【家庭菜園】来年も咲かせよう!ビオラの種の採り方、保存方法、種蒔きまでを一挙ご紹介
今回ご紹介するのは、ビオラの種を採る方法です!
ビオラは、種採り、種蒔き初心者さんに適した丈夫な花。簡単に苗を作ることができ、花の少ない冬から初夏まで長く咲いてくれます。
種を採って育て、また庭を彩れるなんて素敵ですよね♪一緒に挑戦してみましょう!
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花柄を摘まないで種を育てる
まずは、種を育てましょう。 今咲いている花弁を取らずに放置するだけです。 花柄摘みをしてしまうと、種が育たなくなってしまいますので気をつけましょう。見た目が悪くなりやすく、花壇植えで抜きたくなる場合は、種を取る株だけ鉢植えに移し替えてあげる方法も♪
写真のビオラは、 萎れた花の手前に丸いものがあるのがわかりますね。 種が入っている子房です。子房が弾けると中から種が出てきますよ♪
この子房を大事に育てていきます。
水切れさせないように注意する
この時に気をつけたいのが、水切れです。種を作るために、ビオラも体力を使います。 水切れで弱らせてしまうと枯れてしまう可能性も高いので、気をつけましょう!
ビオラの種を採取する
子房が熟すとパカッと割れます。割れるとザクロのように沢山の種が現れるのですが、問題は 子房が割れた後に種が四方八方弾け飛ぶということ。
ビオラの種は細かく拾うのは困難ですので、弾ける前に採取する必要があります。
弾ける直前に摘み取り、密閉空間で弾けさせる方法
1つ目の方法は、 子房が割れる前に摘み取る方法です。 この写真は、昨年の5月24日に私が摘み取った子房の写真と、先ほどの写真を並べたものです。
左側の子房の先には黒い点 がありますよね。雌しべです。そして子房が少し茶色に変化しているのが分かります。右側は雌しべが黄色く、子房も青々と瑞々しく見えませんか。
摘み取るタイミングは左側の、雌しべが枯れてきたタイミングです。 雌しべが黒くなってから摘み取ると、約2日ほどで子房が弾けますよ! 弾けさせる時は密閉空間がベスト。 私は茶封筒の中で弾けさせています。程よく通気性も確保できるのでおすすめです♪
茎にお茶パックをかける方法
もう1つの方法は、 摘み取らずにそのまま弾けさせて種を採取する方法。 ただし、そのままですと採取前にバラけてしまいますので、 お茶パックを被せてあげると良いでしょう。
100円ショップなどで購入できるお茶パックを、子房に被せてあげます。 この場合、雌しべが黄色の状態でも構いません。 被せたらホチキスなどでお茶パックが外れないように留めてあげ、子房が割れ、種が溢れたのを確認したら、茎を手やハサミで切り落とします。
ビオラは1株でも沢山の種を作りますので、茎を摘み取る方法に不安があるならば、お茶パックも同時並行で被せておくと良いですよ♪
私は慣れるまで、お茶パック作戦で保険をかけておきました。
種の保管方法
密閉性のある袋に入れる
種は小さく、散らばってしまうと大変ですので、 蓋が閉まる入れ物に保管します。茶封筒・小瓶・小さな保存袋など、家にあるもので構いません。
私は茶封筒で保管しますが、どのビオラから採取したのかを書き込むようにしています。
もし余裕があれば、
- 種蒔きの時期
- ビオラの色
- 採取した日付
などを書き込みます。
ビオラを育てる年間スケジュールが分かって良いですよ♪
冷蔵庫保管
種は、涼しく暗く、乾燥した場所で保管をします。 私は冷蔵庫のドアポケットに、空き缶にまとめてしまっています。
種には発芽能力というものが備わっており、月日を追うごとに発芽率が下がりやすくなる傾向が。発芽率をできるだけ維持するために、低温で低湿な場所で保管する必要があるのです。
お住まいの地域にもよりますが、私が住む関東暖地は、夏場の室内は気温・湿度共に高くなりがち。 冷蔵庫は低温・低湿を常にキープしてくれる空間ですので、種の保存に適していますよ!
