ダムヌンサドゥアック水上マーケットは、バンコク市内から南西約80㎞のところにある水上マーケットです。網の目のように張り巡らされた運河を、野菜や果物・生活雑貨、あるいは観光客を乗せたサンパンとよばれる小舟が行き交います。ここでの売り買いは小船に乗ったまま行なわれており、昔ながらの水上マーケットを体感することができます。揚げバナナやココナッツ菓子など、日本人に人気の現地スイーツの食べ比べにもうってつけ。食事、お買い物だけでなく、現地の人たちの暮らしを知ることができる人気スポットです。
歴史
かつてバンコクは東洋のベニスと呼ばれていたほど、水の都として栄えてきました。西洋と自由貿易を開始し、米を輸出するようになった19世紀、タイ近代化の礎を築いたラーマ4世の頃に国内の運河が整備され、水上での取引が盛んに行われました。やがて、近代化とともに陸路が整備され、水路網とともに水上マーケットは衰退していきますが、タイ政府が文化保護と観光振興のためにダムヌンサドゥアック水上マーケットを保護、再開発し現在に至ります。
見どころ
運河沿いに食堂があるので、食事をしながら活気ある水上マーケットの眺めを堪能できます。マーケットの活気をより近くで堪能したい方には小舟をチャーターし、水上からのショッピングをしてみるのもおすすめです。意外とスピード感があるので、アトラクションとしてもことが楽しむことができます。小舟の定員は2~4人乗りで料金は交渉制です。