スコータイ市内ブラルアン橋近くに、15分おきにソンテウという乗り合いタクシーがやってきます。それに乗るとたどり着くのが、スコータイ遺跡公園。その内部にある寺院で、一番大きな見どころとなっているのが、ワット・マハータートです。マハータートとはお釈迦様の遺骨や遺灰の事で、それを保有し祀る大きな寺院の事をワット・マハータートと言います。ここに安置されている最古の碑文には「スコータイの中心には礼拝堂あり、黄金の仏像あり、アッタロット仏あり……」と刻まれ、その碑文通り、寺院の中には多くの礼拝堂や仏像が鎮座しています。
見どころ
数百年間、誰の手も入らなかった遺跡群をタイ芸術局とユネスコが協力して修復し、1976年に遺跡公園として公開されたのが、 スコータイ遺跡公園です。広い敷地の中に大小300以上の遺跡が点在しています。その中でも一際、目を引くのがワット・マハータートです。内部は少し複雑になっていますが、広い寺院の中には209体もの仏塔や10の礼拝堂もあり、観光として十分すぎるほどです。寺院の内部は舗装されていて歩きやすく、入り口は特に美しく整備されています。内部に入れば、見上げるほど大きな仏塔や仏像が多くあり圧巻です。見て回る時間帯によって、院内の印象や表情が大きく変わるのも見どころの一つです。夕方には池に映った夕焼けと仏像が幻想的な雰囲気を醸し出したり、夜には美しくライトアップされたりと、どの時間に眺めても飽きない仕様になっています。是非一日かけて見て回りたいものです。