バンテアイ・サムレは、12世紀の中ごろにスーリヤヴァルマン2世によって、アンコール・ワットの後に建てられました。20世紀初頭に、フランスにより修復されています。この寺院にはサムレ族の「プー」という男の不思議な伝説が伝わっています。すばらしく甘いきゅうりを作るサムレ族の貧しい農民「プー」が、やがて王様になって国を治めた話です。この話の途中で、「プー」は、大臣たちのねたみや意地悪に耐えられず、バンテアイ・サムレに閉じこもる場面があります。
バンテアイ・サムレはアンコール遺跡群から少し離れたところにあります。それ故に、観光客が少なめで、観光客が自分のペースでゆっくり見られる遺跡です。また遺跡の規模も小さめなので、巨大なアンコール・ワットよりも全貌がつかみやすいような遺跡でもあります。破風には様々なヒンドゥー教のストーリー性のある彫刻が繊細に刻まれていて、側壁にもシヴァ、ヴィシュヌ、ラーマなどの彫刻が刻まれ、小さいながらも見ごたえのある寺院遺跡です。
バンテアイ・スレイの繊細な彫刻は必見です。
スラ・スランでの絶景の夕日も良かったです。
時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
全体的にゆったりとした何とも贅沢なツアーでした。
日本語ガイドのソカさんの丁寧で分かりやすい解説により、遺跡の歴史と見どころがよく分かりました。とにかく彫刻がアンコールワットやアンコールトムよりも素晴らしかった。