タンタラスの丘は、ホノルルで一番人気のビュー・ポイントと言われていて、特に一番夜景が美しいと言われています。
正式には、プウ・ウアラカア州立公園といい、公園の先端にはある展望台では、ダウンダウンからダイヤモンド ヘッドまで、ホノルル市内を一望でき、パノラマビューを楽しめます。
丘の上にあるプウ・ウアラカア州立公園は、日中のみ入園が許されています。ここから壮大なホノルルの景色を眺めることもできるので、日中にタンタラスの丘に行くのでも十分見ごたえはあります。
プウ・ウアラカア州立公園にも展望台はありますが、夜間は閉鎖されますので、手前から眺めることになります。
歴史
「タンタラスの丘」は、急勾配で曲がりくねった坂道を上ってもなかなか到着しないことから、「じれったい」を意味する「tantalizingly」からきているようです。
タンタラスは、ギリシャ神話の全知全能の神ゼウスの子どもです。
タンタラスがゼウスの一人息子であるペロプスを殺し、シチューにして振舞ったところ、ゼウスに見破られてしまいました。
神を試した罰として、タンタラスは小川の淵に首まで埋められてしまい、水を飲もうとすると川の水が干上がり飲めないという乾き地獄を受けました。
頂上は見えているのに、道をいくらのぼってもなかなか頂上に着けない「じれったい」気持ちが、タンタラスのもどかしさと見事にあった名前になったというわけです。
標高614メートルのタンタラス頂上にある展望台からは、パノラマビューを楽しめます。
見どころ
宝石箱をひっくり返したような美しい夜景を見たい人は、プウ・ウアラカア州立公園の下のラウンド・トップ・ドライブの路肩に移動しましょう。
ワイキキのホテルや空港の滑走路など、きらめくような美しさに心を奪われるでしょう。
日中や朝のタンタラスの丘からも、絶景のパノラマビューが楽しめます。
路線バスが走っておらず、夜間の治安はそう良くはないので、夜景鑑賞に行く人は、レンタカーを借りたり、ツアーに入って行くことをお勧めします。