、総じて日持ちがしないのもデメリットでもあります。
せんべい
日本を代表する米菓子、せんべい。せんべいにもいろいろな味があり、焼いたものから揚げたものまで製法も味の種類も様々です。日本人には馴染みのあるせんべいですが、お土産として持っていくと喜ばれはしますが、味については可もなく不可もなくといった反応をされることが多いです。特に苦手というものでもなく、おいしいと絶賛するほどでもない、 1度食べてみればいいかな、そんな反応のことが多い です。
海外では「ライスクラッカー」としてスーパーなどでも売られているのですが、やはりポテトチップスなどのスナック系のお菓子の方が断然人気となっています。特に歯が折れそうになるような固いせんべいや、のりが巻いてあるせんべいは敬遠されがちです。のりは黒い紙を食べているように感じること、口にくっ付く、味がよく分からないという意見が多い印象です。
お酒のつまみやインスタントフード
酒のつまみ
お酒のつまみに合う、イカの燻製やさきイカなどの つまみも好評 です。海外ではほとんど見かけないので、最初は見た目に抵抗がある方も多いのですが、実際に食べてみると味がしみ込んでいて癖になる!そんな反応をしてくれる方が多いです。特にお酒好きな方にはお酒とおつまみを一緒に持参すると楽しんで貰えます。
インスタントフード
海外でも人気の日本食を気軽に味わうことができる、ラーメン、うどんなどといった インスタントヌードル はどこの国でもとても人気です。
海外にもインスタントヌードルはあるのですが、日本の物と比べると風味も味も全く別物です。日本に来たことのある方からは、日本の味を思い出せるからと、お土産としてよく頼まれることがあります。
パスタソースやレトルト食品 も日本のものは味も種類もバリエーションがとても豊富で、 個包装になっていて日持ちがする ので、色々な種類のものを少しずつ持って行くと喜ばれます。
国によって好みの傾向は異なる
一概には言えないのですが、国によっても好みは異なることが多いようです。
例えば、韓国や台湾、中国といった アジアの国々の方は日本文化にも身近 で、お餅やまんじゅう、抹茶などの味にも慣れていて、好みだという方が多い印象です。また、茶道などの日本文化に興味のある方も日本の味を好まれる方が多いです。
せっかく持参するならば、 味や風味、食感、パッケージなどで日本らしさを感じるものを選ぶ のがおすすめです。
日本土産を持って海外に行こう
色々と紹介しましたが、お土産選びの参考になりましたでしょうか。好き嫌いにはもちろん個人差はあり、人気、不人気と分けるのは難しいのですが、今までの経験をもとに紹介しました。
日本文化の紹介や話の種にもなるので、色々な種類のお土産を持参してみてはいかがでしょうか。
海外との違いや様々な反応が見られるのも面白いですよ。
やってみよっか?