12世紀にポルトガルの王族の別邸として建築されたレガレイラ宮殿の名前の由来は、1840年にこの宮殿を買い取ったレガレイラ男爵にあるとされています。その後、レガレイラ宮殿は、19世紀の終わりにこの宮殿の主になったブラジル人のモンテイロとフェルナンド2世の離宮であるブサコ宮殿をホテルへと改修を手掛けたイタリアの建築家ルイジ・マニーニの手で大改修され、現在の建物構造や外観になっています。日本の大手電話会社のコマーシャルに使用されていた時期もあります。
中世の怪物をモチーフにした石像が建物の至る所に彫られている事もあり、魔宮と呼ばれているレガレイラ宮殿は、建造物や広大な庭園の地下には無数の洞窟や秘密の抜け路が造られ、庭園内のチャペルやイニシエーションの大井戸など思いも寄らない場所に繋がっています。宮殿内部に施されている彫刻や庭園に置かれている彫像は素晴らしのですが、テンプル騎士団や秘密結社フリーメイソンなどのシンボルが刻まれ、見学は出来ませんが最上階には錬金術を執り行ったとされる部屋があり、謎で満ちた宮殿です。
詳しい、あまりに詳しく色々なことを説明してくれた。素晴らしい博学のおかげで楽しく且つ興味深くシントラ、ロカ岬を回れた。最後にはリスボンの交通チケットまで買うお手伝いをしていただいた。ありがとうございました