メキシコ オアハカから西に10kmの町にあります。町の中心に位置する教会の敷地内にトゥーレの木があります。太さは世界一です。円周58m、高さ42mあります。スギ科のヌマスギ属のメキシコラクウショウで、ギネスブックに「世界最大の木」と登録されています。この村には同じヌマスギの巨大な木が9本もあります。人間が腕も広げて幹を取り囲むなら30人必要なほど巨大な幹をもっています。
歴史
町の名前「トゥーレ」の語源は「水草」にあります。トゥーレの木から水があふれ出したという逸話もあることから、かつてこの地が水の豊かな場所だったことがうかがえます。しかし人口増加により水不足に陥り、トゥーレ村に残る9本の木はほとんど枯れた状態だそうです。樹齢は不明で1200年から3000年、あるいは6000年ともいわれています。地元の言い伝えによると、風の神に仕えていた聖職者が1400年前に植樹したといわれています。
見どころ
サンタマリア教会の敷地内にあるトゥーレの木は、教会の高さとは比べものにならないほどの背の高さがあります。近くで見るには5ペソ払うと入れます。トゥーレの木を近くでみると、あまりの幹の太さに驚くと同時に、幹の美しいカーブが何とも言えぬ独特の雰囲気を醸し出し、圧倒されてしまいます。また、同じ敷地内の植え込みはクジャクやゾウなどの動物型に刈りこまれていて楽しいです。教会周りにはお土産屋や民芸品屋があり、綺麗に舗装された大きな道路も歩きやすく気持ちがいいです。