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【ガーデニング】コニファーの剪定を自分でやってみよう!失敗しないやり方とコツについて

ゴールドクレストやブルーアイスなどの、葉の色や形、生長の流れの違いなど、種類が豊富なコニファー。

ヨーロッパの雰囲気がある庭を演出しやすく、庭木や生垣として人気です。

しかし、生長スピードが早く、庭に植え付けてから放置していると大木になって管理が大変になることも。そのため、定期的な剪定が欠かせません。

この記事では、コニファーの剪定・刈り込み方法、適切な剪定時期について紹介します。

コニファーの剪定・刈り込みについて

コニファーは「針葉樹」の総称で、マツやヒノキなど、さまざまな種類があります。クリスマスツリーのように上に高くなるものや地面をはうように生長するものなど、樹形のバリエーションも豊富です。

しかし、基本的にコニファーの剪定と刈り込みは同じで難易度も低く、ガーデニング初心者でもできます。

コニファーに剪定

基本的には、株の内側で混み合っている枝葉・茶色く変色した枯れ枝・不要に伸びた枝を剪定します。

ただし、 太い幹・枝を切り落とすような強剪定には弱く、必要以上に枝を切り落とすと樹勢(木が生長する勢い)が弱くなるので控えましょう

コニファーの刈り込み

生長の流れに勢いがあるコニファーは、細かく密集するように枝葉がよく伸びます。枝葉のどこを切っても新しい芽が出やすいので刈り込みやすく、幾何学的な形・動物のシルエット型など自由に樹形をに仕立てられます。

刈り込みをする場合は、 ヘッジトリマー(生垣用バリカン)を使うと作業効率が上がり時間短縮にもなる のでおすすめです。

コニファーの剪定は年1回のペースで行うと良い

地面に根付いたコニファーは、生長するスピードが早く、長い期間放置してしまうと巨木になることもあります。 伸びた枝葉によって株の内側が枯れ込んだり、病害虫の被害にあったりする こともあるので、年1回のペースで剪定しましょう。

コニファーの適切な剪定時期

コニファーの剪定は、いつでもできるわけではありません。基本的には3〜5月か7月・9〜10月の間に行うのがベストです。

真夏や真冬は、コニファーにとって大きなストレスを与えるため剪定を避けます。また、梅雨の時期に行ってしまうと病気にかかってしまう場合もあるので、できるだけ人が快適と感じるような時期を選びましょう。

3〜5月上旬・7月に剪定

コニファーの樹形が大きく乱れたり、樹高が高くなり過ぎたりして、 枝葉を切り落とす量が多い場合は、生長期の3〜5月上旬・7月に剪定 します。枝葉を切り過ぎても枯れにくく、切った後でも生長が良好です。

9〜10月に剪定

短く伸びた枝葉を切って、樹形や輪郭(りんかく)を整える程度で、 切りと落とす量が少ない場合は、生長の流れが落ち着き始める9〜10月に剪定 しましょう。

コニファーの剪定を自分でやってみよう!初心者でもできる方法とコツ

庭木や生垣、さらには室内のクリスマスツリーなどに使われるコニファーは、剪定をすることで高さを維持でき、美しいたたずまいに整えられます。

まずは、遠くからコニファーを眺めて、どれぐらいの大きさに仕立てるのか、仕上げのラインを決めましょう。

コニファーの高さを決めて切り詰める

樹高が高くなり過ぎたコニファーを低くしたいときは、切りたい高さの枝分かれした箇所で切り詰めます。上部に真っ直ぐ伸びる細い枝が出ている箇所で切ると良いです。

また、ツリー状のコニファーを中心の幹(主幹)の途中で切ってしまうと、場合によっては元に戻すことが難しくなります。その場合は 円柱状に形を変える のもおすすめです。

コニファーの樹形を乱す不要な枝を切り落とす

主幹から横・斜め上に伸びた枝葉からは、上部へ向かって強く枝が伸びる枝(立ち枝)が出ることもあります。樹形を見出し、生長の流れを悪くさせる原因になるので、枝分かれした箇所から切り落としましょう。

ちなみ、 毎年同じところで剪定をしていると、立ち枝が出やすくなるので、立ち枝が出る枝を切り落とす こともポイント!

コニファーの根元の枯れ枝や過密になった箇所を取り除く

コニファーの根元付近は、株の内側だけ茶色く枯れ込んでいたり、葉がなくなっていたりしていることもあります。

まずは、枯れ枝を全て取り除き、生きている枝を残すように細い枝葉を剪定しましょう。

コニファーの刈り込み|失敗しない方法

庭木として一本立ちのツリー状に生長したものや、生垣として四角く仕立てられたものなどさまざまな樹形があるコニファー。刈り込みの場合は、基本的には表面をヘッジトリマーやバリカンで表面を刈り込み、形を整えます。

ヘッジトリマー・刈り込みばさみで高さを調節

まず、高さを調節する場合は、ツリー状であれば剪定方法と同じように枝葉を切り落とします。

生垣で四角形に仕立てられたものは、枝が太い場合は 剪定ばさみで切り落としてから、上面をヘッジトリマーなどで地面と並行になるように刈り込みましょう

コニファーの側面を上から明日に向かって刈り込む

次にコニファーの側面を上から下に向かって刈り込みます。表面が平らになるように意識し、元の株の大きさまで小さくなるように刈り込むのがポイントです。

外側に伸びた不要な枝を切り落とす

中心の株から外側へ向かって伸びる不要な枝葉は、放置していると樹形が乱れるので、剪定ばさみを使って切り落としましょう。このとき、株の混み合った箇所も剪定します。

コニファーの剪定・刈り込み後にすること

剪定や刈り込みをしてストレスがかかってしまったコニファーには、ケアをしっかりとしましょう。

太い枝を切った箇所は癒合剤を塗る

剪定ばさみで太い枝を切ると、切り口から病気の元となるウイルスが入ることもあります。また、水分が過剰に抜けて枝枯れをする場合もあるので、癒合剤をしっかりと塗りましょう。

水と肥料を与える

枝葉を切られると、コニファーは新しい芽を出そうと生長の流れが変わります。水分や栄養を多く必要とするので、水やりと肥料やりを定期的に行いましょう。

ただし、土の中が過湿しないように調整しながら水やりを行なってくださいね!

日当たりと風通しを良くする

鉢植えでコニファーを育てている場合は、鉢を日当たりと風通しの良い場所に移動させましょう。 肌で涼しくて気持ちが良いと感じるような環境の良い場所を選ぶ のが大切です。

コニファーの剪定や刈り込みのコツを知って、自分でやってみよう!

剪定や刈り込みが簡単なコニファーは、適切な時期や方法を知っていれば初心者でもでき、コツを把握していることで失敗せず、美しいたたずまいに仕上げられます。

大きくなり過ぎたときや樹形が崩れてしまったときに、剪定や刈り込みをしてコンパクトにきれいにしてあげてください。

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