【ハンドメイド】”子どものはじめて”におすすめ♪ 糸で指編みを楽しもう!
指編みといえば、子どもと一緒に作れるハンドメイドのひとつです。道具はほとんどいらないし、難しい技法もないため子どもとおしゃべりしながら編むことができます。また、簡単なものなら30分ほどでできるので、子どもは飽きずに楽しめます。
今回は、すきま時間にできる指編みの作品を3つ紹介します。どの指編みも技法は全く違いますが、すべて指編みです。編み物を始めたいという初心者の人には、ちょうどよいレベルになります。また、どの作品も編み方を覚えておけば、違ったアレンジができるのでぜひ挑戦してください。
指編みでアクリルたわしを編もう!
アクリルたわしの編み方は、リリヤン編みといいます。通常リリヤン編みをするときは、ニッチングという編み機を使って、編み機に糸をひっかけながら編んでいきます。それを 指に糸をひっかける ことによって、編み機を使うのと同じ技法になるのです。
指編みでリリヤン編みができると、マフラーも編むことができます。一番基本的な編み方で、 子どもでも簡単に編むことが可能 です。慣れてしまえば、子ども一人で編むことができるでしょう。編むときは、好きな色や素材の糸を使えば楽しめること間違いなしです。
編み方
① 指に糸を巻きつける
左手の親指に2回糸を巻きつけます、そして、写真のように 人差し指から交互に糸を絡めます 。小指までいったら折り返して先ほどとは逆に糸を絡めていきます。
② 糸を指に交互にかけていく
人差し指にあった糸を指に絡ませず、小指までもっていきます。次に 上の糸はそのまま、下の糸をトンネルをくぐるように指を入れて いきます。これで、ひと目完成です。同じように次の指も、上の糸はそのまま、下の糸はトンネルをくぐるように指を入れましょう。この作業を小指まで行います。
小指にきたら、糸を後ろに回して1周させ同じことを繰り返してください。すると、手の甲のほうに編みこんだものがどんどん長くなっていきます。コツは、 指をくぐらせたあと少し糸を引っ張って引き締めます 。すると、最後まで緩まず編むことができますよ。
③ 糸の始末をして完成
自分が作りたい長さまできたら、 糸を一周させて15cmほど残してから糸を切ります 。次に人差し指にかかっている下の糸に、上の糸を写真のように矢印の方向に引き抜きます。中指も矢印の方向に、糸を引き抜きます。それを小指まで行ったら、指から糸を外してください。
両端の糸を少し引っ張って形を整え、輪を作ったら完成 です。少し太めの針を使って平たいたわしのように作る方法もありますが、この形でも十分アクリルたわしになります。自分で作ったアクリルたわしで、ぜひ食器を洗ってみてください。
指編みでブレスレットを編もう!
この編み方は、かぎ編みの くさり編みと同じ技法 です。かぎ編みだとかぎ針を使って編みますが、指編みだと道具は必要ありません。くさり編みはかぎ編みの基礎中の基礎なので、かぎ編みを始めたい人がまずは指編みで挑戦してもよいかもしれませんね。
ブレスレットを編むので、普通の毛糸よりアクセントがある糸の方が華やかになります。複雑に絡んでいる糸でもくさり編み自体難しい技法ではないので、 かぎ編みや棒編みでは編むのが大変な糸 を使ってみてください。
編み方
① くさり編みを編んでいく
糸を玉結びにして、輪になった糸の中に糸をくぐらせます。 最後まで糸を出さずに輪になった状態 にしておいてください。次に、新たに輪になった部分に糸をくぐらせます。この作業を続けるとくさり編みができていきます。
② 手首の長さまで編んだら玉結びをして完成
輪にする大きさが大きすぎたり小さすぎたりすると、くさりの大きさが変わるので、なるべく 輪の大きさを均等 にしてください。今回は、もうひとつくさり編みのブレスレットを作り、合わせて玉結びにして2連のブレスレットを作りました。
アレンジとしては 中に大きめのビーズを入れたり複数のブレスレットをさらに交差させたり と、自分のスタイルに合わせてブレスレットを編むことができます。子ども用なら、中にゴムひもを通してヘアゴムやシュシュにすることもできます。
指編みでお花を編んでみよう!
ここで紹介するお花は、編むということはしません。 指を使ってお花を作る という言い方の方が正しいです。使用する道具は、糸と毛糸が通る少し大き目の針が必要になります。あと、お花の中心に大きめのビーズをつけると可愛らしくできます。
このお花をヘアゴムに付けてヘアアクセサリーにしたり、何個も作ってガーランド風に飾ることもできます。また、リリヤン編みでもお花を作ることは可能です。 編み方によってお花の形は全く違うものになる ので、編み方を変えるのもおもしろいかもしれません。
編み方
① 大きめの花弁を5個作る
指に糸を30回ほど巻きつけます。次に 15cmほど残して糸を切り、手芸針をつけて輪の中 に通します。そして、手芸針を写真のように輪になった自分の糸の中に入れて引き締めます。これを2回ほど行い、糸止めをしてください。反対側も同じように2回引き締めてください。
② 5個の花びらをつなげて完成
糸止めしたほうに手芸針を縦に通し5個つなげます。 しっかりと締め付け、花の形に整えたら玉結び をして完成です。真ん中にビーズをつけると、よりお花らしくなります。これを子どものヘアゴムやヘアピンに付けたり、ブローチにしたりすることもできますよ。
指編みをするときのポイント
あまり力を入れて編まない
編み物全体にいえることですが、編み目にすき間がないと実際に完成する作品が小さめにできてしまいます。指編みも、 自分で考えているより短かったり小さかったりする こともあるのです。なので、編むときはあまり力を入れずゆったり編むことを心がけましょう。
中断するときは輪っかが外れないように注意する
指を使うので、どうしても急な状況になって 糸を指から外すときに失敗すること があります。指に入れた輪っかが小さくなったり、かけてた糸から外れてしまったすることもあるかもしれません。
万が一に備えてリリアン編みの指編みをするときは、 鉛筆やボールペンを1本 そばに置いておきましょう。もし指から糸を外さなければいけなくなったら、鉛筆に輪っかをくぐらせておいてください。そうすれば、絡んだり糸から外れたりすることは防げるはずです。
子どもと一緒の時は子どものペースで
指編みは、子どもとのコミュニケーションをとることができます。難しい技法がない分、大人にとっては簡単でさくさく編み進めることができるかもしれまえん。しかし、子どもと一緒に編むときは、なるべく 子どものペースに合わせて 編みましょう。おしゃべりしながら作る作品も、思い出になりますよ。
指編みを覚えて、おうち時間を子どもと楽しもう!
指編みは、初心者でも簡単で気軽にできるハンドメイドです。準備する材料や道具も最小限で、簡単なものなら一つの作品を完成させるのに30分かかりません。それなのに、 他の編み物と引けを取らない素敵な作品 ができあがるのです。
子どもと一緒にできるということでも、指編みはおすすめです。自分のやり方を見せてあげれば、子どももすぐに編み方を覚えて、どんどん上達していくでしょう。 子どもが初めて作るハンドメイド作品 になるかもしれませんね。
もちろん、場所も選ばないので好きな時間に好きな場所で毛糸があればすぐ編むことができます。おうち時間も、暇を持て余すことなく指編みに没頭すること間違いなしです。もし、 家に余っている毛糸 があればぜひ指編みを覚えて、おうち時間を子どもと一緒に楽しく過ごしてください。
やってみよっか?