本格ジュエリーをハンドメイドで!淡水パールのぐるぐる巻きピアスの作り方
アクセサリー作りに慣れてくると市販のパーツを繋ぐだけでは物足りず、ジュエリーショップなどのガラスケースに入っているような本格ジュエリーを作りたい!と思ったことはありませんか?
今回はワンランク上の素材とテクニックで手軽に本格ジュエリーを作る方法をご紹介します。
用意するもの
道具
- 平ヤットコ
- ニッパー
- ヤスリ
- メジャー
- 直径約2.5cmの円柱型の小物
- 油性ペン
全て100円ショップでも手に入りますが、平ヤットコとニッパーに関しては、細かな作業に向いているアクセサリー用のものを購入することをお勧めします。
ヤスリに関しては、100円ショップのものでもOKです。 金属製でなるべく目の細かいものを選ぶ と良いでしょう。
素材
- 0.7mmゴールドフィルドワイヤー 約20cm
- 0.3mmゴールドフィルドワイヤー 約40cm
- 淡水パール(ポテト3mm) 20個
今回はメインのパーツとしてゴールドフィルドという素材のワイヤーを使用します。
ゴールドフィルドとは金張りとも呼ばれ、真鍮に14金のゴールドを圧着したもので、金の重量が総重量の20分の1以上のものを指します。
ゴールドメッキの場合、使用や経年の劣化に伴い次第に金色の部分が剥げてきてしまいます。
ゴールドフィルドはメッキより格段に厚い層の金(メッキのおよそ20倍以上)が圧着されているので、剥離や変色が起こりにくい素材です。
淡水パールのぐるぐる巻きピアスの作り方
0.7mmワイヤーをカット
0.7mmワイヤーをニッパーで8.5cmにカットします(2本分)。
机にメジャーをマスキングテープなどで固定し、長さを計りながらカットすると作業が楽です。
端の処理【1】
カットした0.7mmワイヤーの片方の端を、先端から2ミリ程度曲げます。
端の処理【2】
もう片方の切りっぱなしの先端をやすってバリ(尖った部分)を取り除きます。
ワイヤーを机に片方の手でしっかり押し当てて固定し、 先端がなるべく丸くなるように、優しくなぞるようにしてやするのがコツ です。
上が切りっぱなしの端で、下がヤスリがけ後の端です。
ここから耳に装着するので、尖っていたら痛いため、丁寧に作業しましょう。
印つけ
曲げて処理した方の、端から5cmのところに油性ペンで印をつけます。
カーブつけ
直径約2.5cmの円柱型の小物にワイヤーを巻きつけカーブをつけます。
今回はモバイルバッテリーを使用しましたが、スティックのりやマニキュアの瓶など直径が合えば何でもOKです。
ヤットコで成形
油性ペンで印をつけた箇所に平ヤットコを当て、2本まとめて折り曲げます。
0.3mmワイヤーでパールを巻きつける
(1)本体の形を整え、折って処理した方の端に0.3mmワイヤーをきつめに5回巻きつけます。
(2)パールを1個通しては、本体に2回0.3mmワイヤーを巻きつける作業を10回繰り返します。
(3)最後に本体に5回0.3mmワイヤーをきつめに巻きつけて、余分なワイヤーをカットします。
(もう片方も同じ作業を繰り返します)
洗浄して形を整える
ヤスリがけや印付けをしたため、最後に中性洗剤で洗浄し、よく乾かしましょう。
油性ペンの跡が気になる場合には、重曹を少し水につけて擦ると落ちます。
とっておきの素材を使って本格ジュエリーを作ってみましょう
最初はぐるぐる巻きの作業がやや難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単にできるようになります。
最後に必ず形を整えて、 1ペア全く同じ形にするのが目標 です。
ゴールドフィルドワイヤーは少々お値段は張りますが、メッキと違い時間が経っても変色しにくく、実際私が10年以上前に作ったジュエリーも未だに美しい金色を保ったままです。
淡水パールもプラスチックパールよりはお高いですが、天然のものなのでやはり色がきれいです。
またあえて不揃いな形状も光を乱反射させて、ぐっと高級感を出してくれます。
ご褒美ジュエリーを自分で作れるようになると、本当に楽しいです。
ワイヤーで小さなパーツを巻きつけるテクニックは他のデザインにも応用が利きます。
自分の好きな素材をふんだんに使って、是非とっておきのジュエリーを作ってみてください。
やってみよっか?