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おうちで燗酒をアレンジ!スーパーで買えるおすすめ日本酒5選も紹介

寒い冬は「燗酒」というイメージがありますが、温かいお酒を飲みなれていない人にとっては少しハードルが高いかもしれません。

日本酒は温度によって味わいや香りが大きく変化するのが特徴です。燗酒は「寒いから温める」だけでなく、実は日本酒の新たな発見を楽しむことができる最高の手段!

この記事では燗酒におすすめの日本酒や作り方を紹介しているので、ぜひおうちでチャレンジしてみてくださいね。

燗酒とは

温めた酒のことを燗酒(かんざけ)、酒を温めることお燗(おかん)といいます。温度を上げることで冷酒や常温では感じなかった味わいが生まれます。

それぞれ燗酒の温度により呼び名が変わりますが、まずは初挑戦で覚えておきたい2種類をご紹介します。

ぬる燗

40℃前後に温めた日本酒を「ぬる燗」と呼びます。

熱くない程度でやわらかい口当たりで、芳醇な香りが広がるのが特徴です。

熱燗

少し熱めの50℃前後に温めた日本酒を「熱燗」といいます。

甘みが減少し、辛口寄りのシャープな印象に。キレが欲しい方におすすめです。

燗酒に向いているお酒とは?

一般的に純米酒や本醸造酒など米の旨みやコクがしっかり感じられるものが燗酒に合うとされています。だたし型にはまることなく、 初めは好きなお酒を好きな温度で味わう方法 もおすすめです。

普段、冷酒で飲んでいるものをちょっと温めてみる!なんてのもひとつの楽しみ方です。いつもと違う温度の日本酒は新たな発見があるかもしれませんよ。

スーパーでも購入可能!燗酒で飲んでみたい日本酒5選

最近はスーパーでも多種多様なお酒の購入が可能になりました。お店によっては酒屋並みの品揃えも!本格的な日本酒が手軽に入手できます。温度を変えて飲んでみるのはいかがでしょうか?

菊水の辛口(新潟)

新潟県北部に位置する新発田市に蔵を構える「菊水酒造」。どんな食事にもマッチするお酒として1978年に発売された菊水の辛口は、全国燗酒コンテストで最高金賞を受賞。お値段以上にレベルの高さを感じられる日本酒です。

冴えた辛口ながらもしっかりと旨みがあり、料理の味を邪魔しない存在が家飲みに最適なお酒です。

特別純米 北秋田(秋田)

伝統的な日本酒の作り方「生酛造り」で仕込まれた特別純米 北秋田。自然の力を利用して作られた味は、米の旨みを生かしたふくらみのある濃厚さが特徴です。やや辛口のすっきりとした味わいが多くの人から愛されています。

こちらも全国燗酒コンテストで最高金賞を受賞した注目のお酒。つくられる過程からは想像できない価格設定も人気の理由です。

本仕込 浦霞(宮城)

1724年創業、1000年以上の歴史を持つ酒蔵でつくられた人気のお酒「本仕込 浦霞」。飲み飽きない爽やかさと端正なキレが印象的な日本酒です。

あわせる料理は肉、魚、野菜を選ばずなんでもOK!まろやかな味わいがどんな食材もつつみ込みます。

数々の日本酒コンクールで賞を与えられた宮城を代表するお酒です。

加賀鷲 極寒純米辛口(石川)

「寒仕込み」製法で寒い冬に仕上げられた純米酒「加賀鷲 極寒純米辛口」。

気温の低い冬は雑菌も少なく、酒造りに最適な時期とされています。

キレと程よい酸味のバランスが素晴らしいこのお酒は、日本酒を飲みなれていない方にもおすすめ!口に含んだ瞬間ぱっと旨みが広がります。

澤乃井純米大辛口(東京)

