【水×歴史的建造物】まるで絵画!世界中の”水の都” 5選|幻想的な絶景に出会おう
「水の都」と聞くと、多くの人がイタリアのヴェネツィアを思い浮かべるのではないでしょうか。街や人々は水と共に生きている水の都。その水を生かした美しい景色やそこでしか体験できないアクティビティも大人気ですよね。
実は、ヴェネツィア以外にも水の都と呼ばれる場所が世界中にあることをご存知でしたか。今回は、水と建物が織りなす景色が美しい場所をご紹介します。
世界各地の「水の都」
ブルージュ(ベルギー)
12世紀にも遡る古い歴史のあるブルージュ。2000年には世界遺産にも登録されています。
中世には、ヨーロッパの商業の中心地として多くの人々が行き交い、大きく発展しました。 その発展を支えてきた運河は、今もなお、中世の可愛らしい街並みを映し出しており、美しい景色を見ようと世界中から観光客が訪れます。
ブルージュを訪れたら、街を散策してみましょう。街のちょうど真ん中あたりにある鐘楼は、ブルージュのシンボルです。こちらは、ベルギーとフランスにまたがっている 「ベルギーとフランスの鐘楼郡」として世界遺産にも登録されている鐘楼群のうちの一つです。
この鐘楼に登ることもでき、366段の階段を登ると、ブルージュの美しい街並みを一望することができますよ。
蘇州(中国)
蘇州は、中国の中で最も橋と河が多い街として知られており、 「東洋の水の都」と呼ばれています。 庭園や水郷の風光明媚な景色は、世界中の人を魅了します。
街中を流れる河川をゆったりと巡る船旅が人気を博しており、蘇州に訪れたら絶対に外せないアクティビティです。
昼間に訪れても美しい景色を見ることができますが、おすすめしたいのは夜の観光。 オレンジ色の中華風の提灯たちがぼんやりと光を放つ様子は、なんとも幻想的で、昔の中国にタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。 日本からも近く、気軽に訪れることができるので、海外でゆったり癒されたい時にはうってつけの水の都ですよ。
アムステルダム(オランダ)
アンネの日記でアムステルダムの存在を知っている方もいらっしゃるかもしれません。昔から多くの移民を受け入れていた小さな漁村でしたが、時代に運河が整備されて、貿易拠点として大きく成長した都市です。
また、アムステルダム市内唯一の中央駅は、東京駅のモデルにもなっています。 この中央駅を起点に、運河が扇状に街を取り囲んでいます。それぞれの運河沿いに立ち並ぶレンガの建物が、美しいことから、ここもまた水の都として人気の高い観光地となっています。
アムステルダムを流れる運河は、それぞれに見どころがあるので、ぜひ興味のある景色が見られる運河を訪れてみてください。
数々の運河の中でも、 プリンセン運河、セーレン運河、ブローウェルズ運河の3つの河がおすすめです。
まず、有名な観光スポットが集まっているのが、プリンセン運河です。この運河の建設が、アムステルダムの更なる発展に繋がったと言われています。この運河沿いには、 アンネフランクの家がありますよ。 アムステルダムを訪れたら、運河の散策の中で外せない場所です。
次に、ヘーレン運河という紳士の運河と呼ばれる河です。かつては、裕福な商人たちが住んでいて、社交の場として栄えていたそうですよ。 ここの見所は、ユニークな博物館と国定記念物に指定されている住居の数々です。特に、博物館は財布やバッグをテーマにしたオシャレで珍しい展示がされているので、興味のある方はぜひ訪れてみてくださいね。
最後に、アムステルダムの中で最も美しい運河として人気を集めているのがブローウェルズ運河もおすすめです。この運河は、醸造家の運河という名前を持ち、その名の通りかつては蒸溜所が立ち並んでいました。現在は、当時のレシピを使って本格的な蒸留酒を作る体験ができます。 ジンやリキュールなど、本場の蒸留酒を飲むことができるので、オシャレな大人旅や、お酒好きの人にはとっておきの運河です。
ストックホルム(スウェーデン)
たくさんの島々が湖に囲まれたストックホルムは、 「北欧のヴェネツィア」 と呼ばれ、近年人気を集めている都市です。湖に浮かんでいるように見えるストックホルムは、絵本の中に飛び込んだような印象を与えてくれます。
6〜7月は、一日中日が沈まない「白夜」があり、この時期は観光客も地元の方もみんな一緒になってダンスをしたり食事をしたり、白夜を楽しんでいますよ。
北欧のヴェネツィア、ストックホルムを訪れたなら、中央駅からすぐの市庁舎は絶対に訪れてほしい場所です。高さ100mを超えたタワーを登ると、そこからは湖に囲まれたストックホルム旧市街が一望できます。世界一美しいとも呼び声が高い景色は必見ですよ!
番外編:なぜそんなところに?水上に浮かぶ美しい建物
ブレッド湖(スロベニア)
広い湖の真ん中にポツンと位置する不思議な景色が見られるのは、スロベニアにあるブレッド湖です。まばゆい青色の湖面に映る緑の山々や白い雲。 この美しさは「アルプスの瞳」とも言われています。
その美しさゆえに、ヨーロッパ有数の別荘地としても人気を誇っており、セルビアの王族たちや、名家・ハプスブルク家の人々にも愛されてきた場所だと伝えられているそうです。
湖に浮かんでいるのは、 17世紀に建てられたと言われている聖マリア教会です。 この不思議な教会へ訪れるために多くの人がボートに乗り込みます。手漕ぎボートで向かうので、なんだかおとぎ話の中の出来事のようで胸が高鳴るでしょう。
教会内には、荘厳な祭壇や絵画があったり、 「望みの鐘」と呼ばれる願いが叶うと言われている鐘 があったり、小さいながらも見どころがある島です。
また、ここには愛を司る女神が宿るという言い伝えから結婚式を挙げたいというカップルがたくさんいるのだそうですよ。結婚式の間は、教会の中に他の訪問者は入ることができないので、誰にも邪魔されることなく神様の前で愛を誓うことができます。
その他にも、 99段ある教会へと続く階段は、新郎が新婦を抱き上げて上っていくという「新郎の挑戦」で愛を確かめることもできるそうです。この階段を登り切ることで、結婚に適した成熟した信頼できる男性という象徴になります。
まさに結婚式にはうってつけの教会です。美しい景色の中で、愛を誓い合う。なんともロマンチックな場所ですね。
それぞれの水の都の特徴を楽しもう!
世界に水の都と言われている場所はたくさんありますが、どこも同じものは一つもなく、それぞれ特徴のある美しい景色を見ることができます。
穏やかに流れる水の様子、煌めく水面、心落ち着く水の音…。水の都で過ごす時間はきっと、癒しを与えてくれるはずです。ぜひ、たくさんの水の都の美しい景色を見に行ってみてくださいね!
※最新情報は公式ウェブサイトも合わせてご確認ください。
やってみよっか?