安曇野ちひろ美術館は長野県北安曇野郡松川村にある、絵本作家いわさきちひろに関する美術館です。JR大糸線信濃松川駅より車でおよそ3分の所にあります。北アルプスを望む安曇野アートラインの一角にあり、その建物の周囲につくられた広々とした公園をゆっくり散策することもできます。美術館にはミュージアムショップやカフェも併設されており、オリジナルの商品やメニューが提供されています。久しぶりの休日を安曇野美術館でゆっくりすごしてみてはいかがでしょうか。
歴史
安曇野ちひろ美術館は、1997年4月にちひろの心のふるさとである安曇野に開館されました。いわさきちひろは1918年に福井県武生市に生まれました。幼少のころから絵を描くのが得意だったちひろは、14歳のとき岡田三郎助に入門し、絵を学びはじめました。波乱に満ちた人生の中でも常に「子どもの幸せと平和」をテーマに絵を描き続けました。その技術、芸術性の高さ、社会的なテーマは後のアーティストたちに大きな影響を与え、享年55歳で亡くなるまで9,400点もの原画を残しました。
見どころ
安曇野ちひろ美術館では、主にいわさきちひろに関する展示が行われています。安曇野らしい木の優しさあふれる館内には、約3,000冊の絵本が自由に読めるスペースや、おもちゃで遊べるスペースもあり、小さなお子様連れでも安心して過ごせるようになっています。常設展示としてちひろの一生に関する出来事、デッサン、ゆかりの品々などの展示がされているほか、1年に4回、企画展示が行われます。そのほか、世界中から集められた絵本の原画のコレクションも展示されています。