サイクリングツアー 「日本のはじまりの地」をガイドと巡る＜午後／明日香村＞

牽牛子塚古墳やマルコ山古墳の近く、真弓丘の東端にある岩屋山古墳。一辺約54mの方形墳と推定され、南面に開口する精巧な切石造の横穴式石室を持ちます。吉備姫王や斉明天皇などが埋葬されていると考えられていますが、詳細は不明。

天武天皇と持統天皇の孫にあたる文武天皇。
藤原京で即位し、大宝律令を制定した文武天皇がまつられています。

天武天皇と持統天皇の合葬墳墓。八角形の石室に金銅製の蔵骨器があり、鎌倉時代の盗堀時の記録から埋葬されていることが判明されたと言われています。天武天皇は律令国家体制を築き、持統天皇は初の火葬された天皇としても知られています。

巨石の下端部に動物の顔面のような彫刻があり亀に似ていることから、亀石と呼ばれています。

川原寺は飛鳥の四大寺の一つであり、焼失と再建を繰り返し衰退。一部は弘福寺として残り、発掘調査で南大門、中門、塔、金堂、講堂などが検出されました。

橘寺は、聖徳太子生誕の地といわれ、正式には「佛頭山上宮皇院菩提寺」と称する天台宗の寺院です。正確な創建年代は不詳ですが、寺伝によると、聖徳太子が父・用明天皇の別宮を寺に改めたのが始まりとされ、聖徳太子建立七大寺の一つに数えられています。

国内最大級の方墳、石舞台古墳。墳丘はなく、巨大な両袖式の横穴式石室が露出しています。天井石は77トンもあり、優れた土木・運搬技術の高さが伺えます。被葬者は現在まで判明していませんが、蘇我馬子の墓と考えられる説があります。