【家庭菜園】まだ青い夏みかん(ナツダイダイ)はどうする?4つの楽しみ方をご紹介
庭の夏みかんが実り始めたのは8月頭ごろ。少し大きめのライムのような見た目でおいしそうですが、絞ってもライムほどみずみずしい果汁は出てきません。
もともと酸味が強いので、青い夏みかんをそのまま食べることは難しい。
ですが、まだ青い夏みかんも、ちょっとだけ手を加えるだけで楽しめるのでご紹介してみます。
夏みかんの収穫期は秋~冬
夏みかんは青く実ってその後、黄色くなります。
収穫は秋から冬。収穫期が近づくと、枝がしなるほど黄色い夏みかんが鈴生りに!
落ちてしまったみかんを楽しむ方法
まだちいさく青い夏みかんですが、風で揺さぶられて落下してしまうことがあります。
8月の暴風で落ちてしまった青い夏みかん。
黄色い夏みかんは去年実って落下したままだったもの。落下してから半年以上経過しているものですね。庭の奥のほうに落ちていたので気づきませんでした。
手前の青いみかんが今年実った夏みかんですが、ライムやカボスよりちょっと大きいくらいのサイズです。カットしてみるとこの通り。
透き通るような果肉、水気は少ない。爽やかな香りがします。
皮が厚く固いのも夏みかんの特徴です。
ひとつでは足りなかったのでもうひとつ切ってきました。
夏みかん×ハチミツで「夏みかんハニージュース」を作る
輪切りにした夏みかんをハチミツ漬けにしておくと、翌日には「夏みかんハニージュース」が楽しめます。
この夏みかんはまだ水分が少ないのですが、ハチミツと一晩漬けておくと甘酸っぱいジュースが完成。
材料
- 夏みかん
- ハチミツ
これだけでOKです。
ハチミツの分量はお好みで。仕上がったあと、水と混ぜても味の濃さを調整してもいいです。
夏みかんハニージュースを顔に塗って洗い流すと、肌がもっちりして、毛穴のざらつきが消えますよ。
(※私は皮ごと使っていますが、みかんの皮の ソラニン を気にする場合は皮を取り除き、よく干して乾燥させた状態で使ってください。)
塩づけで肉料理の付け合わせに
塩とまぶしておくと、お肉料理の付け合わせにも。脂っこいものと一緒に食べるとさっぱりします。
塩レモンのような役割に。
オリジナルの夏みかん化粧水を作る
夏みかんと日本酒で自作の化粧水にします。日本酒ではなく、ホワイトリカーや焼酎で作る人もいるようです。
保湿効果を高めたかったら小さじ半分程度のグリセリンを混ぜてみるとよいですよ。
手前の夏みかんも投入。
よく洗った皮(無農薬ですが、排気ガス、ほこりなどで汚れています。)と種もすべて入れます。ヘタには毒があるという説がありますので取り除くことをおすすめします。
※私は皮ごと使用してきましたが、皮の ソラニン成分 が色素沈着を起こすという説があります。
皮は干して使うことでソラニンの問題を解消できるようなので、肌が弱い方は干した皮を使用するか、皮は使用しないようにしてください。
皮は干して漢方「陳皮(ちんぴ)」に
みかんの皮は干して入浴剤にしたり、煎じて飲んだり。漢方では「陳皮」と呼ばれる乾燥させたみかんの皮。自家栽培なら農薬もワックスも不使用なので安心ですね。
真ん中が落下したまま半年以上経過していた夏みかんの化粧水です。
落ちて半年以上の夏みかんを割ってみると、腐ってはいませんでした。実に水分がなくカスカスだったのですが、香りがあり、実の粒にほんの少し水気があったので日本酒に漬けます。(皮は陳皮に。)
向かって右はアロエ×日本酒の化粧水です。とろみ成分が効いていて、ヒアルロン酸化粧水のような手触りに。
これらはあくまで個人的に楽しんでいる方法ですので、お肌に合う・合わないがあります。
心配な方、お肌が弱い方は専門的な情報を確かめてから実践してみてくださいね。
我が家の夏みかんがもう少し育ったら、夏みかんジャムやみかんの皮で作るピールなども紹介したいです。
まず鉢植え栽培がおすすめ!
苗木から始めた夏みかんですが、家庭栽培のレベルとすると中程度。枝を落としたり、肥料を与えたりする手間がかかります。
育ってからはほったらかしでも大丈夫なくらい強い木という印象をもっていますが、育てるまでの時間と手間は中級レベルかと思います。
ですが、鉢植えでの栽培でしたら初心者でも簡単&充分に収穫を楽しむことができますので方法をご紹介します。
柑橘系は寒さに弱い…植え付け・植え替えは3、4月に
使用する土は「果樹・花木用の土」です。
春から秋は日当たりがよい場所に置いてあげてください。日が当たらない場所に置くと病気になってしまうことも。
土の表面が乾いていたら水をたっぷりあげてください。
8号サイズ(直径24cm程度)の鉢で栽培する場合
肥料の分量は 8号サイズの鉢 を想定。
2月頃 に 油かす60g を混ぜた土を準備してください。
6月頃 に「追肥」で 化成肥料を10g 与えます。
11月頃 に 化学肥料をさらに10g追加。
肥料に関する情報は『 果樹&フルーツ 鉢で楽しむ育て方 』(主婦の友社・三輪正幸著)を参照しました。
種から育てるのは時間がかかるので苗木栽培がおすすめ
種から発芽させるのは難しくありませんが、成長までに時間がかかります。
夏みかんを栽培するなら園芸店で苗木を購入して育てることをおすすめします。
ぜひ楽しんでみてください。
やってみよっか?