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【コロンビア第二の都市】革新的変化を遂げたアート溢れる街!メデジンの楽しみ方5選

コロンビアの第二の都市メデジンは、日本人にも人気な場所。

かつて世界最恐の都市と呼ばれるほど治安の悪い場所でしたが、現在は観光地と化し、世界で最も革新的な都市へと変貌。物価も安く、いくつかの観光地の拠点にもなっています。

今回は、そんなメデジンの魅力を紹介します。

メデジンの楽しみ方5選

コムナ13(Comuna13)ツアーに参加してみる

かつて麻薬カルテルが存在したスラム街「コムナ13(Comuna13)」 は、メデジンに訪れたら、ぜひ訪れていただきたい場所のひとつ。

最も危険と言われた街でしたが、交通便の改善としてエスカレーターを設置したり、街をグラフィティで彩ったりすることで治安を一気に回復させ、今では多くの観光客が訪れる場所となりました。
2013年に米紙ウォールストリート・ジャーナルとシティグループが実施したコンテストで、「 今年の最も革新的な都市(Innovative City of the Year) 」に選ばれてからは、世界中から注目を浴びるようになりました。

ここで行われているフリーボランティアツアーでは、 この地域出身や住民がツアーガイドとして、この街で起こったことのリアルな情報を伝えてくれます。

「フリーツアー」とは、お金を払うか払わないか、払うならどのくらい払うかは個人の自由ということです。
私はツアーに参加した際にガイドさんから、自分の体験をものすごい熱量で話をしてもらって心を打たれ、この街のために少しでも力になればという意味でお金を払いました。

実際に彼らが体験した話を聞くことで、街のグラフィティや人の見方が一気に変わります。
ぜひ体験してみてください。

メトロカブレ(Metrocable)というロープウェイに乗ってみる

メデジンには、 「メトロカブレ(Metrocable)」 というロープウェイがあり、市民の足として大活躍しています。

メデジンは山に囲まれた街で、斜面に家々が立ち並んでいます。
この斜面の上にいけばいくほど低所得者が住んでおり、メトロカブレがなかった頃は低地に行くことが困難だったため、格差が大きく広がってしまったそうです。
ですが、メトロカブレができてからは、低所得者も低地に働きに行きやすくなり所得の底上げにも繋がりました。
メトロカブレは、いわば メデジンの救世主なのです

観光客も自由に乗ることができ、メデジンの街の全貌を望むことができます。
昼間の明るい時間に見る景色と、夜景で全然見え方が変わりますし、 コムナ13の話を聞いた後に乗ると、いろいろな歴史を思い浮かべながら街を眺めることができるでしょう。
コムナ13のツアーに参加した上でぜひ、朝と夜どちらの景色も見てみることをおすすめします。

プラザボテロ(Plaza Botero)を散策

メデジン出身の有名彫刻家、 フェルナンド・ボテロ (Fernando Botero) の作品を23点鑑賞できる公園です。

”もっともコロンビア人らしい芸術家”と言われた彼の作品は特徴的で、人間や動物をふくよかにした表現の作品で注目されるようになりました。
プラザボテロにある彫刻はすべてブロンズで作られており、360度あらゆる角度から立体的なボテロ作品を楽しめます。

コロンビアの首都、ボゴタにはボテロの作品123点と、彼の個人コレクションが80点展示してある美術館もありますので、ぜひあわせて行ってみることをおすすめします。入場料は無料です。

Plaza Boteroの基本情報

  • 住所:Av. Carabobo, La Candelaria, Medellín, La Candelaria, Medellín, Antioquia, コロンビア

グアタぺ(Guatape)への拠点に

グアタぺ(Guatape)は、メデジンから日帰りをする観光客も多くいる小さな街です。メデジンからバスで約3時間のところにあります。

この街の魅力は、 カラフルで可愛い壁の装飾 。観光地化するために、街 全体で壁に装飾を施して観光客を誘致するようにした のだとか。

それぞれの施設に合わせたイラストが描いてある場所もあり、街歩きも飽きません。

悪魔の岩 ピエドラ・デル・ペニョール(Piedra del Peñol)

「悪魔の岩」とも呼ばれる、ピエドラ・デル・ペニョールと呼ばれる巨大岩。グアタぺの街から、トゥクトゥクで約5分の距離にあります。

岩の間に沿って作られたジグザグの階段は、なんと 全部で740段

階段はそこまで広くないため、観光客が多いと渋滞が起きて必然的にゆっくり登るかたちになりますが、身体と相談しながら、無理のないように登ってくださいね。

頂上からの景色

頑張って階段を登ったあとの景色は絶景です。

このあたりは、 大都市のメデジンが近いため、治水や発電を目的としたダムを作った結果として、起伏の激しい土地が水没し、このように島が入り組んだような景色となった そうです。

よく見ると、島が面白いかたちをしています。

ピエドラ・デル・ペニョール(Piedra del Peñol)の基本情報

  • 住所:Guatapé, Antioquia

美味しい食事を楽しむ!

メデジンは 大都市のわりに物価が比較的安く、日用品や食品なども安く手に入れることができます

小さな定食屋さんに行くと、フレッシュジュース、お肉と野菜のプレート、スープと、かなりボリューミーなランチセットを500円以下で食べることもできます。これひとつでかなりお腹いっぱいになりますよ!

美味しくて、安いパンを食べることができるのもコロンビアの良いところ!
日本人にも人気のクロワッサンはもちろん、コロンビア独自の軽食であるブニュエロ、アレパやアルモハバナなどもぜひ食べてみてください。

更に、コーヒーの産地でどこに行っても美味しいコーヒーが飲めるコロンビアのコーヒーは、 1杯なんと100~200円程度
美味しいパンとセットで朝を迎えれば、その日一日がハッピーになること間違いなしです!

歴史を知ることで、見方が変わる旅へ

かつては”最恐都市”と呼ばれたメデジンですが、イメージ払拭のためたくさんの人の協力、そして努力がありました。色々なストーリーを知ることで、その国や街の見方が変わります。

実際に足を運ぶことで、考えるきっかけになるかもしれませんね。

その他にも様々な見どころがあるメデジンですが、観光地化されたといえど、まだ危険な場所もあるようなので事前にしっかりとした下調べをしていくことをおすすめします。

出典・参考

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