チャプルテペック城は、メキシコ市内を眺望する小高い丘の上に建つ城で、現在内部は国立歴史博物館としえ公開されています。チャプルテペック城は、地下鉄(Metro)1号線Chapultepec駅を下車し、建物北側の坂を300m程上がった所に入口があります。
歴史
チャプロテペック城は18世紀末の建造物で、メキシコ独立後の1847年、アメリカの侵略戦争である米墨戦争の際に最後の砦となり、6人の英雄少年が身を投げて国旗を守ったと言われているお城です。その後のフランス侵略戦争により、1864年から3年間のフランス統治時代には、マキシミリアム皇帝のお城となりました。また、独裁政治家ポリフィリオ・ディアス大統領夫妻の公邸となるなど、メキシコの歴史をそのまま物語っているお城です。当時の調度品や室内装飾がよく保存されており、メキシコの植民地時代から独立、革命を経て現代へと続く波瀾の歴史をわかりやすく展示しています。
見どころ
チャプロテペック城には貴重な遺品が多く展示されているが、中でも最大の見どころと言われているのが、『革命の間』と呼ばれる1室を占拠する巨大な壁画『ディアス独裁制から革命へ』です。また、シケイロスの壁画やオロスコの代表的な絵画も展示されています。また、チャプロテペック城のバルコニーからは、メキシコシティーを見下ろすことができます。庭園も非常に手入れが行き届き美しいです。
