11世紀中ごろ、ウダヤーディチャヴァルマン2世によってヒンドゥー教のシヴァ神に捧げられるために、3層からなるピラミッド型寺院として建てられました。王宮の周壁の南側に接して建てられ、基盤は東西120m、南北100m、高さ34mの大きな寺院でした。50mにもおよぶ高さの塔があったとされています。15世紀後期には、仏教寺院に改修されました。しかしバプーオン寺院は砂に覆われた土地に建設され、その巨大な規模もあって20世紀には寺院のほとんどが崩壊していました。2011年に考古学者らは寺院の修復を終え、一般の入場者も入れるようになりました。
東塔門からバプーオン寺院につづく170mの参道は、空中参道と呼ばれるものです。地上と天界をつなぐ虹の架け橋という意味も持っていて、高さ1.5mの円柱に支えられているとても珍しいものです。装飾の施された円柱の上に敷石が並んでいるので、横から見ると、まさに橋が浮いているようにも感じられます。特に雨期になると、空中参道の両側に水が溜まって池になり、空中参道が強調されます。そうして、バプーオン寺院の威厳が、いっそう強く感じられるようになります。
ガイドの方は遺跡だけでなくカンボジアの歴史にも精通しており、大変勉強になりました。
また機会があれば是非利用させて頂きたいです。
旅程表通りに、ベテランのガイドのキムサーンさんが効率よく観光させてくれました。写真が素敵に取れるスポットもよく知ってるし、アンコールワットの説明もよくわかりました。とても暑かったけど楽しい1日でした!