【世界自然遺産】知床の絶景を満喫する!おすすめモデルコース
手付かずの大自然、ヒグマやエゾシカ、シマフクロウなど野生動物たちの姿を見ることが出来る知床エリア。知床半島は、国内最後の秘境とも言われており、オホーツク海に約63㎞突き出た半島です。 知床・ウトロ~釧路と東京~山梨はほぼ同じ距離にあり、想像以上に都市間の移動は長いため、無理のないスケジュールを組んで旅行を楽しみましょう。
初めての方でも知床の魅力を満喫できるおすすめモデルコースをご紹介します。
これだけは押さえておきたい!知床おすすめポイント
知床五湖散策
知床半島の羅臼岳と硫黄岳のふもと、原生林の中にある5つの湖を散策しながら景色や動物たちの痕跡を楽しむことが出来ます。
所要時間は約40分~3時間。
連山展望台、オコツク展望台、湖畔展望台の3つの展望台がある高架木道だけなら往復1.6㎞、約40分で散策でき、手続きも不要。幅広い年齢層の方が楽しむことが出来ます。高架木道では、一湖までしか行けないので注意が必要。
地上遊歩道を歩きながら一湖~五湖を見て回る約3㎞の大ループならば、所要時間は約1時間30分~3時間。季節の植物や野生動物たちの痕跡を見ることが出来ます。植生保護期・ヒグマ活動期に利用するには、立ち入り手続きが必要。ヒグマ活動期は、知床五湖登録引率者に登録されたガイドによるツアーでのみ利用が出来ます。地上遊歩道の散策は、簡単なハイキングレベルですが、履きなれたスニーカーやトレッキングシューズ、寒さ対策はもちろんのこと虫よけや日焼け対策のため夏でも長袖・長ズボンがベストです。
知床半島クルーズ
知床連山を背景に険しい断崖絶壁や海に流れ落ちる滝の迫力を感じられる、魅力あふれるクルーズ。
断崖からほろほろと地下水が流れ落ちるフレペの滝(乙女の涙)、岸壁の岩にぽっかり穴が開いたクンネポール、硫黄を含んだ水が流れ落ちるカムイワッカの滝で折り返す硫黄山コースなら所要時間約1時間~1時間30分と短時間で楽しむことが出来ます。
ヒグマを見たい方には、その先のルシャ湾の岸に小型クルーザーで近付けるルシャコースがおすすめ。野生動物を探しながら運航するので動物遭遇率が高く、お子様連れの家族旅行にも人気です。所要時間約2時間。
時間に余裕がある方には、知床半島先端まで行ける知床岬コースがおすすめ。所要時間約3時間~4時間。切り立った断崖から直接海に水が流れ落ちるカシュニの滝はクルーズ随一の写真撮影スポット。知床岬の灯台やカシュニの滝がみられるコースは知床岬コースのみ。知床の動物と絶景のどちらも楽しめ、見どころが満載です。
ホエールウォッチング
知床半島の東側にある羅臼沖は、狭い海域でさまざまな種類のクジラ類に遭遇することができます。夏季はクジラやイルカ、バードウォッチング、冬季は流氷、バードウォッチングとして、自然を楽しめます。
季節によって見られる動物は異なりますが、ミンククジラやマッコウクジラ、ツチクジラ、イシイルカ、シャチなど誰もが一度は名前を聞いたことがある動物たちの迫力あるジャンプや潮吹き、大群で泳ぐ姿を観光船で探しに行ってみませんか?知床連山や国後島の雄大な景色とともに大自然の生態系を感じられるクルーズは大人にも人気です。
滞在時間が短い方向け!1泊2日コース
1日目は憧れの知床五湖トレッキング
女満別空港→(車で約2時間~2時間30分)→知床五湖トレッキング(所要時間約4時間~4時間3尾分)→宿
午前中のうちに女満別空港に着くフライトを利用し、到着日は午後からの知床トレッキングに参加。
まずは、空港から知床エリアに向かう途中で朝食兼早めの昼食。午後に備えて美味しいランチでパワーを付けましょう。
網走・ウトロエリアには新鮮な海産物がたくさんあります。
