甲信越地方の観光＆アクティビティ

山梨県、長野県、新潟県のある甲信越地方は、豊かな自然が数多く点在する人気の観光スポットです。大自然の宝庫、甲信越では多数の国立公園や日本ジオパークがあり、雄大な自然景観を楽しむことができます。富士箱根伊豆国立公園では、標高3,776mの日本一の高さを誇る世界遺産・富士山や約1200年前に起きた貞観大噴火の溶岩流の上にできた青木ヶ原樹海、カヌーやカヤック体験が楽しめる富士山登山の玄関口としても人気の富士五湖の一つ河口湖、10月中旬～2月末まで富士山頂に太陽が重なる瞬間の「ダイヤモンド富士」を見ることができる山中湖、逆さ富士の撮影スポットの本栖湖など見どころがたくさんあります。中部山岳国立公園は標高3000m級の北アルプスの山々で構成され、大きく切り立った岩壁や険しい渓谷、高山帯の花畑や天然記念物ライチョウなど、多彩な山岳景観が楽しめます。中央構造線を走る長野県の南アルプスジオパークや、島全体がジオパークとして認定されている佐渡ジオパークでは、地球活動が生み出した地形や地質を間近で見ることができます。ベルトラでは甲信越の大自然を満喫するアクティビティやツアーを厳選してご紹介します。

日本でも有数の温泉地がある甲信越地方。特に長野県は温泉天国と呼ぶにふさわしい数多くの温泉や秘湯があり、観光客や湯治客に人気があります。日本有数のスキー場がある湯沢温泉は700年以上の歴史を数え、無料で利用できる13か所の外湯がありスキーヤーや観光客から愛されています。鎌倉時代に湧出したという山間にひっそりと佇む秘湯・白骨温泉は白濁したお湯が特徴でその効能は「三日入れば風邪をひかない」と言われるほど。新潟県越後にある月岡温泉は、入浴すると肌がツルツルになり体が芯から暖まることから「美人の湯」や「不老長寿の湯」として有名です。川端康成の「雪国」の舞台としても有名な越後湯沢温泉は、15軒の温泉旅館・ホテルが温泉街を形成し年間120万人ほどの温泉観光客が訪れています。山梨県では、1961年にぶどう畑の中から突然温泉が湧き出してから「青空温泉」として人気となった石和（いさわ）温泉や、武田信玄の隠し湯といわれる下部（しもべ）温泉などもあります。ウインタースポーツ後に温泉で疲れを癒したり、首都圏からの日帰り観光として立ち寄り湯を楽しんだりと様々なシーンで甲信越の温泉を楽しんでみてください。

美酒が生まれる三大要素「米」、「水」、「気候」が揃う甲信越では、富士山をはじめ日本アルプスの山々が連なり、清涼な水から醸される日本酒は淡麗ですっきりとした味わいが特徴です。特に新潟県は、県内に100近くの蔵元を有する日本きっての日本酒大国であり、新潟県を代表する地酒の1つ「八海山」は、南魚沼の豊かな自然と雪国の文化が織りなす日本酒を堪能するできます。山梨県は、日本ワイン発祥の地としてワイン生産量もワイナリー数も日本一のワイン王国です。とりわけ甲州市勝沼は、日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」をはじめ中小から大手に至るまで、県内ワイナリーの半数近くが集まるワイン産地です。長野県は、日本で生産量2位を誇るワイン産地で、2013年からは県内の4つのワイン産地を束ねた「信州ワインバレー構想」を策定し、長野県産ブランドワイン「NAGANO WINE」の認知度向上や消費拡大、ワインツーリズムの推進などに力を入れています。甲信越の日本酒醸造所やワイナリーは個人でも見学できるところも多くありますので、運転を気にせず見学ができる観光ツアーへの参加や貸切タクシーの利用がおすすめです。