リンカーン大統領の記念碑は1867年にアメリカ合衆国議会により検討されたのが始まりです。しかし1901年になるまで、殆ど計画が進む事はありませんでした。議会は1911年2月に公式に記念館建設を認めましたが、1915年のリンカーンの誕生日まで石材が置かれることさえありませんでした。1922年3月に合衆国第29代大統領によって公式に除幕式が行われ、当時唯一生存するリンカーンの子孫であったロバート・トッド・リンカーンらが出席しました。内装の壁画に込められているものはリンカーンが常に大切にしてきた価値観の自由・開放・慈悲の心等が込められています。
建物の外観はギリシャのドーリア式で作られており、取り囲む円」柱の数は36本でこれはリンカーンが亡くなった時にアメリカ合衆国に加盟していた州の数を表しています。リンカーンは生まれは貧しい家だったのですが、南北戦争では指導者として奴隷制度に終止符を打つ偉業を成し遂げました。リンカーン記念館内部には高さ5.8mのリンカーンの坐像が余裕と威厳を持ってワシントン記念等を見つめています。重要な演説が何回も行われてきたリンカーン記念館は24時間開いており、夜間のライトアップされた美しさは見逃せないものです。
ワシントンD.C.を短時間で観光するのなら最高です。私達は時間がなかったのでちょうどよいコースでした。行きたい所もだいたい行けたし、説明も上手で分かりやすかったです。