育苗（いくびょう）とは？発芽・育苗が必要な野菜やおすすめグッズ
育てる野菜によっては「育苗（いくびょう）」が必要な種類があります。
育苗とはどのような作業か、どのようなグッズ・アイテムが便利かなど詳しく解説してみたいと思います。
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道具(難度) ■■
事前準備(難度) ■■
経験(難度) ■育苗とは？
「育苗」とは、 苗を順調に生長させること です。
温度や湿度、日照などの環境を整えて「 病害虫 」から保護します。
このような苗づくりが育苗と呼ばれています。
苗を栽培する場所は「 苗床 （なえどこ）」、種子をまいて育てる容器は「 育苗箱 （いくびょうばこ）」です。
「苗半作（なえはんさく）」とは？
植物の生育の大半は 苗で決まる といわれています。
野菜でいえば、たくさん収穫できるかが、苗にかかっています。
よい苗とは？
- 苗に勢いがある
- しっかりと根を伸ばせる
- 根群を発達させ、養分・水分をしっかりと吸収できる
ことができること、 環境の変化に対応できる ことです。
寒さに強く、暑さに強い。乾燥にも雨にも湿気にも強い。病害虫にも負けない。
このような苗にすることを目標にします。
育苗に失敗するとは…？
弱い苗だと、すぐに害虫に浸食されて罹病してしまいます。
タネが発芽したら、肥料を効かせて日照させましょう。
無駄に徒長（間延び）した苗もいけません。
徒長した苗になる理由
上の写真はどちらもソラマメの苗です。
向かって右側のひょろひょろっとした苗が「徒長苗」と呼ばれます。
間延びした徒長苗になる大きな原因として挙げられるのが「 日照不足 」です。
ひょろひょろっと背が高い理由は、「 日光を求めて無理に背丈を伸ばすため 」といわれています。
ほかにも、
- 水分が多すぎる
- 間引き不足
- チッソ分が多すぎる
などの原因があるといわれています。
ホームセンターで売られている苗などでも、徒長した苗は選ばないようにしましょう。
徒長した苗は失敗作といわれています。
発芽・育苗が必要な野菜
ポット・セルトレイなどの苗床、育苗箱で発芽させる野菜
- トマト
- ナス
- キュウリ
- シシトウ
- ピーマン
- カボチャ
- トウガラシ
- スイカ
- キャベツ
- レタス
- ブロッコリー
- カリフラワー
などなどの野菜は直接のタネまきではなく、発芽・育苗の工程作業が必要です。
発芽と育苗のためのグッズ
通常は「ポリポット」で育苗することが多く、育苗箱は、発泡スチロールの箱、小さめのプランターを使うことが多いようです。
発泡スチロールや小さめのプランターを持ち運びし、よい環境に置きながら育苗します。
土は培養土、もしくはさし芽用の土を使うことが多いです。
それぞれの野菜の種子にとってよい気候・気温・湿気などの状態がわからないと育苗に失敗する可能性があります。
今回は初心者でも育苗の失敗が少なく済むグッズをご紹介します。
ジフィーセブン
ジフィーセブンとは、そのまま植えられる土ポットです。
- 水で膨らむ培養土
- 肥料入り
- 育苗・さし芽におすすめのアイテム
20日以上かかる育苗の場合、追加で肥料を与えてください。
カビ状のものは菌類の一種なので品質に問題はない と公式サイトの商品ページで紹介されています。
ジフィーセブンの便利なポイント
給水だけで発芽＆育苗できる点です。
ロックウール
水耕栽培で使われることが多いロックウールですが、野菜の種子を発芽させることも可能です。
通常のスポンジよりも排水性がないため、常に湿っている状態になります。
そのため、湿気に弱い種子＆苗の生長には向きませんので注意。
水耕栽培 ロックウール 栽培マット 1キューブサイズ:36×36×40mmが1シート 14キューブ入り
種植え/育苗に最適なキューブ状の水耕栽培ロックウールです
【育てられる 植物】
トマト ピーマン きゅうり 枝豆 ナス ししとう 等の果菜類
バジル レタス 葉レタス 葉ネギ ミズナ キャベツ 等の葉野菜
バラ パンジー デージー 等の花
種まきハウス
まさに育苗のためのセルトレイセットです。
防寒、霜対策、防虫対策になる透明のフタ、通気性のためのフタの穴など、とてもよい状態で育苗することができます。
別売りのさし芽用の土で栽培すれば上手に発芽＆育苗することができます。
とても便利なアイテムなので上手に利用してみてください。
育苗を成功させよう
今回の記事では「苗半作」について詳しく解説してみました。
せっかく育てるならたくさんの収穫ができるよう、よい苗づくりにチャレンジしてみてください。
苗を購入する際には、 病害虫の被害の痕がないこと、徒長していないこと、葉の色が薄くないこと をチェックして購入してくださいね。
やってみよっか？
