【離島で海キャンプ】南国の秘境・奄美大島|青い海と白い砂を楽しむおすすめキャンプ場6選
キャンプといえば多くは「山」を思い浮かべますが、実は海のキャンプも魅力がいっぱい。青い海、白い砂、マリンスポーツにバーベキュー、海釣りにサンセット、焚き火に波のハーモニー…。
この記事では、南国の秘境とも言われる奄美大島のおすすめキャンプ場を、絶景ビーチ&観光スポット情報も含めてご紹介します。
INDEX
奄美大島ってどんなところ?
どこにあるの?
奄美大島 は 鹿児島県奄美群島 の 代表的な島 です。島は一周460kmで、日本の離島では3番目の大きさです。地元では他の奄美群島の島々と区別するために「大島」「大島本島」と呼ばれ、約6万人がのんびり暮らしています。ちなみに奄美の方言で「大島」は「うしま」と発音するようです。
世界自然遺産
2021年7月、奄美大島は 「世界自然遺産」 に登録されました。日本では5つ目の登録であり、鹿児島県では屋久島に続き2つ目となります。奄美大島は他の島々と分離されていた歴史から島固有の生物が多く見られ、その 生物多様性 が評価されています。
奄美大島の代表的な固有種
- アマミノクロウサギ
- アマミイシカワガエル
- ルリカケス など
奄美群島国立公園
奄美大島は 「奄美群島国立公園」 に含まれています。奄美群島国立公園は、 奄美群島とその周辺海域 を区域とし、固有かつ希少な動植物、隆起サンゴ礁地帯、琉球石灰岩の海食崖などの自然の宝庫です。
アマミブルー
透明度の高い奄美大島の海は アマミブルー と名が付くほどの美しさ。白い砂、サンゴ礁、波打ち際に光る小魚…。奄美の海にはダイビングやシュノーケリングなどを目当てに多くの人が訪れます。
ウミガメ
奄美大島の美しい海には ウミガメ が暮らしています。一説によると奄美大島でのウミガメの遭遇率はなんと 98% 。 ウミガメのシュノーケリング も人気ですが、 産卵期である5~8月 は砂浜に産卵に訪れたウミガメを見ることができます。
島の文化
奄美大島には島固有の文化があります。代表的なのは 島唄 。独特のこぶしと裏声が特徴です。「ワダツミの木」などで知られる歌手の元ちとせ(はじめちとせ)さんが有名ですね。また、五穀豊穣を願う県の無形民俗文化財に指定された 八月踊り や、絹織物の最高峰 大島紬 も貴重な文化です。
〈7つのエリアごと〉おすすめビーチ&スポット
奄美大島は 7つのエリア に分けられます。
笠利(かさり)地区
おすすめビーチ
- 崎原(さきばる)ビーチ :観光客が少ない
- 打田原(うったばる)ビーチ :人が少なくてかなり穴場
- 神の子海岸 :遠浅で波が穏やか
- 土盛(ともり)海岸 :「ブルーエンジェル」と呼ばれるほど奄美トップクラスの美しさ
おすすめスポット
- あやまる岬観光公園 :奄美十景のひとつ
- 蒲生崎(がもうざき)観光公園:東シナ海と山々の絶景スポット
- 笠利崎灯台:太平洋を一望
- 大島紬美術館
- 奄美市歴史民俗資料館
- 奄美パーク:様々なイベント・美術展などで奄美大島全体を知ることができる
龍郷町(たつごうちょう)
おすすめビーチ
- 倉崎海岸 :内海にあるため波が穏やか。サンゴ礁や熱帯魚の姿も
- 手広海岸 :サーフィンのメッカ
おすすめスポット
- ハートロック:干潮時に現れるハート型の潮だまり。恋のパワースポット?!
