長崎県五島市にある奈留島（なるしま）は五島列島の中央に位置し、上五島や福江島に比べあまり知られていない離島ですが、自然と歴史が調和する島。島内には岩礁と海が織りなす「奈留千畳敷」やエメラルドグリーンの「宮の浜海水浴場」など多くの絶景が点在し、特に世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産である江上集落の「江上天主堂（江上教会）」は、まるで物語の中に迷い込んだような雰囲気で、キリシタン信徒たちの強い信仰が感じられます。ユーミンの「瞳を閉じて」の歌でも知られている島です。
久賀島（ひさかじま）は奈留島の南に位置し、外海地方出身の潜伏キリシタンなどで集落が形成されたと言われています。見どころは、『国の重要文化的景観』に指定されている「旧五輪教会堂」や五島初の鉄筋コンクリート教会である「浜脇教会」、殉教の悲劇を伝える信仰の聖地「牢屋の窄殉教記念教会堂」など世界遺産の多くの構成資産を見ることができます。また、久賀島を一望できる「折紙展望台」も絶景スポットでおすすめです。福江港から海上タクシーで田ノ浦港へ向かう二次離島へのアクセスが含まれるツアーもあるので便利です。
