【おうちでボルダリング!?】リーズナブルに「クライミングウォール」を自作する方法
梅雨に入り、そろそろ雨の多い季節になってきました。
ずーっと身体を動かさずに自宅で過ごしていると、運動不足になり、精神衛生上もよくなさそう…。
子どもたちには、自宅でも元気に身体を動かして遊んでもらいたい…。
そこでふと「自宅でクライミング(ボルダリング)できればいいな!」と思い立ち、クライミングウォールを自作してみました。
クライミングウォールを自作し、それを詳細に紹介している記事は、他にいくつもありました。
そこで、今回はクライミングホールドを自作して経費を抑える方法を紹介します。
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クライミングウォール用の壁は、小さな壁であれば2万円以下で制作・設置できるでしょう。材料はホームセンターで揃います。
クライミングウォールを自作する中で、なにが 一番高価 かといえば、 ズバリ!クライミングホールド です。信頼できるメーカーから買うとすると、普通はひとつ1,000円以上、高いものだと8,000円したりします。これらを20個も買えば、30,000円以上にはなるでしょう。壁の材料費より高いです。
「これでは、ちょっと作れないな~・・・」と思った私は「それならクライミングホールドも自作しちゃえ」と思って作っちゃいました。
完成品
まずは完成品を。正直とてもシンプルです。
はじめに言うと、
ポケットやスローパー、ガバッと握れるような大きなホールドの自作は困難 でした。なので、これらは購入をおすすめします。
クリンプやピンチ、足用の小さめホールドは、今回ご紹介する方法で自作可能 です。これらを作れば、必要なクライミングホールドのうち、少なくとも半分は代用できるはず。
【ボルダリング用語】
- ポケット :穴が開いているホールド
- スローパー:大きくて引っ掛かりがなく、滑りやすいホールド
- クリンプ :指を揃えてホールドの上に置く持ち方
- ピンチ :親指と他の指ではさむ持ち方
他の記事では、自作ホールドの製作過程があまり紹介されていなかったので、この記事ではこの辺りを詳しく紹介します。
材料費内訳
ざっくりですが、材料費用の内訳は以下です。仕入先によって、多少変動します。目安として参考にしてみてください。また、ここで紹介する材料以外にも代用できるものは色々あると思いますので、試してみてください。ホームセンターによっては、端材を格安で販売しているところもあります。薄い材料を使う場合は、いくつかのビスで固定した方が無難でしょう。
- 木片約30個:2×2材を1m×2つ、2×4材を1m×1つ=約1,500円
- M10用のボルト+爪付きナット30セット:約3,000円
ツーバイ材 【約38×38×910mm】[2×2]
約38×38×910mm
(1個単位での販売となります。)
●ホワイトウッド
節が小さく白っぽいのが特徴です。 樹種は「欧州トウヒ」や「欧州スプルース」などの、白木針葉樹の総称です。
使用した道具
私が今回使用した道具は、以下です。持っている道具があれば、費用もそれだけ抑えられますね。私はボアビットとドリルだけ今回のために購入しました。
- 電動ドリル:4,000円~
- 木工用ボアビット(M20):約700円
- 木工用ドリル(M10):約700円
- 各種、鉄製やすり、紙やすり:約500~1,000円
- 彫刻刀:約1,000円
makita 充電式 電動ドライバー
安心の国内ブランド「 Longsafe 」
【型番】:充電式 ドライバー マキタ互換 DF33DZ
【回転/分】:高速 0~1,500、低速 0~400 18段トルク調整
【設定豊富ライトあり】20段クラッチで豊富なトルク設定可能ライトあるため暗い所も活躍でき家具の分解や組み立も簡単になります。
SK11 木工用ドリル ボアビット 20mm
・用途:木材の止め穴・斜め穴・重ね穴あけ作業
・サイズ:20mm
・仕様:6.35mm六角軸
・対応機種:電気ドリル・充電ドリルドライバー・充電インパクトドライバー
スターエム 5-100 ショートビット 10mm
・商品サイズ(約):縦100×横10×奥行10mm。
・商品重量(約):27g。
・軸:普通鋼。
・刃:普通鋼。
・6.35mm六角軸。
制作過程の紹介
ここから具体的に制作過程を紹介します。まったく難しくありません。
木材を適当なサイズにする
まずは、購入した木材を適当なサイズに加工します。
ホームセンターによっては、30円ぐらいで 切断してくれるサービス も利用できます。
ボルト頭用の穴をあける
次に穴をあけていきます。ボルト用の穴ですが、ボルトの頭が穴の中に隠れるようにした方が、ホールドを掴んだ時に邪魔になりません。まずは、そのボルトの頭を埋めるための穴をあけましょう。
【ポイント】
- 頭の直径は16mm ありました。余裕みてボアビットは20mmにして、ちょうどいい感じでした。
- 木片+壁の厚さと用意したボルトの長さを考慮して、どの程度掘っていけばいいか 計算 しておいたほうがいいです。頭の高さはたいてい1cmぐらいだと思います。
- 穴をあける順番が大事! 大きい穴→小さい穴 にしましょう。小さい穴を先にあけてしまうと、その上に大きい穴をあけるのは、やってみるとわかりますが、非常に難しかったです(私は案の定失敗しました!)。
- 穴をあける位置は、 十分な厚み があり、できるだけ中央がいいでしょう。
ねじ穴をあける
大きい穴をあけたら、その下に、ねじ穴となる10mmの穴をあけていきます。
角をとる
穴あけ作業が完了したら、ホールドを握りやすくしていきましょう。最低限、角はとった方が安全です。角を取る方法は色々あると思いますが、私は彫刻刀を使いました。裸足で踏む場合、角があると結構痛い!ので私は、なめらかにしました。
彫刻刀では、ちょっとしたくぼみや摩擦面も作れます。ただし、木目や材の硬さにもよるので、大胆な加工は難しいでしょう。
やすりをかける
ざらざらしていたり、 バリが残っている なら、木のトゲが手に刺さらないように、やすりをかけておいた方が安全です。
壁にとりつける
できたら、壁に取り付けて完成です。強く締められれば、必要ないかもしれませんが、 回転防止用 に、ビスを打っておくと安心です。
自宅で元気にクライミングを楽しもう!
クライミングホールドの自作は、そんなに大きくなくて簡単な形状のものであれば、難しいものではありません。 道具さえあれば、ホールド費用を10分の1程度まで抑えられます 。
子どもはなぜか登ることが大好きです。高いところを見つけると親の心配をよそにせっせと登り喜んでいます。自宅に登れる壁など運動できるものがあれば、雨の日の運動不足やストレスの解消に貢献してくれるでしょう。挑戦してみてはいかがでしょうか。
やってみよっか?