馬耳山(塔寺)は二つの奇岩で有名な山。霊山として、夫婦の絆を深める・子宝を授かると語り継がれ信仰の対象にもなっています。ちなみに馬耳山と書いて、マイサンと読みます。カップル・夫婦にはとってもお勧めの観光スポットです。東側がオスで西側がメスと言われています。丸みを帯びている方がオス、鋭く尖っているのがメスです。二つの大きな岩が並んでいる様子は、正に馬の耳の様です。ここには洞窟があり、ここの湧き水を飲むと玉のような男児に恵まれると言われています。お子様を望まれているご夫婦は必見ですね。
歴史
7万年あまり昔の地殻変動で、本来は湖だった場所に峰が隆起したのだそうです。この二つの山には有名な伝説があります。かつてこの場所に仙人の夫婦が住んでいました。誰にも見られないこの場所で二人は幸せに暮していたのです。やがて天に帰る時がやってきて、夫が「人目を避けるためにも、夜のうちに帰ろう」と提案したのですが、暗闇に怯える妻は「昼にしよう」と譲らないため、結局夜明けに旅立つ事になりました。しかし、二人が旅立つ直前に村人に見つかってしまい、仙人の夫婦は岩になってしまったのです。
見どころ
冬の寒い朝は、お寺が祈祷のために用意した水の表面から天に向かって氷柱が斜めに立ち上がるのを見ることができるようです。オスの岩に寄り添うように建てられた寺の境内には、たくさんの石積みの塔(パゴダ)があることで有名です。これも見逃せない見所の一つです。塔寺から下った駐車場には食堂が立ち並び、大きな豚肉の切り身を焼いています。マッコリ(濁り酒)と炭火焼きの焼きたて豚肉を頬張り、観光を馬耳山観光を締めくくるのは最高です。神秘的な景色・綺麗な空気・美味しいお酒に炭火焼きで、心も胃袋も満たすことができるでしょう。