ガンタッカーで作る本格ファブリックパネル【ハンドメイド】
お気に入りの布でファブリックパネルを作ってみませんか?
壁に飾ると気分が上がるファブリックパネル。段ボールや発泡スチロールなど、ごく身近な材料でも作ることができますが、せっかく作るなら生地がピンと張って、角の処理が美しい本格的な仕上がりを目指してみましょう。
- 1時間
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1,000円以下
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道具(難度) ■■■
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事前準備(難度) ■■■
難易度の目安
今回は手軽に手に入るダイソーのガンタッカーと、セリアのファブリックボードを使用して、特に「生地の張り」と「角」を意識しながら作っていきます。
用意するもの
道具
- 裁ちばさみ
- ガンタッカー
- アイロン
- 定規
- マチ針
今回はダイソーの500円商品のこちらのタッカーを使用しました。(タッカーと一緒に100本の芯も付いています)
芯は別売ですが、300円の商品もあります。
材料
- セリア ファブリックボード 24×24cm
- 生地
- 水張りテープまたはマスキングテープ
- タッカーの芯
ファブリックパネルの土台は今回セリアで購入しましたが、ホームセンターや手芸店でも購入可能です。
水張りテープとは、もともと水彩画や日本画などを木製パネルに貼り付ける際に使用する片面接着の紙製のテープで、水分を含ませて使用します。強い接着力があり、ファブリックボードの裏の処理に広く使用されています。
作り方
生地のアイロンがけ
綺麗な張りを出す為に、生地に丁寧にアイロンをかけていきます。
素材上可能であれば、スチームアイロンをオススメします。
位置決め
今回は一つの大きめのハギレから、3枚のファブリックパネルを作ります。
生地の中のどの柄をメインに持ってくるか、裏からファブリックパネルの土台の板を当ててみて吟味し、柄が決まったら、マチ針で四隅に印を付けます。
生地の裁断
生地を裁断用の台(もしくは床)に置き、先ほどのマチ針の印を見つけ、板を上に置きます。
板より一回り大きめに生地をカットします。
生地を貼る
板の4辺にガンタッカーで生地を貼っていきます。
角を避けて、1辺につき3つ針を打ち込みました。
針を打ち込む際はタッカーが板に対し水平になるようにします。
2辺目以降は生地を引っ張りながら、なるべくピンと張った状態で針を打ち込みましょう。
角の処理
角をつまみ、内側に一つひだができるように生地を入れ込み、斜め上に引っ張り上げるイメージで角を折りたたみます。
ここは仕上がりを左右するので、特に綺麗にできるよう意識します。
綺麗に折りたたむことができたら、余った生地を上に持ってきて、タッカーで留めます。
はみ出た部分をカット
タッカーで生地を留め終わったら、枠からはみ出た部分を切り取ります。
テープで裏の処理
水張りテープを裏の生地端に4辺貼っていきます。
スポンジを水で湿らせ、切手のようにテープの全面に水を塗り、木枠の段差がある部分にもしっかり貼っていきます。
裏側にテープを貼り終わりました。
水張りテープはマスキングテープで代用することもできます。
金具の取り付け
壁のフックに引っ掛けて飾る用に、枠のサイドの中央から少し上のところに印をつけ、内側に金具を取り付けます。
それぞれの金具に紐を通して完成です。
ファブリックパネル向きの生地と飾り方のヒント
素材としては中厚のコットンやリネン100%のものなど、丈夫でピシッと高温でアイロンが掛けられ、シワを伸ばせる生地が向いています。
柄はお好みですが、規則的に小さな模様が連続しているものよりは、インテリアファブリックのような大柄で、切り取る部分によって違った表情になる柄の方がお部屋に飾る時に映えます。
今回作った位の比較的小さめのファブリックパネル(24×24cm)を飾る場合には、同じ柄の生地で2、3枚作り、並べて飾ると壁に動きが出てオシャレな雰囲気になります。
本格ファブリックパネルを作ってみよう
これまでガンタッカー=高価と言うイメージがあったのですが、ダイソーで安価で手に入れることができるのを知り、ファブリックパネル作りに挑戦してみるハードルがぐっと下がりました。
「生地の張り」と「角の処理」というポイントを押さえれば、既製品に近い仕上がりを実現できます。
綺麗な生地を買ってみたいけれど、縫い物には自信がない…という方にもチャレンジしやすいと思いますので、是非気に入った柄の生地で作ってみてください。
やってみよっか?