【ガーデニング】園芸手帳の作り方~実際の手帳も公開します♪~
皆さまは、「園芸手帳」というものを聞いたことがありますか。
植物を育てるための園芸手帳を持つと、管理がスムーズになり、育て方も早く覚えることができます。特に植物の数が増えてきたタイミングで一冊作ってあげると、先々のお世話の予定を確認するのにとても便利です。
この記事では、「園芸手帳」の作り方やメリットなどを、私の実際の手帳もお見せしながら紹介していきます!
あなたはアナログ派?デジタル派?
アナログ派のあなたは、手帳スタイルのノートを♪
手帳スタイルのノートの良いところは、 感覚的にサッとメモが取れること。 自分なりのイラストや印で、植物の様子や勉強したことを書き留めておくことができます。
デメリットは、時が経つと量が膨大になり厚みが出て持ち運びに不便なところや、デジタルのようにサクッと検索ができない点でしょうか。
それでも、手帳にしか出せない温かみやオリジナリティを楽しむことができますよ。
デジタル派のあなたは、ノートアプリやカレンダーアプリを
デジタルの良いところは、
大量になりがちな情報をクラウド保存できる点
です。
スマホで撮った写真を貼り付けたり、ウェブ記事のURLを差し込んだりすることもできます。
また、通知機能のあるカレンダーアプリは、忘れがちな肥料やりなどを自動で教えてもらえるというメリットも。
デメリットは、慣れるまでに時間がかかってしまうことと、感覚的に書き込むのが難しいという点です。
ただ、自分なりのフォーマットができると、もはや最強!とも言えるでしょう。
園芸手帳にはこんなことを書いておこう
実際にしたお世話を書き込む
どのタイミングでどんなお世話をしたのか、これは貴重な情報となります。
園芸書や、TV、ウェブなどに書かれている情報は、関東基準としていることが多いのが特徴。目安にするのは良いのですが、住んでいる地域によって気候に差がありますよね。
例えば私の場合、私が住む関東暖地と実家の母が住む新潟県とでは、同じ初夏でも気温・湿度・風の様子などが異なります。私の庭では植え替え適期でも、母の庭ではもう少し後にした方が良い、なんてことも。
「自分の庭では、この時期にこんな庭仕事をした」という項目を書き込んでおくと、成功も失敗も含め、翌年の参考になります。
お世話予定をスケジューリング
新しく植物を購入すると、タグ付きの苗にはお世話の方法が書かれています。もちろん、それが全てというわけではありませんが、生産者さんからの貴重な情報源です。
この情報を元に、お手入れの予定を組み立てていきましょう。
例えば、上の写真のタグには、栽培のポイントが書かれています。
【肥料】市販の液肥を1週間に1〜2回
と表記がありますよね。
手帳派でもデジタル派でも、やることは同じ。毎週の予定に「液肥を与える」と記入します。
毎年咲く宿根草を購入したのであれば、
- 切り戻しの時期
- 施肥をする時期
などを書き込んでおくと、 今月はこの庭仕事をしよう、と管理に見通しが立つようになりますよ。
花の情報を書き留めておく
うまく育てられた花・枯れた花を、書き留めておきましょう。
どんな花にも、育ちやすい環境というものがあります。 育てたい花と、育ちやすい花は、別物である場合もしばしば。
自分の庭で育ちやすい花を探すのも、醍醐味の1つです。うまく育った理由、枯れた原因を振り返っておくと、自分の庭に合う植物を探す手がかりとなりますよ。
実際にこんな風に作っています♪
それでは、実際に私が作っている園芸手帳をご紹介します。ちなみに私は、アナログ派なので手帳をメインにしています。デジタルも、少しずつ挑戦をしているところです。
無印良品のリフィルノートを活用
用意するもの
- リフィルノート:リフィル フリースケジュール A5 20穴 (税込120円)
- リフィルノート:リフィル ドット方眼 A5 20穴 (税込120円)
- リフィルノート:本体 ポリプロピレン表紙 A5 20穴 (税込290円)
お世話したタイミングや気づきを記入
少しごちゃついていますが、2022年9月のカレンダーページです。毎日ではなく、 しっかりと作業を行ったタイミングで書き込むようにしています。
また、台風・大雨など、天候の変化も書き留めておくと、翌年の参考に。気づいたことも、箇条書きでメモしておくのがおすすめです。
例えば、種を蒔いたけれど発芽しなかったものをチェックしておけば、
- 翌年蒔くタイミングをずらす
- 発芽までの水やりを工夫する
など、対策を練ることができます。
お世話する予定を記入
うまくいったお手入れは、翌年の同じ季節に、メモを残しておきます。
このメモは仮の予定なので、日程は天候などを考慮しながら、直前に決めるようにしています。
ガーデニングを始めたての頃、お世話の情報を全くメモしていませんでした。次にどんなお世話をしてあげたら良いのかが分からず、頭の中は大混乱…。ざっくりとでも予定の把握ができていると、 事前に詳しいお手入れ方法を調べることもでき、結果的に管理が楽になりました!
フリースペースには、植栽図や育て方メモなどを記入
植栽図を書き留めておくと、庭づくりがより楽しく、そして失敗を活かすことができます。
例えば花壇の場合、毎年咲く宿根草が植わっていたり、球根が仕込んであったりします。 植栽図がないと、どこに何が植わっているのか忘れてしまい、春になって芽吹き途中の球根を掘り起こしてしまった!なんていうこともよくあります。
どの植物をどのあたりに植えたのか、書き込んでおくだけでも、記憶を取り戻すきっかけになるものです。
また、簡単に花の色を書き込んでおくと、色合わせも少しずつ上手になってくるはず。プロの方の作っている花壇の写真を撮って、色塗りしてみるのもありですね♪
植えたい植物を書き出す
ガーデニングを始めると、色んな花を植えたいと思うようになります。ただし、 今咲いている花が、必ずしも今購入できるとは、限らないのがガーデニングの面白いところ。
例えばチューリップなどは、開花は3月〜4月頃ですが、球根を購入できるのは前年の秋です。
恥ずかしながら私は、チューリップの球根購入時期を知らず、公園でチューリップの開花に触発され、ホームセンターで「球根はありますか?」と質問し、店員さんを困らせた経験が(苦笑)。
人気のある変わり咲チューリップなどは、即売り切れ!なんてこともありますので、購入可能時期のページに「絶対買う!」と記入するようにしています。
妄想を書き留めておくのは、結構楽しいものですよ(笑)。
園芸は年間単位で楽しむ趣味
園芸は、四季を楽しむ趣味です。春は、1年で1回しかきません。 今楽しんでいるシーズンをもう一度楽しむためには、来年まで待たなければいけないのです。
お世話の情報はもちろん、次のシーズンはこうしよう、こんな花を植えたい!そんなイメージを書き留めておくことで、庭づくりのヒントになり、ガーデニングをより一層楽しめるようになりますよ♪
やってみよっか?