マラッカは14世紀にポルトガルによって征服されました。17世紀半ばには、オランダ領マラッカとなり、1824年にイギリス統治となるまでの約180年近くの間、マラッカは食事や街並みなど、様々な分野でオランダの文化の影響を受けることとなりました。オランダ広場を囲むように建っている、スタダイズやマラッカ・キリスト教会などは、コロニアル様式と呼ばれる、イギリスやオランダの植民地によく見られる、レンガ造りの重厚な建築物になっています。
オランダ広場は、ビクトリア女王噴水を中心に、1753年に建てられ、釘を一本も使っていないマラッカ・キリスト教会、スタダイズとも呼ばれる旧総督邸、改修時に日本の時計が贈られた時計台に囲まれています。木造、レンガ造りと材質の違いはありますが、広場を囲んでいる15世紀から19世紀にかけて作られた建築物は、ポルトガルやオランダの建築様式の影響を色濃く残しており、また美しい赤色に揃っていて絶好の撮影スポットです。