お祝い行事にかわいい手作りベビー袴を!わが子に似合うコーディネート術【ハンドメイド】
赤ちゃんが生まれて、はじめて迎える「初節句」や、生後100日を祝う「お食い初め」などのお祝い行事で、ベビー袴を着させたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
早ければ約2日間で、オリジナリティに溢れたベビー袴を作ることができます。
ベビー袴とは
販売されているベビー袴の多くは、 着物と袴が一体になったロンパース です。
その着せやすさが注目され、目にする機会も多くなりました。
ベビー袴以外にも、お祝い行事用衣裳の選択肢として、0~1才児向けのレンタル着物も流通しています。
しかし、「赤ちゃんが嫌がって、着てくれないかもしれない」といった不安もあり、簡単に着させられるロンパース型のベビー袴を選ぶ方が多いようです。
市販のベビー袴は、普段着ている洋服と似た生地で作られているものが多く、着物と比べると特別感に欠けてしまいます。
私自身、もともと着物が好きでこだわりを持っていたため、気に入ったベビー袴には出会えませんでした。
そこで、自分好みの生地を用意し、ロンパースではなく着物と袴に分けて自作してみたところ、驚くほど簡単に作ることができたのです。
材料
着物や袴の型紙は、ネットでたくさん紹介されており、無料で入手できます。
また、着物は仁平の型紙でも大丈夫です。
どの型紙でも基本的に材料は共通しているので、型紙に従って必要なm数を用意してくださいね。
着物
- 表地(少し厚みのある生地の方が、美しく仕上がります)
- 裏地(ガーゼや、やわらかいコットンなど。)
最近は洋柄の着物も流行っています。和柄にこだわらず、 お子様に着させたい・似合う生地を選んであげてくださいね 。
また、裏地は袖口から見えるので、表地と組み合わせの良い色を選びましょう。
袴
- 生地(シワになりにくい素材のもの。)
- ゴム(太さは約10mmのもの。)
長さは、成長に合わせて調整できるよう、 赤ちゃんのウエストよりも少し長めに用意しましょう。
作り方
着物
型紙を参考に、生地を裁断し、表地と裏地を貼り合わせます。
このとき、 基本的に衿に裏地はない ので、注意してくださいね。
袖の成型、身ごろと背中のパーツを作ったら、〇で囲った部分を縫い付けます。
襟を縫い付けたら完成です。
私はミシンを使ったので、縫う作業はあっという間に終わり、生地の裁断時間に長くかかってしまいました。
形になっていく過程に、とてもワクワクしますよ。
袴
・スカート型
コットン生地の上部に、ウエストのゴムを入れる部分を作り、
生地の端と端を縫い合わせます。
ゴム通し口として、2cm程度縫わない場所を作っておきましょう。
丈を足が隠れる程度の長さに裁断し、切り口を内側にして織り、糸が出てこないように処理します。
ウエスト部分にゴムを入れたら、スカート型の袴の完成です。
・ズボン型
図のように裁断し、
点線の部分を縫い合わせていきます。
生地を裏返し、スカート型と同様に、ウエストのゴムを入れる部分作り、裾を調整します。
ゴム通し口から、ゴムを調整したら完成です。
ズボン型の袴は、 「男の子なので、スカート型はちょっと抵抗がある」という方におすすめ です。
かぼちゃパンツの型紙で、裾の部分にゴムを入れずに仕上げました。
おすすめのアレンジ
ズボン型の袴にヒダと、ウエストにリボン、つまみ細工で作ったお花を付けてみました。
写真映えも良く、女の子らしい袴に仕上がったかな、と満足しています。
袴のウエスト部分のゴムを調整し、 お食い初めから半年後の初節句まで、2回着用することができました。
衿の部分には「重ね衿」として、袴と同じ生地を縫い付けるとより着物らしく仕上がります。
わが子に似合う、素敵なベビー袴を
ベビー袴は、店頭に並んでいるものは少なく、まだまだネット販売が主流です。
しかし手作りなら、布を実際に手に取って選ぶことができます。
そして何より、わが子に似合うよう自由に作ることも、手作りならではの楽しさがあります。
忙しい子育ての合間にも、簡単に作ることができるので、子育ての思い出の一つとして、挑戦してみてはいかがでしょうか。
素敵なお食い初め、初節句になることを祈っています。
やってみよっか?