古代都市チチェン・イッツァは1988年に世界遺産に登録された、メキシコ・ユカタン半島北部の密林の中にあるマヤ文明の遺跡です。チチェン・イッツァとはマヤ語で「泉のほとりの水の魔術師」という意味で、聖なる泉“セノーテ”を中心に発展しました。チチェン・イッツァへは、メリダまたはカンクンからバスで2時間半から3時間でアクセスできます。またどちらの都市からも日帰りのバスツアーがいくつもありますので利用するのもよいでしょう。
見どころ
チチェン・イッツァはユカタン半島に残る最大規模の遺跡で、代表的なものは遺跡中央にあるエル・カスティーヨです。このエル・カスティーヨは春分の日と秋分の日には、世界中から「ククルカンの降臨」という神秘的な現象を見るためにたくさんの観光客が訪れます。現在は遺跡の損傷が激しく、登ったり中に入ったりすることは禁じられていますが、メキシコ市の人類学博物館マヤ室に写真やレプリカが展示されていますので、そちらも訪れるとよいでしょう。