ホーチミン市のチョロン地区は華人が多い中華街です。その地区にあるチャタム教会は、黄色が印象的でこじんまりとした雰囲気を持つカトリック教会です。その正門は中華街ということもあり、まさに中国風の様式のため、教会をイメージしていると少し驚いてしまいます。この辺りの中華街では、朝食の屋台が出ていて登校前の子供たちが、ここで朝食をとってから学校へ行くことが多いようです。朝から元気の出るような中華街の散策も人気があります。
見どころ
チャタム教会の正式名称は「聖フランシスコザビエル教会」。地域の文化に貢献したタム神父が没した際、この教会(チャ)に埋葬されたことから「チャタム教会」と呼ばれるようになりました。またこの教会があるホーチミン市は元来、クメール人が居住していたためプレイノコールという地名で知られていましたが、鄭阮戦争で阮氏広南国から流出した難民を定住者として受け入れているうちにベトナム化し、サイゴンとして知られるようになったのです。チャタム教会のほかに、ホーチミン市中心にはサイゴン大教会があり、聖母マリア教会とも呼ばれ門前に聖母マリア像が建てられています。またベトナム戦争の歴史を知ることのできるスポットもたくさんあり、クチトンネルや戦争証跡博物館には年間多くの観光客が訪れます。周辺には高級なベトナム料理のレストランや大衆食堂、カフェなどがあり食についてもベトナムを知ることができます。ホーチミン観光情報ガイドでは、地元の人しか知らないような穴場のカフェやレストランの情報も教えてくれます。