できれば野菜室などが良いですが、我が家の場合は2歳の子供がいたずらしやすい位置にありますので、絶対に手の届かないドアポケットの1番上に保管しています。
種は小さく誤飲の可能性もあります。 お子さんやペットがいるならば、手の届かない場所を選びましょう!
種蒔きは9月〜10月がベスト
ここからは、簡単にビオラの種蒔きのお話をしていきます。
種蒔きに必要なもの
花壇に直播でも良いですが、ビオラは種が小さいので雨や風でどこかへ行ってしまう可能性も。種蒔き専用のポットに蒔いていくと良いですよ!
最低限必要なものは以下の4点。
1、セルポット
2、種蒔き用の培養土
3、霧吹き
4、トレー
ナガオ 料理 用 バット トレー 27.7x20.5cm
・サイズ:最外寸 27.7x20.5x4.3cm / 底寸約 23.5x17cm / 容量1.5L
・素材・材質:ポリプロピレン(耐熱温度120度) / 食洗器使用可/電子レンジ使用可
・生産国:日本/燕市
トレーは水が張れれば良いので、 家にある深めのお皿でも構いません。
土の準備
まずはセルポットに培養土を入れます。そして培養土は乾いた状態ですので、 水を含ませる吸水作業を行います。 土を満杯まで入れたらトレーに水を張り、30分ほど放置しておくと全体的に湿らせることができます。ジョウロで上から優しく水をかけ、吸水させる方法もあります。
種を一粒ずつ蒔いていく
セルポットには、種を1粒ずつ蒔いていきます。 細かい作業になりますので、爪楊枝があると蒔きやすいですよ!
もちろん、手でパラパラと蒔いても発芽します。 種を土の上に置いたら、薄く覆土をし、霧吹きで土を優しく湿らせます。
これで種蒔きは完了です!
セルポットを使用しなくても、トレーに培養土を敷き、パラパラと蒔く方法もあります(バラ蒔き)。こちらの方が蒔くのは簡単なのですが、私が今回おすすめしなかったのには、理由があります。発芽までは良いのですが、その後ポット上げと呼ばれる、ビニールポットに移植する作業が想像以上に大変だったのです…!
1つ1つの苗が独立していないバラ蒔きは、 幼い根っこが切れやすく、初心者の私には時間がかかってしまいました。 蒔く手間はかかるのですが、セルポットの方がその後の管理が楽になりましたよ!
底面吸水させる
発芽までは、土が常に湿っている状態を維持します。
土の容量が少ないセルポットは、土が乾くスピードも速いのが欠点。何度も土を確認しなくて済むように、底面吸水という方法をおすすめします♪
やり方は簡単。 水を張ったトレーに、セルポットを置くだけです。 土が乾燥すると勝手に水を吸い上げてくれるので、水切れするリスクが減ります。
注意点は、暑い日には涼しい場所へ移動させること。ここ最近の秋は、気温が高いですよね。トレーの水がお湯になる可能性がありますので、 発芽までは涼しい場所で見守りましょう。
発芽したら
種蒔きから2週間ほどで、ほとんどの種が発芽します。発芽が確認できたら、すぐに日光に当てるようにしましょう。
葉が4〜5枚出てきたら、ポット上げする合図。 3号(直径9cm)の小さなポットに1苗ずつ移してあげます。「土の表面が乾いたら水やりをする」を繰り返し、花が咲くまで成長を楽しみましょう♪
自宅で楽しむだけにしましょう!
種を採取することで、来年また見れるかな?という楽しみもできますよね。
ただし、 タグがついているブランド苗から採った種を育てる時には、必ず自分の家で育てるようにしてください。
自分で育てたブランド苗を、無断で人に譲ったり売ったりすることは「種苗法」という法律で禁止されています。ルールを守りながら、種蒔きを楽しみましょう♪
自分で育てた苗は、格別ですよ♡
やってみよっか?