- 屋入(やにゅう)峠:通称「2つの海が見える丘」。東シナ海と太平洋、両方見えるのはここだけ
- 大島紬村:大島紬の工程を体験
- 奄美自然観察の森:奄美の動植物を楽しく学べる場所
- 西郷南洲謫居(たっきょ)跡:西郷隆盛が3年間奄美大島で暮らしていたときの謫居跡
【ハートロック】
名瀬(なぜ)地区
おすすめビーチ
- 大浜海浜公園 :日本の渚百選・日本の水浴場55選に選出
おすすめスポット
- 奄美観光ハブセンター:ハブの生態を知る
- 奄美博物館:奄美の文化と歴史を学ぶ
- 奄美海洋展示館:ウミガメの生態などを学べる
- 金作原(きんさくばる):天然の亜熱帯広葉樹の森
大和村(やまとそん)
おすすめビーチ
- 国直(くになお)海岸 :ウミガメの産卵場所として有名
おすすめスポット
- マテリヤの滝:森からの清水が流れる美しい滝
- 徳浜の断崖
- 嶺山(みねやま)公園:東シナ海とトカラ列島(屋久島と奄美大島の間の島々)の展望が美しい
- 奄美野生生物保護センター
- 奄美フォレストポリス:亜熱帯森林内の公園
住用(すみよう)地区
おすすめビーチ
- 城海岸 :サーファーに人気
おすすめスポット
- トビラ島:女神伝説のある、ぽっかり浮かぶ可愛い島
- 黒潮の森マングローブパーク:マングローブ原生林のカヌー探検が人気
- マングローブ原生林:国定公園特別保護区に指定されている71haのマングローブ原生林
宇検村(うけんそん)
おすすめビーチ
- タエン浜海水浴場 :人の少ない穴場のビーチ
- 屋鈍(やどん)海岸 :眺めが最高
おすすめスポット
- 峰田山展望台:宇検村を一望。
- アランガチの滝:落差約30m。川エビや川ガニが多く生息。
- 枝手久島(えだてくじま):ハブの発祥の地ともいわれている無人島。神が宿る島。
- 湯湾岳(ゆわんだけ):奄美群島の最高峰。標高694m。
瀬戸内町(せとうちちょう)
おすすめビーチ
- ヤドリ浜海水浴場 :対岸に加計呂麻島を望むビーチ。観光客は少なめ。
- ホノホシ海岸 :波に削られた大きな玉石が浜となっている不思議な海岸
- 嘉徳(かとく)海岸 :三方を山に囲まれた静かな海岸
おすすめスポット
- 大島海峡:高い透明度とサンゴ礁、魚の多さから人気のダイビングスポット
※瀬戸内町は加計呂麻島、請島、与路島も含まれますが、この記事では奄美大島の瀬戸内町の情報に絞って掲載しています
おすすめキャンプ場6選
手ぶらキャンプなら【CAMP&MUSIC. KOYA】
テント・シュラフ・バーベキューセットなどがレンタル可能で 手ぶらキャンパー におすすめ。 初めてのキャンプ や 家族連れ に人気です。一棟貸切のコテージもあり、 自由で気楽で快適 な南の島をエンジョイしたい方に♪
- 住所:奄美市笠利町大字用安1246-1
- 電話:070-6593-7752(10:00〜17:00)
- 営業期間:通年
- 完全予約制
1日1組のプライベート空間【HOLLY CAMP】
1組限定、 貸切り海キャンプ はいかがですか?ハンモック、海辺のワイン、アロマ、ディナー、マリンスポーツ…。 南国の大人の贅沢なひととき をぜひ。
- 住所:奄美市笠利町外金久815
- 電話:090-5252-9729(8:00〜20:00)
- 営業期間:通年
様々なプランをご用意【渡連(どれん)キャンプ場】
テントサイトはもちろん、貸切施設や手ぶらキャンプ体験、多様なアクティビティなど 様々なプラン が用意されています。初心者からベテランキャンパー、ソロにグループと どの層からも人気 のキャンプ場。
- 住所:龍郷町安木屋場2887
- 電話:0997-62-4115(10:00〜18:00)
- 営業期間:通年
アクセス良好【奄美市大浜海浜公園 小浜キャンプ場】
市街地から車で20分 とアクセスの良さが人気。 持ち込みテントで600円〜 という料金設定も嬉しい。美しいサンセットも魅力です。シャワー・トイレ・炊事棟完備。
- 住所:奄美市名瀬小宿大浜701-1
- 電話:0997-55-6000(9:30~18:00)
- 営業期間:通年
- キャンプ用品の貸出なし
- バーベキューは予約制(0997-54-8315)
なんと無料!【ヤドリ浜キャンプ場】
エメラルドに光る海と白い砂浜が魅力の ヤドリ浜キャンプ場 は、なんと 利用料金無料 !シャワー、トイレ、炊事棟も完備しており、目の前には大島海峡を挟んで加計呂麻島を望むことができます。 かなり穴場 です!
- 住所:瀬戸内町蘇刈
- 電話:0997-72-1199(奄美せとうち観光協会)
- 営業期間:通年
番外編・山のキャンプ【奄美フォレストポリスキャンプ場】
奄美大島にも山のキャンプを楽しめる場所があります。それは湯湾岳の山麓 奄美フォレストポリスキャンプ場 。食材だけ持ち込みのお手軽キャンプができます。人気のアクティビティは ナイトツアー 。希少な動物に出会えるかもしれませんよ。
- 住所:大和村大字名音1476
- 電話:0997-58-3166
- 営業期間:月曜日休業
おすすめの季節
奄美大島の旅行シーズンは 3月〜11月 です。目的別で特におすすめの時期は以下となります。
- 穏やかに過ごしたい方:温かく気候が安定している春(3~4月)、秋(10~11月)
- 海水浴・マリンスポーツを楽しみたい方:梅雨明けの6月下旬~8月
アクセス・島内の交通
さあ、奄美大島で南の島を満喫しよう!
南の島は数多くあれど、その多くは観光地化してしまっている昨今。
奄美大島ほど 昔ながらの人々の生活 と 豊かな自然 が調和している島はなかなかないのではないでしょうか。さあ、今年は奄美大島で ゆったりとした時 を過ごしてみませんか?。
やってみよっか?