カナル・グランデは、ベネチアにある運河です。街を2つに分けるようにして伸びており、上空から見るとS字型をしているのが分かります。カナルグランデには、4つの橋がかかっており、リアルト橋、鉄道駅近辺にあるスカルツィ橋、アッカデーミア橋、建築家のサンティアゴ・カラトラバによるローマ広場歩道橋があります。水上バスの航路があります。カナル・グランデ大運河に沿って、12世紀から17世紀にかけての、歴史を感じさせるゴシック様式の建物が並んでいます。
歴史
ベネチアは5世紀、ゲルマン人がイタリアへ侵略した時にイタリア人達が湿地帯へ避難して歴史が始まっています。 697年に、初代総督が選出されて独自に治めるようになり、ベネチア共和国が建てられました。 カナル・グランデ沿いに、1300年から1400年代の丸い窓とアーチによって装飾をされたゴシック様式の建物が多く並んでいます。 かかっている橋の中で一番古いのはリアルト橋で、16世紀にかけられた橋です。 19世紀まで、カナル・グランデにかけられた唯一の橋でした。
見どころ
カナル・グランデは、ベネチアの街の象徴とも言えます。 リアルト橋は、16世紀にアントニオダ・ポンテによって作られました。 カナル・グランデ沿いにはリアルト橋周辺だけ取ってみても、ベッローニ・パッタジア宮、パパドーポリ宮、グリマーニ宮、カ・ペーザロ、ドイツ商館、ヴェンドラミン・カレルジ宮、カ・ドーロ等など、歴史的建造物が目白押しです。 ゴンドラ等に乗って、カナル・グランデ大運河を進みながらこれらの建造物を眺める事が出来ます。