オーロラ鑑賞におすすめの都市は？ベストシーズン＆特徴も紹介
自然が創り出す幻想的な光のカーテン「オーロラ」。オーロラを見に海外旅行を計画する人も多いのではないでしょうか？
今回は、オーロラが見られるおすすめの都市と、そのエリアのベストシーズンや特徴をご紹介。ぜひ旅行計画の参考にしてくださいね。
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経験(難度) ■オーロラとは？
オーロラとは、極地近くの 夜空で見られる大気の発光現象 です。
宇宙から飛んでくる電気を帯びた微粒子が地球の大気とぶつかって放電し、そのエネルギーが光となって人の目に帯状に映る と言われています。
広範囲のオーロラから肉眼で見ることが難しいオーロラまで、大きさはさまざま。一瞬しか見られないものから1時間近くみることができるものなど、持続性にも差があります。
冬にしか発生しないと思われがちですが、実は 1年中この幻想は起きています 。
ただし、4月中旬～8月中旬は、日照時間が長く白夜の季節でもあるためオーロラ観測には適さないのです。
オーロラ観測は、 暗い時間帯が長くなる8月中旬～翌年4月中旬がベストシーズン と言われています。
オーロラの種類
オーロラとひと口に言っても、種類はさまざま。
- カーテン状のオーロラ
- コロナ型（1点から放射状に光が拡がって行くようにみえる形）
- 大波型
- タイマツ型
- アーク（弧状）オーロラ
- レイ（細い線状）などのはっきりとしたオーロラ
- 雲と見分けがつかないようなぼんやりとしたオーロラ
- 独特の周期で明暗を繰り返し、ほんの一部が光る脈動オーロラ
があります。
色味も、プラズマが衝突する気体の種類や高度によりグリーン、ブルー、レッドといろいろなのです。
オーロラが見られる条件とは？
オーロラが見られる条件は、以下のとおり。
- 夜である
- 人工の光がなく晴天である
- 北緯65度付近のオーロラベルトにある都市
オーロラベルトにある都市は、 北欧・アラスカ・カナダ になっています。
オーロラは、 20時～23時の間頃に見られることが多く、ひと晩で2回か3回、1回につき10分程度 と言うのが一般的です。
オーロラがよく見られる都市では、3日間滞在すれば、そのうちの1日または90％を超える確率で見ることができると言われています。
オーロラ鑑賞におすすめの服装
オーロラ鑑賞は極寒の夜に行うため、しっかりとした防寒対策が必要。
上半身は、体にフィットする長袖の綿素材の下着に、ハイネックのウールの長袖を着て、 スキーウェアか腰まである厚めのダウンジャケット を。
下半身は、 厚手のタイツやスパッツを最低2枚重ねて ジーンズやジャージの上にスキーウェアのような風を通さない長ズボンを。
足元は、 普通の綿の靴下2枚を重ね 、厚手のウールの靴下を履き、 くるぶしの上以上の長さがあり中に保温用の裏地の付いたブーツ を履きましょう。
さらに、耳が隠れるスキー帽、マフラーまたはネックウォーマー、 五本指＋ミトン型の2重の手袋 、体に貼るタイプのカイロとポケットに入れるタイプのカイロを用意しましょう。
オーロラ鑑賞におすすめの旅行先
ここからは、オーロラ鑑賞におすすめの海外旅行先をご紹介します。
【カナダ】イエローナイフ
カナダのイエローナイフは、 初めてのオーロラ鑑賞や、何度もオーロラを見たい人におすすめ のオーロラ鑑賞の聖地です。
オーロラベルトの真下に位置 しており、 3日間滞在すればオーロラを見ることができる確率は98.5%！
イエローナイフのオーロラ鑑賞ベストシーズンは、 11月～4月頃まで です。空気が澄んでおり晴天の日が多いため、美しいオーロラが見られる確率大！
運が良ければ、オーロラが破裂したように広がるブレークアップ現象を見ることができます。
オーロラ鑑賞以外にも、 冬は犬ぞりやスノーモービルなどのアクティビティも楽しめる ほか、 ブァッファローや北極イワナなど北極ならではのグルメが味わえる のも魅力です。
【アラスカ】フェアバンクス
アラスカ州のフェアバンクスは、 年間240日以上オーロラが出現すると言われているオーロラ鑑賞にピッタリの街 。晴天率が高く、 明るいオーロラが見られる ことで知られています。
1年を通じてオーロラを見ることができますが、 ベストシーズンは8月末～5月 。特に人工の光が少ない郊外では、素晴らしいオーロラを鑑賞できます。
また、天然温泉の露天風呂やスパが備わるリゾート施設もあり、 のんびり温泉に浸かりながらオーロラ鑑賞も楽しめます。
オーロラ鑑賞以外にも、氷河の上を走る雪上車、犬ぞり体験など、雪景色の中で楽しめるアクティビティが豊富！
アメリカ最北のビール工場があり、 併設レストランでは地ビールと一緒に、この土地ならではの魚介やトナカイなどの料理を楽しめたり、アラスカのキングサーモンを楽しめるお店があったり と、グルメも楽しめますよ。
【フィンランド】ロヴァニエミ
フィンランドのロヴァニエミは、 サンタクロースが住む町として有名 な北欧の都市。 日本から比較的行きやすいオーロラ鑑賞都市として人気 です。
オーロラ鑑賞のベストシーズンは、 9月～3月の間 。9月、10月、3月は、夜の時間が短いですが天候が安定しており、オーロラの出現率が比較的高く、11月～2月は夜が長いものの天候が安定していないため低めです。
サンタクロース村への観光や北欧雑貨のショッピング など、オーロラ鑑賞以外の見どころが多いのも魅力。
マッシュポテトとコケモモを添えたトナカイのソテーや、サーモンスープなど、この土地ならではの郷土料理も見逃せませんよ。
【アイスランド】レイキャヴィーク
レイキャヴィークは、 国全体がオーロラベルトに位置しているアイスランドの首都 です。
オーロラ鑑賞のベストシーズンは、 9月～4月。 冬はグッと気温が下がって寒く、曇りの日も多いのですが、晴れた日にはオーロラが良く見られます。
オーロラ鑑賞のほか、 ホエールウォッチングや氷河湖ボートツアーなどのこの土地ならではの自然に触れ合えるアクティビティが豊富！
鯨肉の料理もぜひ味わいたいところです。せっかくならば、 アンモニア臭が鼻をつくと言われる伝統料理の発酵させた鯨肉に挑戦するのがおすすめ。
ブレンニビン(Brennivin)という度数の高いお酒で流し込むのがアイスランド流なのだそうですよ。
万全の準備をしてオーロラ鑑賞を楽しんで！
世界中で、オーロラベルトと呼ばれる一部地域でしか見ることができない神秘的なオーロラ。一生に一度は見てみたいと思う絶景です。
オーロラが鑑賞できる都市は、たくさんの見どころがあり、素敵な海外旅行になること間違いなし！
寒さ対策は万全に、ぜひオーロラ鑑賞の旅を楽しんでみてくださいね。
出典・参考
やってみよっか？
