世界のチップ事情まとめ|海外旅行でのチップの相場や必要な国を紹介!
海外を訪れた際、気になるのがチップ事情。
いつ誰に、どれくらい渡せば良いものか、悩んだ経験のある方も多いのではないでしょうか。世界中のアクティビティを取り扱うVELTRAで、お客様にご案内している情報から、人気エリアのチップ事情をお届けします。
チップが必要な場面は?
チップの文化が浸透している地域では、以下のようなタイミングでチップを渡すのが一般的です。現地の通貨が手元にない場合、米ドル等の主要通貨でも受け取ってもらえるケースが多いですが、相手方に両替の手間がかかってしまいます。できれば予め現地の通貨を用意しておきましょう。
タクシー/空港送迎
降車時
ツアーガイド
ツアー終了時
※予めツアー代金にチップが含まれている場合もあります。
ホテル
ポーター
荷物を運んでもらった時
ハウスキーパー
外出する際に部屋に残しておく。気づかれやすいよう、枕元やベッドサイドに置いておくのがおすすめです。
スパ
施術終了時
レストラン
・現金の場合:会計後にテーブルに置いておく
・カード払いの場合:レシートのチップ記入欄に金額を記入
※レストランによっては、請求額に予めサービス料が含まれている場合もあります。
※ファストフード店やセルフサービスのカフェ、屋台等のカジュアルなお店ではチップは不要です。
支払い金額の相場は?
本来チップは強制ではありませんので、基本的にはサービスへの満足度に応じての支払いで問題ありません。しかしながら各地域によって一般的と言われる相場もありますので、VELTRAでは大体以下の金額を目安としてご案内しています。あくまでも目安ではありますが、参考にしてみてください。
アメリカ(ハワイ・グアムも含む)
他の欧米諸国と比べても、アメリカは特にチップの文化が浸透していると言われています。サービス業に従事する人々にとっては貴重な収入源でもありますので、 よほどの理由がない限りはチップを渡す ようにしましょう。 両替の際、1ドル札を多めに貰っておくと安心 です。
空港送迎
料金の10%程度(乗合の場合はUS$1~5程度)
タクシー
料金の15%程度
ツアーガイド
貸切の場合、料金の10~20%程度
ホテルのポーター/ハウスキーパー
US$1~3程度
レストラン
料金の15~20%程度
スパ
US$10~20程度
ヨーロッパ
ヨーロッパでも 多くの観光地でチップの文化が浸透 しています。大体以下の金額を相場として渡しましょう。ただし、ヨーロッパには沢山の国がありますので、 なかにはチップの習慣がそこまで浸透していない地域もあります 。例えば、観光大国の中でも、スペインは比較的チップの文化が薄い国と言われています。 旅行予定地にどのくらいチップの文化が根付いているのか、事前にガイドブック等で調べておきましょう 。
またヨーロッパでは、 トイレの利用に¢50程度の支払いが必要 な場合があります。その場では両替ができないことが多いので、細かい小銭はなるべく取っておくと安心です。
タクシー
料金の5~10%程度
ツアーガイド
貸切の場合、1日€30程度
ホテルのポーター/ハウスキーパー
€1程度
レストラン
料金の10~15%程度
※サービス料として予め請求金額に含まれている場合も多いため注意。
トイレ
¢20~50程度
アジア
台湾や韓国等では日本同様チップは不要 ですが、 観光業がメインの国々ではチップの文化が浸透 しつつあります。特に観光客向けの高級店ではチップが期待されますので、良いサービスを受けた場合には気持ちよく支払ってあげましょう。なお、 アジアではレストランやスパの価格帯にかなり幅があります ので、高級店ではチップを多めに支払ったり、リーズナブルなお店では少なめにしたりと、ご自身の感覚で調整してみてくださいね。
タクシー
基本的には不要、端数を切り上げる程度でOK
ツアーガイド
・カンボジア:貸切の場合、1日US$1~5程度
・タイ:基本的には不要
・ベトナム:基本的には不要
ホテルのポーター/ハウスキーパー
・カンボジア:US$1程度
・タイ:20バーツ程度
・ベトナム:1~2万ドン程度
レストラン
基本的には不要(高級店は料金の10%程度)
スパ
・カンボジア:US$1程度
・タイ:50~100バーツ程度
・ベトナム:5万~10万ドン程度
中東(ドバイ・トルコ)
欧米ほどではありませんが、 中東においても、観光地ではチップの文化が浸透 してきています。良いサービスを受けた場合には、以下金額を目安に支払いましょう。できれば現地通貨での支払いが望ましいですが、 トルコでは米ドルが使える場所も多くあります ので、現地通貨がない場合はドルでの支払いでも問題ありません。
タクシー
端数を切り上げる程度
ツアーガイド
・トルコ:貸切の場合、1日TL90程度
・ドバイ:貸切の場合、1日Dh30程度
ホテルのポーター/ハウスキーパー
・トルコ:1日TL2程度
・ドバイ:Dh5~10程度
レストラン
料金の10%程度
(参考)基本的にチップが不要な観光地
中国、台湾、韓国、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなど
まとめ
現地の声を聞いてみると、ただ生活費の足しとしてだけでなく、お客様にご満足いただけた証として、チップを励みにしているスタッフも多いようです。日本ではあまり馴染みのない文化のため、ついつい構えてしまいがちですが、お世話になった人への感謝を伝える手段として、気楽に考えてみても良いかもしれませんね。
近年様々な観光地でチップの文化が定番化しつつあります。現地で気持ちよく楽しめるよう、旅行先のチップ事情は事前にチェックしておきましょう!
やってみよっか?