金茂大厦は上海の浦東新区にある超高層ビルです。ビルの中にはオフィス、ホテル、展望台があり、高さ341mのところにある88階の展望台は、東方明珠電視塔や上海環球金融中心と並ぶ上海の人気展望台スポットになっています。このビルには中国文化における吉数である8の数字が、たくさん使われています。88階建てのビルの中央部のコアは8角形になっており、外壁に8つのスーパーコラムと8つの鉄製支柱がビル全体を支えています。また、このビルは8の数字が続く1998年8月28日に開業しました。
歴史
金茂大厦は、中国の吉数である8の数字が続く1998年8月28日に開業しました。この高層ビルは、秒速55mの風やマグニチュード7の振動にも耐えられるように、台風や地震に備えた先進的な設計技術を使って建てられています。ビルのデザインは、仏塔などの中国建築の形態を参考に、回数が上がるごとに徐々に細くなる尖塔状になっています。三井電機製の超高速エレベーターは秒速9mのスピードで上昇し、88階にある展望台まで45秒で到着します。
見どころ
金茂大厦の展望台の見どころは、まず、高さ341mで大きな窓の展望台から遠くの景色まで見渡すことができるところです。さらに、望遠鏡も設置され、1元硬貨を入れると1分間、より遠くまで眺めることもできます。展望台の広さは1,520㎡あり、1000人の人々が同時に入れる広さになっています。その展望台の中央部分では、ビルの53階~87階に入っている5つ星ホテルの吹き抜け部分が見下ろせます。この吹き抜け部分は、客室を結ぶ回廊が下から上まで螺旋状に繋がっているもので、とても迫力があります。さらに、郵便局やギフトショップ、記念撮影コーナーもあり、楽しむことができます。