タ・ソムは12世紀末に、ジャヤーヴァルマン7世により、父であるダーラニンドラヴァルマン2世に捧げるために建てました。長らく修復されないまま、木に浸食され崩壊しつつありましたが、現在はワールド・モニュメント財団の修復プログラムに登録されたことにより、修復作業が開始されました。塔門には、アンコールトムと同じような四面仏があります。また、プリヤ・カーンの碑文によると、珠玉の白象寺院と述べられていて、22体の神体が安置されていたと言われています。
この小さな寺院は崩壊が激しくまだ修復がされ始めたばかりなので、見どころは多くはありません。しかし、東塔門を大きな木が飲み込むように絡みついていて、木の根が紙面観音を覆い隠している様子は、建物の過ごした長い歴史と、人間の力を超えた自然の迫力を感じさせ、見る人を圧倒するものがあります。また、東西のうち門には美しい女神像が残っていて、塀の中には中央神殿を中心として8つの建物と2つの経蔵が建てられています。
たまたまプライベートツアーになり、ガイドさんもドライバーさんも柔軟に我々のリクエストに答えてくれて、写真もたくさん撮ってくれてとても効率よく回れたツアーでした。
日本語が堪能なガイドさんと楽しくツアーをまわることが出来ました。暑い中でのツアーでしたが、ガイドさんと運転手さんのホスピタリティがとても良く、何度もお水の配布をしてくれ、トイレも気をつかってくれました。楽しく遺跡巡りを出来ました。
日本語での説明もわかりやすく写真も色々撮ってもらえました。満足です。また車に携帯を落としてましたが、窓口の方に連絡したらドライバーさんはちゃわ返しにきてくれてホントに助かりました。