ハワイ金刀比羅神社(ハワイことひらじんじゃ)は、オアフ島ホノルル市のカリヒという地区にあり、大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇(すとくてんのう)を祭っている神社です。同じ敷地内に1952年に勧請した福岡の大宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)が同居しているため、通常、「ハワイ金刀比羅神社・ハワイ太宰府天満宮」というふうに並べて表示されます。日系人や在留邦人が、初詣や七五三などで大勢お参りに訪れます。
歴史
ハワイ金刀比羅神社は、1920年ハワイ在留邦人漁師が中心になって布哇金刀比羅神社を鎮祭したのが始まりです。1921年にはキング街ウォルターレーンに社殿形式の神社が建立されました。1932年に現在地のホノルル市オロメア通り1239番に移転。1941年真珠湾攻撃の際には第3代宮司が抑留され、その後神社は敵国財産として没収されましたが、戦後の1950年敷地回復訴訟で勝訴しました。その後様々な神社を合祀しながら、1986年に新社殿の建立に至りました。
見どころ
ハワイ金刀比羅神社では、七五三のシーズンには日系人、在留邦人が小さな子供を連れてお参りに来る姿が見られます。レンタルの着物をちゃんと着付けしてもらい、メークなどもしてもらった子供達がお参りする姿を、この遠い異国の地で見ることは感慨深いものがあるでしょう。 また元旦の午前零時から午後5時までは初詣客を迎える時間帯です。午前零時から1時までは年越しそばが、午前2時までと午前9時から午後2時まではお雑煮がふるまわれます。