バターリャの修道院(Monastery of Batalha)は、ポルトガル中東部のレイリア地方のバターリャにあります。正式名は、「サンタ・マリア・ダ・ヴィトーリア修道院」であり、日本語に直訳すると「勝利の聖母マリア修道院」です。この修道院は、ポルトガルの独立を象徴するものであり、1983年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。後期ゴシック建築の傑作として有名であり、世界中から観光客が集まっています。
歴史
バターリャの修道院は、ドミニコ修道会の修道院です。この修道院は、1385年8月14日にジョアン1世が属しているポルトガルの軍隊と、スペインのカスティーリャ軍が、王位継承問題をで争った「アルジュバロータの戦い」にジョサン1世が勝利したことによって建設されました。勝利の感謝を聖母マリアに感謝することを目的として建設されたため、「サンタ・マリア・ダ・ヴィトーリア修道院」という名前が付けられました。建設は1388年に開始され、20世紀の初頭まで続けられました。そのため、ゴシック様式とマヌエル様式混在しています。
見どころ
バターリャの修道院は、非常に豪華な装飾が施されています。西側の入り口には、78体の聖像が飾られています。身廊の高さは32mあり、幅が22mあります。ポルトガルで初めてステンドグラスが教会に導入されていて、10枚もの美しいステンドグラスが飾られています。「未完の礼拝堂」という部屋があり、マヌエル様式の豪華な装飾がされています。その他にも、「王の回廊」や「王の回廊」、「参事会室」などがあり、見学することができます。