東京奥多摩地区の自然の中でつくられている「澤乃井純米大辛口」。甘みが少なく、名前の通りキレのよい本格的な辛口の日本酒です。

強く飲みごたえある印象ながらも、くどさがまったくない。さらっとしている飲み心地がどんな料理にも寄り添い、お互いを引き立てます。

飲み飽きない美味しさから、常備したいお酒の一つです。

自宅で簡単!ぬる燗&熱燗の作り方

繊細な日本酒の温度調節、ちょっと難しそうですよね。「燗酒はお店で飲むもの」というイメージが強いかもしれませんが、自宅でも簡単に作れる方法があるのでぜひ試してみてください♪

湯せん

  1. 徳利に八分目までの量で日本酒を注ぎます。入れすぎは吹きこぼれの可能性があるのでご注意を!
  2. 徳利の肩の高さまで浸かるお湯を用意し、 沸騰したら火を止めます。
  3. お湯に徳利を入れて好みの温度になるまで待てばOK!(ぬる燗2分、熱燗3分)
  4. 徳利の底を触ってみて、少し熱いと感じるくらいが40℃以上になっている目安です。

電子レンジ

  1. 徳利にお酒を入れたら口にラップをします。
  2. 1合徳利の場合、ぬる燗40秒、熱燗1分が温めの目安です。(500Wの電子レンジで常温のお酒を温める場合)
  3. 徳利の形状から上下で温度差が出てしまうため、 途中で一度取り出して軽くかき混ぜるのがポイント!
  4. 電子レンジの種類によってはオート機能で備え付けられているものもあります。

徳利がない場合

  1. 容器に日本酒を入れラップをかけます。電子レンジに入れ、 飲みたい温度+5℃を目指して加熱しましょう!
  2. 水をはった別の容器に浸し、好みの温度になるまで熱を下げます。電子レンジの使用により急激に温度の上がった日本酒は、アルコール感を強く感じます。軽く冷やすことで味や香りが落ち着きます。
  3. 鍋や徳利の大きさ、日本酒の性質などによりできあがりはさまざま。まずは気楽にチャレンジしてみて好きな温度を見つけてみましょう!

燗酒で作る簡単アレンジレシピ

家飲みならではの良さはアレンジできること!気分を変えていろんな味を試してみてください。

ぬる燗

  • 温めた日本酒にレモンを搾る、または薄切りにしたレモンをそのまま入れてみましょう。 爽やかな酸味がプラスされ飲みやすくなりますよ。

  • すりおろしりんごを加えることで甘みと食感がプラスされカクテル風の仕上がりに! さらに甘みを足したい方はハチミツをプラスしてもおすすめです♪

  • 生姜のすりおろしとハチミツの相性も抜群! 生姜のピリッとした風味でさらに身体が温まります。

熱燗

  • 天日干しした魚のヒレ(エイヒレ、鯛など)でヒレ酒♪ 日本酒1合に対して1~2枚入れて蓋をし蒸らせば完成!弱火でしっかりヒレを炙ることで生臭さが解消されます。熱燗の温度はいつもより高めの70~80℃でヒレの旨みが出やすくなります。

  • おでんの出汁でだし割♪ 塩味が日本酒に加わることで美味しさがさらに引き上げられます。七味唐辛子をかけると奥深さがよりアップしますよ。

  • しっかりと溶いた卵に熱燗を注いでたまご酒♪ 一気に日本酒を入れると卵が固まってしまうのでゆっくりと注ぐのがポイント!寒い冬にもってこいです。

ぬる燗&熱燗に合わせたい料理は?

基本的に冷たい料理には冷酒、温かい料理には燗酒がマッチします。燗酒は甘みや旨みが立つためしっかりした味つけのものを合わせるとまとまりがでます。

チーズ、フライ、餃子、焼き魚など、まずは家にあるものでお試しください。ぬる燗の甘みに小豆羊羹を合わせるパターンも!自由な家飲みにルールはなしですよ♪

この冬は燗酒で決まり!

燗酒を通して新たな日本酒の良さを知ることで、あわせる料理にも幅が広がり毎晩の晩酌がより一層楽しくなるでしょう。

凍えるような冬の時期はぬる燗、熱燗で心身ともにリラックスしましょう!

やってみよっか?

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