初心者向けの家庭菜園!土・肥料の種類、特性をわかりやすく解説
家庭栽培に少し慣れてきたら、野菜に合わせて土や肥料の調合を始めてみませんか?
土や肥料の種類について解説してみます。
本サイトには、アフィリエイトプログラムを利用し施設や商品、サービスサイト等から送客手数料を受け取るコンテンツが含まれます。なおご紹介する内容は、皆さまの役に立つものとなるようYOKKAにて独自に選定しています。
まずは培養土から
初心者でも失敗がない
初心者でもかんたんに手間なく野菜をつくることができる「 培養土(ばいようど) 」
土に肥料が混ぜられていて、栽培しやすい状態の土になっているのが培養土です。
培養土の種類はさまざまです。
野菜づくりをしたい場合は、「野菜づくり用」の培養土を探してみてください。
培養土 花 野菜用 ゴールデン粒状培養土配合 25L
プランターを使った園芸・家庭菜園に最適な培養土です。
ゴールデン粒状培養土が配合されています。
花や野菜の栽培にお使いいただけます。
約1ヵ月後に追肥をするとさらに生長が良くなります。 (元肥・鉢底石必要・追肥必要)
培養土をそのまま使って野菜を栽培してもOKですが、少し慣れてきたら、それぞれの野菜に合った土づくりを始めてみてもよいかもしれません。
野菜の栽培にとって「よい土」とはどのようなものなのでしょうか。
解説していきます。
よい土・野菜がよく育つ土の特徴とは?
水捌けがよい状態が好きな野菜、常に湿り気がある状態を好む野菜など、それぞれ個性がありますが、
- 水捌けがよい土(通気性・排水性・保湿性)
- 肥料持ちがよい
- 野菜の栽培に必要な微生物が育ちやすい土
がよい土(野菜を育てやすい土)といわれています。
黒土
土をふかふかにする効果
黒土は「黒ボク土」のことです。
(日本国外の黒土は別の性質になりますが、国内の黒土は黒ボク土と同じ性質です。)
黒土の特長として 「水捌けがよい」「軽くて耕しやすい(混ぜやすい)」 が挙げられることが多いです。
黒土だけで野菜を栽培することは難しい
黒土のみで野菜を栽培することは難しいです。
黒土はほかの性質・特長をもつ土と混ぜてこそ、効果を発揮する土といえます。
黒土の特徴として
- 黒土に含まれる粘土鉱物が肥料分を強く吸着する性質
というものがあります。
野菜が実をつけるために必要な「リン酸」の肥料も、黒土が吸収してしまい、野菜に行きわたらないという問題点がありますので、黒土だけで野菜を栽培することは難しいのです。
黒土もさまざまなメーカーから発売されています。
赤玉土
全体的にバランスがよい土
※この商品は園芸用(「屋内園芸用」と記載されています)ですが、屋外の家庭菜園で使用できる赤玉土も市販されています。
若干酸性に傾いている弱酸性の土です。
土自体には養分(栄養)は含まれていません。
赤玉土を混ぜる目的は、「水捌けのよさ(排水性・通気性・保湿性)」を向上させることです。
腐葉土
落ち葉 を腐らせてつくる肥料です。
土の通気性、水捌けをよくする効果が得られて、痩せた土(栄養のない土・野菜が育たない土)の再生目的に使われます。
さまざまなメーカーから発売されている腐葉土ですが、PB(プライベートブランド)のものは格安です。
家庭菜園を楽しむための土づくり
- 黒土3
- 腐葉土(落ち葉を腐らせてつくる肥料+土)2
- 赤玉土5
という割合を推奨しています。
基本の土以外で使える肥料3選
燻炭(くんたん)
野菜の栽培点必要な微生物を増やす 燻炭(くんたん) 。
アルカリ性なので、酸性に傾きすぎた土に有効です。
(雨が続くと土は酸性に傾きます。酸性の状態を嫌う野菜もありますので、そういうときに使うと有効)
燻炭のよい点
- 土の隙間に燻炭(くんたん)が混ざることで 通気性 と 水捌け がよくなります。
- 太陽の熱で温まるという性質がありますので、燻炭を撒いておくと土が温まります。まだ寒い日がある春先の野菜の栽培にとても有効です。
- 燻炭の半分が「 ケイ酸 」という成分です。野菜の皮を丈夫にして病気や虫への耐性を高める効果があります。
浄化作用で土壌改良 愛媛県産 くん炭 20L
・もみがらを炭化させたくんたんです。
・土に混ぜることでくことで排水性、通気性を良くし根の生育を育てます。
・愛媛県伊予市産。安心の国内産です。
・炭ですので水の浄化作用、悪臭の消臭効果もあります。
・ピートモスに混ぜて段ボールに入れて生ゴミ処理もできます。
・もみの形をくずして土と混ざりやすい微粒タイプになっています。
鶏ふん(発酵鶏ふん)
元肥(種を植える前に土に与える肥料)にも追肥(野菜の生育の途中で与える)にも使える肥料です。
「鶏のふんって臭いんじゃないの……?」
と思う方もいると思います。
鶏ふんでも「乾燥鶏ふん」は悪臭がします。
「 発酵鶏ふん 」のほうは臭いがマイルドでそこまで「臭い」という感じはありません。
含まれる栄養素は「チッソ(窒素)」「リン酸」「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」ですが、特に群を抜いているのは「カルシウム」、次に「リン酸」です。
栄養素の使い方はやや専門的な話になるので今回は省きます。
鶏ふんの特徴は以下の通りです。
- リン酸が効きにくい黒土(黒ボク土)との相性がよいので、黒土を使って栽培する際には、鶏ふんを元肥・追肥することをおすすめします。
- チッソがすぐに効いてくるタイプの肥料なので、野菜を大きく育てるのに向いている肥料になります。ただ、チッソが効きすぎると野菜の味が落ちるので、使い過ぎには注意が必要です。
【鶏ふんを追肥として使うとよい野菜】
- ほうれん草
- 小松菜
鶏ふんはすぐに分解され、即効性のある肥料なので、収穫までが短い野菜の追肥として使うのが有効です。
牛ふん
「馬ふん」「豚ふん」などもありますが、よく使われるのが牛ふんです。
アンモニア臭がしない肥料を希望する場合には「完熟」「熟成」のタイプを購入してください。
肥料が効いてくるのがゆっくりの「遅効性」タイプの肥料なので、元肥として使えばゆっくり長く持続する肥料の効果を実感できます。
病害に負けない強い野菜をつくることができる肥料です。
【牛ふんを元肥として使うとよい野菜】
- トマト
- ナス
- ピーマン
- カボチャ
- オクラ
- トウモロコシ
- 白菜
- 小松菜
- キャベツ
- ブロッコリー
- ほうれん草
- レタス
- 玉ねぎ
- ニンニク
- ネギ
- ソラマメ
- イチゴ
土づくり・肥料使いは奥深い
今回の記事では、土づくりのための各種、土の紹介、よく使われる肥料についてご紹介しました。
育ててみたい野菜に合わせて肥料を選んでみてください。
やってみよっか?