道の駅うとろ・シリエトクは早い時間からオープンしているので昼食やお土産の購入に最適です。
ジビエに挑戦してみたい方には、知床五湖レストハウスの鹿肉バーガーがおすすめ。
せっかく知床に来たので、知床五湖一周のトレッキングに参加しましょう。ネイチャーガイドの解説を聞きながら、知床の植物や、エゾシカやヒグマの足跡を探したり、大自然を楽しみましょう。長袖・長ズボン・リュック・レインコートの用意を忘れずに。
2日目は海から世界遺産の絶景を堪能
宿→知床遊覧船(所要時間約1時間~3時間半)→(徒歩すぐ)→ウトロ漁協婦人部食堂→(車で約1時間30分)〈時間があれば 網走国定公園小清水原生花園・博物館網走監獄・オホーツク流氷館〉→女満別空港
午前中に知床遊覧船に乗船。知床岬コースを希望する場合には午後の予定を考慮し、朝一番の便に乗船しましょう。
景色を楽しんだ後の昼食はウトロ漁協婦人部食堂で海鮮ランチ。ほっけ定食やサケ親子丼、ウニ丼など、新鮮な素材を生かした料理が人気です。
帰りのフライト時間が夜の場合には、網走観光に立ち寄りましょう。
季節の花々を見ることができる小清水原生花園、網走の歴史を学べる博物館網走監獄、夏でも流氷体験が出来るオホーツク流氷館がおすすめです。
旅行最終日の予定の詰め込みは厳禁。あくまでも時間があったらどこかに立ち寄ってみてください。
知床半島をぐるっと満喫!2泊3日コース
1日目は知床の花々を楽しむ
女満別空港→(車で約40分)→網走国定公園小清水原生花園→道の駅流氷街道網走→(車で約2時間)→知床五湖(所要時間40分※高架木道散策)→知床自然センター→宿(ウトロ)
午前中の早い時間に原生花園でハマナスやエゾスカシユリを観察、ランチはフードコートもある道の駅で一休み。
その後ウトロまでドライブ。ツアー開始時間までの到着は難しいので、自由に散策が出来る高架木道の展望台から景色を楽しみましょう。休憩も兼ねて知床自然センターで自然の情報を得たら、知床観光がより一層観光が楽しくなるはず!
2日目はダイナミックな絶景と動物を探す
宿(ウトロ)→知床遊覧船(所要時間約3時間30分)→(車で約5分)フレペの滝散策(所要時間約1時間~2時間)→(車で約40分~50分)→宿(羅臼)
午前は予定を詰め込みすぎず、知床クルーズで海からの景色を楽しみましょう。
時間に余裕があるので知床岬コースでのんびり観光。ヒグマを探したり、滝のマイナスイオンを感じてリフレッシュ。
ウトロでランチを食べて休憩をしたら、午後はフレペの滝遊歩道を散策。遊歩道入口から滝が見られる展望台まで往復約2kmのネイチャートレッキング。植物を食べるエゾシカに会えるかも。
3日目は知床の海を楽しむ
宿(羅臼)→ホエールウォッチング(所要時間約2時間30分)→道の駅知床・らうすでランチ→(車で約2時間)→オホーツク流氷館→(車で約30分)→女満別空港
旅の最終日は知床エリアの海を楽しみましょう。クジラの大群やシャチ鑑賞。船上は冷え込むので羽織るものを忘れずに。
下船後はすぐ近くの道の駅でショッピングとお食事を。2階の海鮮料理店以外にも1階のテイクアウトコーナーのほっけフライバーガーや鮮やかな青色の深層水ソフトが人気。
最後は夏でも流氷を楽しめるオホーツク流氷館へ。クリオネの飼育展示を観察したり、マイナス15℃の室内で本物の流氷に触れらたり、冬のオホーツク海を体感しましょう。
癒やしを求めて知床へ!
雄大な自然・普段は見ることが少ない野生動物・新鮮な食材を生かしたグルメと魅力あふれる知床エリア。
道東の綺麗な空気を感じながら家族や友人とのんびり過ごしてみませんか?
美しい風景や動物たちの力強さを感じてリフレッシュしていただけたら幸いです。
やってみよっか?