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ドイツ旅行中にぜひお試しあれ!手軽に食べられるおすすめファストフード6選

海外旅行中にはその国ならではのグルメを味わいたいものですが、レストランに立ち寄れる時間が惜しいと思う方もいるでしょう。

そこで今回は、ドイツのファストフード事情について解説します。ドイツ旅行に興味がある方は、日本とは違うドイツのファストフードの魅力をぜひチェックしてみてください。

ドイツのファストフード事情とは

ケルンのインビス

ドイツの食べ物といえば、ソーセージとビールの印象が強いでしょう。しかし、実際にはそれ以外にも美味しいものは数多くあります。中でもファストフードは、「早い・安い・美味しい」の三拍子が売りである点は世界共通です。海外のファストフードと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、マクドナルドなどのハンバーガーチェーン店でしょう。しかし、ドイツには 「インビス(Imbiss)」 と呼ばれるもっと安く手軽に食べられる場所があります。

インビスは、ドイツの駅や街中にある日本の屋台のような軽食スタンド。屋内飲食スペースが用意されているところは少なめで、屋外にあるテーブルでの立ち食いか、路上での食べ歩きがほとんどとなります。ドイツ人にとってインビスは空腹を満たすスナック感覚で親しまれており、スーツを着たサラリーマンや買い物帰りの奥さんが大通りでパンを頬張る姿が当たり前に存在します。

インビスはお店ごとにメニューが異なり、ドイツ料理に限らずトルコ系やアジア系など国際色も豊か です。ドイツらしくビールも提供されており、場所によってはジョッキビールが飲める場所もあります。ササッとお腹を満たしたい時の強い味方となってくれるのが、インビスなのです。

手軽に食べられるドイツのファストフード6選

ドネルケバブ

地方によって種類が変わる「ソーセージ」

ドイツといえば、やはり 「ソーセージ」 が欠かせません。ドイツに来たことがある人の中には、道端で販売しているシーンを見かけた方も多いのではないでしょうか。

ドイツ語ではソーセージを「ヴルスト(Wurst)」 と呼び、インビスではパンに挟んで提供しているところもあります。注目は、 ソーセージの種類が地域や店によって変わる こと。例えば、フランクフルトでは茹でて食べることが多い細長の「フランクフルター・ヴルスト」ですし、ニュルンベルクではカリッと焼かれた7cm程度の「ニュルンベルガー・ヴルスト」が味わえます。

ドイツ国内を周遊するなら、サイズや味、調理法が異なるその地方の名物ソーセージをぜひ食べてみてください。

ベルリン生まれの大人気メニュー「カリーブルスト」

「カリーヴルスト(Currywurst)」は、ドイツ全土で愛されているベルリン生まれの名物ファストフード。 焼きソーセージにケチャップとカレーパウダーが振りかけたシンプル作り方ですが、どのお店でも同じ味わいが楽しめるわけではありません。独自製法のケチャップを使っているお店や、ソーセージにこだわったお店など、 インビスごとに味付けがかなり異なっている奥深いメニュー なのです。特に発祥の地であるベルリンでは、複数のインビスを訪れて味の違いを楽しんでみるのも面白いでしょう。

また、サイドメニューとしてフライドポテトも一緒に注文してみてください。スパイシーなカリーヴルストと相性が良く、さらに病み付きになる美味しさが堪能できます。

野菜も採れるもう1つのベルリン発祥「ドネルケバブ」

ドイツはトルコからの移民が多く住んでおり、 トルコ料理のケバブがドイツ風にアレンジされたのが「ドネルケバブ(Döner Kebab)」 。カリーヴルストと同じくベルリン発祥のファストフードで、たっぷり野菜が入っているのが嬉しいメニューです。

ケバブは調味料で下味を付けた肉や野菜を串に刺して焼いた料理で、ドネルケバブはそれをパンに挟んでワンハンドの一品にしているのが特徴。羊肉が主流ですが、鶏肉などを使っているお店もあります。パンの種類も地方によって異なり、東ドイツではピタパンのようなものが、西ドイツではハンバーガーのバンズが一般的です。

ファストフードでありながら野菜も摂れる ので、栄養バランスが気になる方はぜひ試してみてください。

日本の味に似たカツレツ「シュニッツェル」

ドイツとオーストリアで定番の肉料理である「シュニッツェル(Schnitzel)」。レストランメニューのイメージが強い料理ですが、パンに挟んで提供しているインビスも多くあります。

シュニッツェルは、叩いて薄く伸ばした肉に衣をつけてフライパンで揚げ焼きにした料理で、インビスでは価格の安さから鶏肉か豚肉を使うのが一般的、 日本のカツレツに似た味で、パンからはみ出るほどの大きさとは裏腹に、サクサクと食べ進められる料理となっています。食べ慣れない食事に疲れた方や日本の味が恋しくなった方にぴったりな、 カツサンド感覚で楽しめるファストフード です。

満腹感がバッチリの挽き肉料理「フリカデル」

「フリカデル(Frikadelle)」は、北ドイツにあるハンブルクで生まれた挽き肉料理。今では日本の家庭料理の定番となった、ハンバーグの起原となった料理です。

フリカデルは、挽き肉に刻んだ生玉ねぎやパプリカ、スパイスを混ぜ合わせ楕円形にして焼いた料理 で、見た目は日本のハンバーグとかなり似ています。ソースがなくても食べられるよう、ハンバーグよりもしっかりとスパイスが効いているのが特徴。 インビスでは大抵パンに挟まれて提供され、1つ食べるだけでも充分な満腹感が得られます。

シュニッツェル同様フリカデルは日本人の口にも合いやすいので、ガッツリ食べたいけれどレストランに入る時間がない場合におすすめです。

ピザそっくりのハンガリー料理「ランゴス」

「ランゴス(Langos)」は、油で揚げたパン生地の上にガーリックを塗り、サワークリームやチーズなどのトッピングを乗せたハンガリーのストリートフード。 ドイツではお祭りの定番として親しまれており、インビスでもよく見かけます。

サックリと軽い口当たりで日本人好みのモチモチした食感が楽しめるランゴスは、チーズだけでシンプルに食べるのも良いですが、 ご飯代わりにする際にはオニオンやベーコンなどのトッピングがおすすめ 。パウダーシュガーやヌテラを乗せてデザートピザのような味わいにもできます。トッピングの組み合わせ方を考えられるのが、ランゴスならではの魅力と言えるでしょう。

気軽なファストフードでドイツ料理を味わってみよう

カリーブルスト

ドイツではインビスを利用することで、多種多様なご当地グルメが楽しめます。インビスはレストランよりも料理の提供が早く、大手ファストフードチェーンよりもリーズナブル。

ぜひこの記事を参考に、ドイツ旅行の際にはインビスを上手く利用してドイツグルメを満喫してみてください。

出典・参考

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