長崎県に属する佐世保・平戸エリアといえば、南蛮貿易で一世風靡した港として知られています。佐世保の名物といえば「佐世保バーガー」。新鮮な海の幸だけでなく、アメリカ文化が根付く街らしいグルメを堪能することも出来ます。また、佐世保には海上自衛隊、海上保安庁、米海軍があり、日本の歴史、日本の海を守る上で欠かせない存在となっています。海外の影響を十分に受けたこのエリアならではの観光をお楽しみください。また、佐世保郊外には広大な敷地に中世ヨーロッパの街並みを再現したハウステンボスや、西海国立公園にもなっている無数の小島が連なる九十九島があります。一方、平戸は教会や史跡をはじめ、かつて西の都"Firando"と呼ばれた国際貿易港としての面影は異国情緒溢れ、春夏秋冬季節を問わずひとり旅でも気軽に堪能できる街です。2018年7月には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に登録され、平戸からは平戸の聖地と集落として春日集落と安満岳、中江ノ島が構成資産になっています。キリスト教が禁じられている中、潜伏キリシタンとして密かに信仰を守り抜いた伝統のあかしとなる遺産群です。